知人がランドクルーザー100のディーゼルに乗っているのですが、
走行中にエンジンから異常音がなりはじめてきた。
また、うるさくなってきたと同時期に、
若干の力不足を感じるようになってきました。
エンジンのトラブルですので、そのまま放置しておくには、
不安があります。
また、早めに修理しておかないと今後大きな痛手になる恐れも感じたので、
ディーラーにて点検に出してみました。
ディーゼル車のランクル100系で、走行中にエンジンからの異常音が発生する原因と対処方法
原因は「ターボチャージャーの不良」という結論になったのです。
ターボチャージャーから異音が発生していた。
ちなみにランクルでも幅が広いので、車両明細を先にお知らせしておきます。
車名 | ランドクルーザー100 |
---|---|
型式 | HDJ100K-RNPGZ |
年式 | 平成13年式12月(前期型) |
走行距離数 | 23万2,000km |
実際には20万km以上走行しているので、どこが壊れてもおかしくない状況です。
ただ、点検してみなければ結果もわかりません。
いつも診断してもらっているディーラーに点検に出したところ、
原因は「ターボチャージャー本体」からの異音が発生しているという結果に。
試運転を繰り返して、異常音も確認できたので、
原因の絞り込みはディーラーにとっても難しくなかったようです。
また、ターボチャージャーはオーバーホールで修理という方法がありません。
なので、完全に元の状態に戻るにはターボチャージャー本体を交換するしか方法がないのです。
では、気になる修理費用を説明していきましょう。
ターボチャージャー交換の気になる費用は
ターボチャージャー交換工賃 | 36,800円 |
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ターボチャージャー本体部品代 | 210,600円 |
その他の子部品 | 5,500円 |
総額 | 252,900円 |
なんと25万円を超えてしまった。
なんとなく、わかってはいたのですが、
やはりターボチャージャー本体の価格が高いため、
部品代だけで約215,000円にもなってしまったのです。
さすがに25万円という修理費を捻出するにはとても難しく、
リサイクル品の中古パーツなどを当たってみたのですが、
ランクル100のパーツ自体、希少価値があるので見つけることができませんでした。
ただ、ターボチャージャーはリサイクル品を専門の業者でオーバーホールしている、
リビルトパーツが発売されているので、
新品よりは、低価格でしかも保証付きのリビルトターボチャージャーにて交換することにしました。
ターボチャージャー交換工賃 | 36,800円 |
---|---|
ターボチャージャー本体部品代 | 126,000円 |
その他の子部品 | 5,500円 |
総額 | 168,300円 |
リビルトパーツを使用することで、部品代が約半額の130,000円まで抑えることができました。
なので、今回は純正の新品ターボをやめて、
リビルトターボチャージャーを使用して修理することにしたのです。
ランクル100のターボチャージャー交換
交換作業はすべてディーラーにお任せしたのですが、
写真撮影をさせてもらいました。
ターボチャージャーは排気側に位置しているので、
マフラーが接続される、運転席側に位置しています。
取り外した、古いターボチャージャーになります。
写真ではいまいち伝わりにくいのですが、
本体の羽が多少曲がって、シャフトを回してみると偏心しているようにも見えます。
新旧の古いターボチャージャー並べて見ました。
リビルト品は、オーバーホールしていることもあり、
新品同様のクォリティーに感じます。
また、交換後1年間の動作保証がついているので、
中古でのリサイクルパーツを使用するより安心です。
最後に取り付け後の撮影です。
まとめ:20万km走行すると故障リスクは高まる
ターボチャージャー本体を交換した後は、
異常音もなくなり、中高速の伸びも良くなりました。
原因はターボで間違いなかったようですね。
今回の修理をまとめると、
- 異常音がする原因はターボチャージャーだった。
- ターボチャージャーは新品よりもリビルトパーツがお得(1年保証付き)
- 交換後に異常音も止まり、走りも快適になった
という結果に。
ただ、今回の修理で感じたことは、
どんな車でも20万km以上走行していると故障リスクが高くなる。
なので、今回修理したターボ以外にも、
ブレーキや足回り系、またはミッションやエンジンなど複数のパーツが、
次から次へと故障していく可能性はあるでしょう。
今回修理したランドクルーザー100は、13年車12月登録の前期型です。
私の周りには、ランクル100ユーザーがとても多く、
乗り換えしても、ランクルの乗るという方がほとんどです。
100系の前期型から後期型へ、
または100系からランクル200系に移行しているパターンが増えています。
車の修理タイミングはとても難しく、悩みどころではありますが、
大きな金額がかかる修理のタイミングのときこそが、実は買い替えどきなのかもしれません。
幸いにもランクル100は、どんなに古くても、
リセールバリューがあり、市場価値が他の車と比べて、圧倒的に高いので、
買い取り価格が他の車種よりも優遇されます。
修理するということも大事なのですが、
このリセールバリューの利点を活かして、「新しい車を買い替えのために査定額を知る」
という選択も、ひとつの方法ではないでしょうか。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
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