70系のヴォクシーに乗っている友人から、
「走っている途中で、突然メーターにオレンジのエンジンランプが点灯した」との連絡が。
「そのまま乗っていても問題ないの?」と友人は随分と楽観的ですが、
私は「それエンジン警告灯じゃないの?」と逆に聞いてみました。
数日後確認をしてみると、やはりそのオレンジ色のランプはエンジン故障時に点灯する、
エンジン警告灯でしたので、そのまま走行するのは危険だと判断して、
不具合内容の確認と原因。また修理費用の見積もりをとってみました。
70系ヴォクシーエンジン警告ランプが点灯したときの解決方法
オレンジ色に光るエンジンランプとは一体何?
まずは見てもらったほうが早いでしょう。
オレンジ色に点灯している、エンジン警告ランプとはこちらです。
通常エンジンに問題がなければ、走行中に点灯することはありません。
ですが、どこかに異常が生じてしまった場合には常時点灯する構造になっています。
つまり「今、現在のエンジンのどこかに不具合が起きてますよー」
とお知らせしているのです。
しかも、試運転をしてみると、ちょっとアイドリングが不安定な状態です。
現在のトヨタ車のエンジンはコンピューター(EFI)制御ですので、
アイドリングが不安定になってしまったり、
エンジンの振動がある時点で、どこかに不具合が起きている可能性が高いんですね。
エンジン警告灯の不具合原因
実際、ディーラーにて点検をしてみました。
すると、あまり聞き慣れない診断内容になりました。
「エンジンバルブのコントローラー不良」と断定されました。
「バルブコントローラーってなんなん?」という疑問ですが、
70系ヴォクシーのエンジンである「3ZR」は、
エンジンのバルブタイミング機構に「可変バルブマチック」というシステムを採用しています。
可変バルブマチックの役割は、
運転状態に応じて、エンジンバルブの量や角度を最適に連続可変することにより、
エンジンの性能や燃費向上を実現しています。
で、エンジンバルブのコントローラーっていうのは、
そのエンジンバルブの量や角度を連続可変させるために、
司令を出す役割を担うパーツです。
ですから、このコントローラーがなんらかの理由で故障してしまうと、
エンジンバルブが適切に動作しないので、
アクセルを踏んでも出力不足になってしまったり、アイドリングが不安定になってしまうのです。
ただ、このコントローラーやはり高額パーツになるんです。
ヴォクシーのエンジン警告ランプの見積り費用
ざっと今回の修理の見積もりです。
「はーそうだよねやっぱりこれぐらいはするよねー」という感じの
「108,000円」高っか。。
突然ランプが点灯して、10万円ってやっぱり故障は怖いですよね。
「保証修理ができるんじゃねー」と一瞬考えましたが、
トヨタの適切な保証期間は「5年間、または走行距離100,000km」ですので、
現在の平成28年で、
22年式である、友人のヴォクシーは「保証対象外」という結果になりました。
「トヨタの特別保証」
エンジンや乗員保護装置など、走行や安全に関わる重要な部品は、特別保証として新車から5年間または走行距離100,000kmまで、保証の条件に当てはまる場合には無料で保証修理を受けられます。
まとめ
見積もりを友人に説明すると、
元々「新型のヴォクシーZS」に入れ替えするつもりだったようで、
あっさりと代替の方向に進んでしまった。
参考:やっぱり欲しい!上級グレード80系ヴォクシーZSのガソリン車が魅力的な理由
ただ、そのまま修理工場に下取りを出すと、
二束三文にしかならないので、とりあえずエンジンのチェックランプをそのままにして、
下取りではなく、ネットの一括査定に申し込むとのこと。
このあたりは、友人もある程度のモノサシのような基準があり、
「だって7年も経過した車を10万円以上かけて修理するのは勿体ないでしょ」
と、考えてみれば納得の結論に至ったようなんです。
70系ヴォクシーが故障したから、80系ヴォクシーに入れ替えをする。
案外これが代替のベストタイミングだったのかもしれませんよね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。