「今バカ売れしている新型ジムニーって旧型と比較してどんな車になったの?」
1998年に行われた2度目のフルモデルチェンジ以来、久しぶりの全面刷新となった4代目新型ジムニー。
気になっている方も多くいることでしょう(私もその1人w)
ただ、新型に切り替わってどれぐらい進化、パワーアップをしているのでしょうか。
そこで、私と同じようにジムニーを購入しようとしたけど完全に購入の船に乗り遅れてしまったユーザー向けに、4代目新型「JB64ジムニー」になって強化されたポイントを解説しましょう。
目次
新型「JB64ジムニー」にモデルチェンジして進化した8つのポイント
ジムニーのエクステリア:スクエアボディになりスタイルアップ!
今回の新型ジムニー、なんといっても最高なのがデザインでしょう。
とくに前モデルであるJB23(左側の写真)に比べ、完全にスクエアボディ(四角い)になっていること。
無骨で硬派なスタイリングです(いやマジでカッコいいです)
なんとなく、初代ジムニーに原点回帰しているイメージでしょうか。
もちろん、ただ原点に戻っただけではありません。それプラスα現代風に上手に作り込んでいます。
筆者が見て感じたジムニーの好きなところ
- 5スロットグリルと丸型ヘッドランプのバランス(LEDランプを点灯させると尚更カッコいい!)
- オフロードのタフさを演出する樹脂製フロントバンパー
- 前側のピラーをすらっと立たせた4WDらしいプロポーション
- ピラーとボンネットフードの間に、スリット形状の造形。
- コンパクトに収められたレトロタイプのリアコンビネーションランプ
丸型タイプのSUV車が多い中で、個人的には「FJクルーザー」や「旧型エクストレイル」が好きな私にとっては、今回のジムニー購入意欲がそそられます。
いわゆるオフロード4WD車の定番的デザインに立ち戻っているんですよね。
ジムニーの原動力は新型「R06A」ターボエンジン
エンジンは、従来のモデルよりも4.8kgも軽量化されコンパクト化した「R06A」ターボ型エンジン。
このエンジンは、ワゴンRやアルトなどスズキの中核車種に搭載されていますが、これらと大きく違うのはジムニーだけがFRベースの縦置き構造なんです。
もちろんFRベースにすることで、燃費の面で若干劣ります。
しかし、コアなファンからするとこの機構やパッケージングが愛されている理由になっていますし、そもそもFFベースにはハスラーやクロスビーなどあるのでやはり「ジムニー=縦置きエンジン」という図式には変更なありません。
前のモデルよりも確実に進化され、今まで以上に高速走行&ロングドライブが快適になっています。
ラダーフレームの伝統は継承し、さらにパワーアップ
伝統のラダーフレームは前モデルからそのまま継承。
しかし、今回のモデルから新たにクロスメンバーを2本、中央にXメンバーを加えて剛性アップを果たし、ねじり剛性は旧型比1.5倍に跳ね上がりました。
しかも衝突安全性能が上がっており、足回りのチューニングも容易になりました。
スイッチからレバーに変更サブトランスファー
従来のモデルではボタン式(左側の写真)だったパートタイム4WDへの切り替えでしたが、2004年以前のレバー式に戻りました(右側の写真)
開発者によると、「操作している感覚を実感できる」システムに戻したとのこと。
私は北海道の地方都市に住んでいるのですが、雪道でスタックしたあと、4WDに入れて抜け出そうとスイッチ操作しても4WDに入らないことがありました。
それが、レバー操作で強制的に切り替えることができるのは大きなポイントでしょう。
電気的に作動させるより、レバーを動かして強制的に動かすほうがジムニーには似合っているかもしれませんよね。
室内装置はシンプル・イズ・ベスト
ジムニーのインテリアは非常にシンプル。
旧型ジムニーに比べて、インストルメントパネルに対して水平方向にすらっと流れるようなザインとされています。
これは、車両の状況と姿勢を掴みやすくするための効果があるため。
また、必要な計器類をシンプルに配置して、マルチインフォメーションディスプレイも中央に配して視認性を向上させています。
スクエアボディとフルフラット化で荷室の使い勝手は向上!
前モデルのJB23Wはボディが出っ張っているような形状だったので、思ったほど荷物が乗りませんでした。
しかし、今回のジムニーはスクエアボディの恩恵もあるおかげで352Lの荷室スペースがあります。
また、ラゲッジスペースの後端部にはラゲッジボックスを装備し、小物や汚れたものなど気軽に収納するスペースもあります。
さらに、今回の目玉はなんといってもフルフラット化。
乗車位置から荷室まで、シートがフラットになることで、
- ハシゴなど仕事道具
- 釣り竿などの釣りグッズ
- スキーやスノーボードなどウインタースポーツグッズ
など、使い勝手が圧倒的に高くなりました。
これなら、車中泊なども問題なくできるようになりますね。
ボディカラーはよりグローバル化
ボディカラーのベースは2色。
- 第一線のプロが吹雪が濃霧など悪天候を想定した際に目立つ色の服を着ることをヒントに生まれた「キネティックイエロー」
- ハンターが森林警備隊がその存在を潜めるために用いる色合いから発想し誕生した「ジャングルグリーン」
この2色をベースとして、従来カラーやツートンカラーなど、多彩なラインナップが用意されています。
ジムニーに自動安全ブレーキが装着される。
ついに、ジムニーにも自動安全ブレーキが装着されます。
ランクル、ハイエース、ジムニーなどにも自動ブレーキが装着される時代なんですね(しみじみ)
デュアルセンサーブレーキサポートという、単眼カメラとレーザーレーダーで車や歩行者を据え自動ブレーキによって衝突回避、衝突時の被害軽減を図ります。
その他にも、
・車線逸脱警報機能
・標識認識機能
・ハイビームアシスト
・誤発進抑制機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
など、複数の安全装備が搭載されているので、女性ドライバーでも安心して乗ることができるでしょう。
あとこれらの安全装置については「XC」には標準装備されていますが、「XL」「XG」についてはメーカーオプションとして別途42,120円必要になるので注意しましょうね。
新型になり価格は16〜23万円アップ!
残念ながら、新型に切り替わって進化ばかりではありません。
それだけいうとフェアじゃないので、しっかりと明記しておきましょう。
旧型ジムニーは2つ、一方新型は3つのグレード構成になっているのですが、グレードの名前だけで単純比較した場合、価格は16〜23万円ほど高くなりました。
ただ、一方で旧型ジムニーのXCと新型ジムニーXLと比較した場合、3〜4万円しか変わらないので「XL」グレードを選んだとしたら価格に大きな違いはないでしょうね。
4代目新型「JB64ジムニー」の進化まとめ
今回新型ジムニーがデビューして進化した8つのポイントを解説していきましたが、
その中でもとくに、
- 原点回帰したスクエア型のボディスタイル
- 高速道路で長距離ドライブも快適になった新型ターボエンジン
- フルフラット化して車内の自由度がアップした!
- 女性でも安心!自動安全ブレーキ搭載
この4つが大きなポイントだと考えています。
あえてそこから1つだけ挙げるとしたら、「見た目」スタイリングが格段にいい!!ところ。
国産軽自動車では、真の意味で唯一無二の存在になりました。
正直なところ、通常使う分にはオーバースペックぐらい機能性が高く、まるで100m防水のダイバーズウォッチを陸で使うようなものかもしれません。
それでもやっぱり欲しくなるのは、新型ジムニーがスタイルよし乗ってよしだからではないでしょうか。
いずれにしても、まだまだ「待ちの状態」が続くと思うので、それまで楽しみに待っていましょう。
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