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車の故障トラブル

RAV4のエンジンのアイドリング不安定でエンストも!その修理方法は!?

更新日:

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トヨタRAV4に乗っている私の友人からこんな修理相談がありました。

信号待ちで、Dレンジにしてブレーキを踏んでいるとエンジンがぶるぶる震えてエンストしそうなんだけど。。。

症状を確認してみたところ、
確かに、Dレンジにしたときのエンジン回転数が不安定で、今にでもエンストしそうな勢い。

しかも、回転数が低くなるだけではなく、上下に振れるハンチングなども伴っているので、
まずは、知り合いのディーラーに持ち込んで点検してもらった。

ただ、このRAV4に搭載されている「1AZ」と言われている1.8LのD4エンジン
昔から、トラブルが絶えない悪評高きエンジンなんですよね。

トヨタ RAV4のエンジン不調の原因と修理方法

アイドリング不調による不具合の原因

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不具合内容をディーラーに伝え、基本点検や診断ツールで確認してみたところ、
担当者の整備士さんの方が言うには、
エンジン内部に蓄積されたカーボンが詰まって、エンジン各部の動きが極端に悪くなり、エンスト及び、アイドリング振動が発生する」とのこと。

通常ガソリンエンジンには、アイドリングの回転数を保持するためのスロットルバルブが装着されています。

簡易的にエンジンコンディショナーなどで清掃すれば復活することもありますが、
こちらのD4エンジンにはそのバルブが装着されていません。

しかもこのD4エンジンは昔からなにかと曰くつきのエンジンでもあるのです。

D4エンジンとはなに?

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そもそもD4エンジンとはなんなのか。

D4(Direct Injection 4-Stroke)エンジンとはトヨタ自動車の直噴エンジンの略になります。

D-4は1996年(平成8年)に3S-FSEに搭載される形で登場した。
その後、新たな燃焼コンセプトとして1999年(平成11年)には「第二世代D-4燃焼系」が2JZ-FSEに採用され、
その後のD-4エンジンに適用された。

第一世代と第二世代の大きな違いとしては、第一世代では燃料の噴霧形状は円錐状であったが、第二世代では貫徹力の高い扇状の噴射を行うファンスプレーとし、ピストン頂部に凹みを作り貝型の燃焼室にした点などがある。

長時間のアイドリングなど特定のエンジン回転域を多用されるような運転により、
インテーク側にカーボンが徐々に堆積して吸気の流れが変化し、アイドル不調が発生することがあり、当該現象については保証期間が5年または10万 Km以内から9年以内に延長されている。

燃費を良くするために開発され、発売されたエンジンなのですが、このD4エンジン。
「とにかく壊れやすい」という評判。

事実、このエンジンを搭載した車種は、
トヨタのリコールのような扱いに近い、サービスキャンペーンにもなっているのです。

D4エンジンはサービスキャンペーン対象になったこともある。

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参考リンク:ノア、ヴォクシーなど 16車種のサービスキャンペーン

過去には、カーボンの蓄積がひどいせいで、サービスキャンペーンの対象にもなっています。

RAV4はもちろん、違う車種で同じエンジンを使用している、

  • 60系ノア・ヴォクシー
  • ウィッシュ
  • アベンシス
  • ガイア
  • ナディア
  • オーパ
  • プレミオ
  • カルディナ
  • ビスタアルデオ

など、今でも現役走っている60系のノア・ヴォクシーや、
もはや姿がほとんど見ることがなくなったナディア、ビスタアルデオまで、
計16種類の車種が、カーボンの餌食となりトヨタの無料修理の対象となっているのです。

しかも、サービスキャンペーンを実施したところで、
抜本的な修理とはならず、今でも同じように故障を繰り返しているのです。

修理するにはどうすれば良いのか?

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ではどうすれば、エンジンのアイドリング不調を治すことができるのでしょうか。

残念ながら、本気で修理するのならエンジン本体を新品に交換するしか方法はありません。

トヨタディーラーでも、カーボンクリーニングをしてくれますが、
洗浄作業は根本的な修理ではなく、あくまで簡易的な方法でしかないのです。

最初は良いけど、数カ月もすればまた同じような症状になる可能性は高くなります。

つまり、本気で修理をしたいのであれば、

  • エンジン本体
  • EGRバルブ
  • スロットルバルブ

など、エンジンの核となる本体を交換するしか方法はありません。

私個人的な意見を言わせてもらえれば、そこまでして修理する必要はないと思います。

エンジン本体を新品で交換すると最低でも約50万円ぐらいは必要です。
しかも安くするために中古エンジンを使っても、その中古パーツも同じように、
カーボンが詰まっている恐れがあります。

つまり、もし本気で修理をおこなったら、同じRAV4の中古車を購入することできますし、
そして、もう少し追加投資をすれば、新しいモデルのRAV4や同型車であるヴァンガードを購入したほうが、将来的にはいいでしょう。

まとめ

最終的にまとめると、D4エンジンが搭載されているRAV4のエンジン不調は、

  • カーボンの蓄積が原因
  • D4は欠陥的なエンジンである
  • 完全に修理するにはエンジン本体を交換する必要がある

でしょう。

ただ、高額な修理費用を支払ってまで修理するのかは大きな疑問。

アイドリングが不調になったり、エンストしそうになるので、走行するにはちょっと危険な状態ですが、一括査定を利用して車を売却するか、下取りに出して、新しい中古車を購入したほうがいいでしょう。

平成12年車なので、年式的や走行距離も、そろそろ限界が来ていてもおかしくないのですから。


私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。

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