「プリウスの車検代をできれば安く済ませたい」
プリウスを購入して2回目、つまり5年目の車検の時期になりました。
※乗用車は新車から3年目で初回車検、5年目で2回目の車検。
車検と言えば「高い」「高い」そして「高い」の三拍子が揃っています笑。
もちろん予算も湯水のごとくあるわけではないので、なるべく安く済ませたい。
けど、適当にはやって欲しくはない。
そんなわがままな方のために今回、ディーラーとネットサービスである、楽天車検の両方で見積りをとってみました。
車検はディーラーだけでできるわけではありません。「安く」それでいて「安心」できる
民間の優良な車検センターがあるならそれに越したことはありません。
新車から、5年が経過した約50,000㎞走行した旧型30系のプリウス。
実際にどのぐらい価格差が生まれたのでしょうか。
両社の車検見積もりを比較して検討してみましょうね。
30系プリウスの車検費用「ディーラー」ち「楽天車検」の比較
ディーラーで見積もりをとった場合
まずは、知り合いのトヨタディーラーで分解見積もりをしてもらいました。
その前に、車検料金を節約する秘訣は「事前見積り」と考えています。
参考:車検費用を少しでも安くするなら、事前見積もりは絶対に必要。
なぜなら、先に見積りをとっておかなければ、いざ車検の当日になって、予想以上に交換部品が増えてしまう可能性があるからです。
基本的には、トヨタ、日産、ホンダなど、国内の主要ディーラー各社では、こちらが申告しない限り車検の事前見積もりは実施してくれません。
車検本番まで、時間に余裕のある方、車検費用に心配がある方は事前見積りをしておきましょう。
話は逸れてしまいましたが、実際に見積りをとってみました。
結論から言うと、エンジン始動で使う「補機バッテリーの消耗」ぐらいでその他に、今すぐ交換が必要な部品はありませんでした。
例えば、50,000㎞も走行しているなら「ブレーキパッドも交換かもしれないなぁ」と思っていたので、ブレーキ周りを重点的にチェックしてもらいましたが、実際には、全く減っていませんでした。
実際に分解したブレーキパッドの画像です。
残量が全く減っていないことにびっくりしました。
ただよくよく考えてみると、プリウスはハイブリッドカーですので、
電気を充電するために回生ブレーキシステム採用しています。
なので、通常のフットブレーキよりも弱めのブレーキ操作で済んでしまうためブレーキパッドが普通車よりも減りづらいとも言えます。
実際50,000km走行していても半分以上7割近く残っていました。
パッドを交換すると、工賃を合わせて15,000円ぐらいにはなるので助かります。
続いてエンジンルームも点検してもらいました。
プリウスは、ハイブリッドなのでファンベルトも装着されていません。
ですから、もちろん交換する必要もありません。
ブレーキも減らない、ファンベルトも装着されていない。
そうなると、消耗品なんて大したありません。
あとは、エアクリーナーエレメントとエアコンのフィルターぐらいですがわざわざ交換することもないと思ったので、清掃で処置をしてもらいました。
最終的にはバッテリー交換だけで、その他の不具合部位はありません。
悪い箇所が全部明らかになったところで、バッテリー交換を含めて見積もりをディーラーに作成してもらいました。
その結果、合計132,000円でした。
それでは内訳を見ていきましょう。
- 車検代:約54,000円
- バッテリー代金:約28,000円
- エンジンオイル交換費用:約7000円
- 法定費用:43,940円
- 合計:約132,000円
これで大体132,000円です。
まあ、わかってはいましたがバッテリーが高額だなぁという印象です。
でも、プリウスやアクアなどハイブリッドの始動用バッテリーの価格はディーラーでも民間工場でもこのぐらいの値段はすると思います。
つまりディーラーでは、バッテリーやオイル交換を除けば、97,000円ぐらい車検が受けられるわけなんですね。
ただ、それよりもびっくりしたのが5年50,000kmしか走行していないとは言え、全くダメージがなかったことでした。
ここは、やっぱり天下のトヨタ自動車といったところでしょう。
楽天車検を利用した場合
では、次に楽天車検の見積もりをサイトから確認してみました。
分解は二度手間になるので、わざわざお願いしていません。
ただ楽天車検のページを調べてみると、簡易的な見積りは掲載されています。
例えば、プリウスのページを見てみると、概算の見積金額が掲載されています。
ただ、全国平均の車検費用の総額は74,360円と計算されているのですが、こちらは、誤りで実際には64,760円になります。
なぜなら、楽天車検でも※2のページに但し書きがありますがハイブリッドカーによるエコカー減税が考慮されていないからです。
30系プリウスはすべての全てのグレードの重量税が本則税率の15,000円と非エコカーと比べて約10,000円安くなっています。
ディーラーと楽天車検で、衝撃的な車検費用の差。
それでは、バッテリーとオイル交換を抜かした金額でディーラーと楽天車検の車検価格を比較してみましょう。
プリウスの車検見積もり | ディーラー | 楽天車検 |
整備代金 | 39,827円 | 20,280円 |
検査代行手数料 | 13,932円 | 0円 |
法定費用 | 43,940円 | 43,940円 |
合計費用 | 97,699円 | 64,760円 |
その差はなんと33,000円!思った以上、衝撃的な価格差です。
確かにディーラーの車検費用は高いと言われていますがここまで違うとは予想外です。
法定費用はどこで車検を受けても変わらないので違いは「整備代金」を含むその他の費用しかありません。
つまり、ディーラーとその他車検整備工場の車検代の違いとは、法定費用を抜いた、その他の費用の差がそのままダイレクトに反映されているだけなんです。
改めてディーラーと楽天車検の特徴を比較してみました。
両社の違いを天秤に掲げてみると、私は以下のように分類します。
ディーラー | 楽天車検 | |
整備品質 | ◎ | ◯ |
価格 | △ | ◎ |
支払い方法(カード払い) | ◯ | ◯ |
特典 | △ | ◎ |
整備品質はメーカー系ということで、ディーラーに軍配は上がるでしょう。
いや、むしろディーラーにおけるアドバンテージはそこしかないのかもしれません。
ですが、楽天車検と提携している車検整備工場一覧を見ても特別聞いたことがないような、怪しい工場があるわけじゃありません。
- オートバックス
- ENEOS(エネオス)Dr.Drive
- 車検のコバック
- アップル車検
- ハートフル車検