車税を滞納し続けてしまうとどうなってしまうのか?
とある知人にそんな質問を受けました。
自撮車税の納付書は、毎年5月頃に届きますが、今までは期日内に納付してきました。
しかし今年は手持ち金がなく、期限まで納付できませんでした。
さらに「督促状」のようなものも届きましたが、正直支払いの目処が立っていません。
そこで質問なんですが、
・自動車税を滞納し続けてしまうと一体どうなってしまうのか。
・自動車税を滞納した場合、どのような対処方法をとればいいのか
「利子が増える?」「もしかして逮捕される?」など、不安なこともありますが、車税を滞納し続けた場合の展開と私が考えられる対処方法のようなものを紹介します。
目次
車税を滞納し続けたらどうなるかと今すぐできる対処方法
自動車税を支払わなければ「督促状」が届く
自動車税を払っていないには主に、
・払い忘れている。
・支払うことができない。
と2種類存在します。
もし払い忘れているのなら、今すぐコンビニなどで支払いにいきましょう。
そうではなく、もし自動車税の負担がキツくて支払うことができないのであれば、また仮にこのまま自動車税の滞納を続けるとどうなってしまうのか。
まず、レベル1として1ヶ月以内に督促状(とくそくじょう)が自宅に届きます。
MEMO
支払い期限を過ぎた時点で延滞料金が発生します。
しかし、はじめの1ヶ月以内であれば、延滞料金は1,000円以内であることがほとんどなのでこれらは切り捨てられます。
それでも滞納を続けていると催告書が届く
督促状が届いても滞納を続けている場合、今後は催告書(さいこくしょ)という書類がやってきます。
これがレベル2ですね。
MEMO
催告書は、
・電話
・文章(内容証明郵便)
・直接訪問
などで行われますが、基本的には郵送で来ることがほとんどです。
ここまでしても、まだ支払われなければ、いよいよレベル3として財産差し押さえのための財産調査が行われてしまうのです。
「督促状」「催告書」を無視すると財産の差し押さえをされる。
自動車税の納期限を守らず、税務署からきた「督促状」「催告書」を無視しつづけると、いよいよ財産の差し押さえをされるための財産調査が行われます。
・金融機関
・勤務先
・生命保険会社
などに対する調査が行われます。
しかもこの財産調査、残念ながら法律でも定められているのですが、「個人情報の保護」は一切なく、本人の了承を得る必要はありません。
でも、その一方で財務調査を含めた差し押さえの時期については、多額の人件費が必要になるため、すぐには実行されず数ヶ月かかるのが一般的。
これは日本全国一律ではなく、都道府県によってかなり差があるのが実情なんです。
ただ、都道府県によっては滞納取り締まり強化月間を設定するところもあり、その時期に差し押さえが実行される可能性もあります。
たとえば、静岡県では11〜12月に「滞納整理強化月間」と設定されておりかなりの件数の差し押さえがされています。
しかも、タイヤがロックされ走行ができなくされるようなこともあります。
いずれにしても、財産の差し押さえは一般的に
・銀行口座
・給料(税金・社会保険料・交通費を除く)
から先で、それでも不可能な場合に限り、保険や車、不動産の差し押さえという順番になると覚えておけばいいでしょう。
自動車税を払わないと車検も取れない。
自動車税の支払いを無視して、車検を受けようと考える方も中にはいます。
しかし、残念ながら自動車税を払っていないと継続車検を受けることができません。
なぜなら、車検証の交付には納税証明書が必要だからです。
当然、ディーラーは当然として民間工場でも納税の有無が確認できなければ車検を受けさせてはくれません。
もし仮に受けてもらったとしても、陸運局で車検証交付のときに納税の有無が確認できないと車検証が発行されません。
・・・・・
じゃあ、車検が切れている状態で公道を走ったことが発覚した場合には、違反点数が6点と30日間の免停、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金と、重いペナルティが待っています。
そしてなにより、無車検の状態で事故を起こしてしまうと、自賠責保険が切れによる損害賠償金の負担ができず、いよいよ人生のリーチを迎える可能性があります。
もし「生活が苦しくてとてもじゃないけど自動車税が支払えない」とそんな状態なら、今あなたが住んでいる都道府県の自動車税の担当課に「分割払いができないか」など、できる限り相談してみましょう。
そして、それでも無理なら、最終的には財産である「車の売却」を検討しましょう。
自動車税が支払えないなら車を査定してみる。
もし納税ができなくても、カードローンなどで借金をしてまで支払う必要はありません。
もしこの段階まで来ているのなら、今乗っている「車を売却」してみるのも選択のひとつです。
たとえば、自動車税の支払いが4万5,000円で延滞金9%だとして約5万円の支払い義務が生じたとしましょう。
簡単に言うと、それ以上の価格で売却してしまえばいいんです。
5万円の支払い義務があっても、10万円で売却できれば問題なし。シンプルですよね。
そこで役に立つのが、一括査定という売却方法です。
自動車税を滞納したままでは買取業者に売却することができませんが、そこで大事なのが、今自分の車がどれぐらいの相場になるのか概算金額を出してもらうことなんです。
一括査定のサイトであるナビクル車査定では、申し込みしただけであなたの車がどれぐらいの価格になるのか、査定する前に算出することが可能です。
もし仮に、参考価格を算出して、売却額が自動車税の納付額よりも高ければ先に自動車税を支払っておいて売却してしまえばいいのです。
とにかく、まずは自動車税を支払うことに100%集中しましょう。
いやむしろ、納税しないことには物事は進みません。
税金の徴収について、日本ほどキッチリしているとこもありません。
財産の差し押さえなしに税金が帳消しになることはないので、まず払うものは払って改めてリスタートを切れるようなスタイルをとりましょう。
案外高く売れて、プラスになったりするケースもあるので、一度試してみるのがおすすめです。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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