定年退職を迎えて、仕事や通勤で車を使わなくなると「車はとりあえず動けばなんでもいい」となってきますよね。
実際に、仕事を辞めたら半径5km程度の近場ぐらいしか乗らなくなるのですから。
たとえば、買いものとか銀行、ちょっとした病院ぐらいでしか使うことがないのです。
もちろん自分の車以外にも移動手段はたくさんあり、タクシーを呼ぶこともできるし、遠出なら電車で、さらに自分でレンタカーを借りて移動することだってできるのです。
そうなると、必然的に大きな車は必要なくなり、やがて「小さな車でも十分か!」ってなります。
ここでは、仕事も定年退職を迎え、近場の買い物程度でしか乗らないならどんな車に乗り替えるべきかを解説します。
「大きな車はもう不要!」と真剣に悩んでおり「小さめの中古車に乗り換えでも」と考えているなら是非参考にしてくださいっ。
目次
近場(近所)でしかほとんど乗らないならどんな車に買い替えるべきか。
乗用車ではなく、軽自動車に乗り換えをする。
近場程度でしか乗らないのなら、大きい車ではなく小さい車に乗り換えましょう。
具体的には、普通・小型乗用車に乗っているなら『軽自動車』に買い替えが一番。
なんといっても軽自動車最大のメリットは維持費で、毎年支払う自動車税も10800円と最高に安い。
とくに乗用車のコンパクトカーと比べても、約30%程度で済みます。
また軽自動車のコスパの良さは自動車税だけではなく、
- 燃費によるガソリン代
- ボディサイズによる車検代
- オイル交換などのメンテナンス代
- 自動車保険保険料
などなど、 全てにおいて乗用車よりも安くなります。
さらにボディが小さく小回りも抜群に効くので、駐車場などで隣の車に擦ったりする心配も減ります。
「軽自動車は安全面に不安がある」そんな意見もあるけど、それはあくまで遠出をしてスピードが出ている状態での話です。
近場程度でスピードも出ていないなら、軽自動車でもまったく問題ないんですよね。
もしそれでも「どうしても安全面に不安があるなぁ」と悩んでいるなら、ちょっと割高になるけど、衝突安全ブレーキ等が装着される軽自動車に乗り換えればいいんですよね。
アイドリングストップ機能は選ばない(使わない)
近場程度の短い距離しか乗らないなら、現在主流になっているアイドリングストップ機能の車は選ぶ必要はありません。
アイドルストップ車最大のメリットは『燃費の向上』
信号が赤になり信号待ちの状態になったらエンジンをストップ、青になってブレーキを離した瞬間に再始動をすることで無駄なアイドリング時間を減らすことでガソリンを節約します。
しかし、短い距離で乗るシチュエーションが続くなら、このストップスタートの繰り返しが大きな仇となり、バッテリー早期寿命の原因にもなるのです。
しかもアイドリングストップ車は、専用のバッテリーを使っているので価格が非常に高額でノーマルタイプのバッテリーよりも1.5倍から2倍近くの料金が必要になります。
燃費を気にするあまり、本来なら耐久性があるはずのバッテリーを何度も交換するのは正直意味がありません。
またアイドリングストップ付きの軽自動車を購入することは、年式が新しく、走行距離も短いことから車両本体価格も高騰する傾向にあります。
短い距離しか乗らないのなら、そもそも燃費などあまり気にする必要はありません。
近場程度で乗るなら、私は軽自動車のお手頃な中古車を選ぶべきだと考えます。
車に乗れる期間が少ないからこそ程度の良い中古車の軽自動車にする。
短い距離で乗るくらいなら、無理をして新車を購入する必要はありません。
たとえば、定年退職をした場合、毎月の固定収入はなくなります。
そんな状態で150万円以上もする新車を購入するのはどうしても不安が付きものです。
それなら、あとどれくらい車に乗れるのかを客観的に考えながら「程度の良い軽自動車」に乗り換えすることを考えましょう。
わざわざボディが大きい高級車に乗る必要はありません。
高速道路をかっ飛ばすわけじゃないから大排気量の車も必要ありません。
壊れにくいダイハツやスズキ定番クラスの軽自動車に乗ればいいのです。
個人差によりますが、いつの日か免許証を返納するタイミングもくるはずなのですから。
近場(近所)に乗るだけでも満足できるおすすめ軽自動車
それでは具体的にどの軽自動車がおすすめなのかを解説していきましょう。
私が今まで見てきた中で、これはもう鉄板中の鉄板かもしれませんが、定番モデルの「ダイハツのムーヴ」「スズキのワゴンR」のツートップで決まりです。
この両車は新車販売台数こそ「タント」「N−BOX」スーパーハイトワゴンに劣っていますが、運転のしやすさや扱いやすさでは絶対に負けていません。
定番モデルで価格に自由度があるムーヴ
軽自動車を中心に手掛けるメーカーのダイハツで、その中でも主力車種がムーヴ。
新車販売台数はタントに劣りますが、初代モデルから数えると20年以上の歴史があり、さらには新しいプラットフォームを率先して採用しています。
確かに見た目は地味の印象ですが、走行性能を熟成されており安全性も先進的。
またムーヴは軽自動車クラスの中でも「居住性」「実用性」「燃費性能」「走行性」といった、軽自動車に求められるパフォーマンスがうまくバランスが取れており、ルーフの高さにも余裕があるので室内にはゆったりとしたスペースを確保しています。
その結果、男性でも十分に快適に乗ることが可能。
定番の人気モデルとあって、価格帯も豊富に揃えており、良い意味でバラけていることから程度の良いものなら80万〜100万円程度から狙えます。
どうしても予算が合わないのなら、50万円ぐらいからでも特価車が購入できるので、求めやすい軽中古車になります。
視界が良好でロングセラーモデルのワゴンR
現在、軽自動車は、全長が1600mmを超える車種が全体の70%以上を占めます。
その先駆けとなったのが、1993年に発売された初代ワゴンRでした。
この車がヒット作となりこの後も好調を助けており現行型は5代目になります。
ワゴンRの特徴は前の型、現行型共に乗ったときの視界が良好であること。
「タント」や「N−BOX」などスーパーハイトワゴンには劣りますが、居住性も快適です。
その他、収納場所も豊富で助手席の前顔には上から「インパネボックス」や「トレイ」「グローボックス」との動作をグッド。
平均価格はムーヴよりも若干高くなりますが、5代も続くロングセラーモデルなので在庫もあり、現行モデル以外なら100万円以下でも十分程度の良いワゴンRを購入できるでしょう。
今紹介したワゴンRにせよ、ムーヴにせよ、どれぐらいの予算でどれぐらいの価格帯で販売しているのか?
もし自分で答えが出せないのなら、ガリバーの無料サービスクルマコネクトを使って、運転者のニーズにピッタリと合った軽自動車をプロのアドバイザーから提案してもらるので、もし機会があれば一度だけでも利用してみましょう。
まとめ
近所へ買い物程度の短い走行距離しか乗らないなら、
- 大きい車より小さな車
- お金のかからない乗用車より軽自動車
- 高い新車よりも安い中古車
この3つを心がけておけばいいでしょう。
事実仕事を辞めてしまってからは、車はほとんど足としてしか使われず、高い性能(駆動力や大きなパワー)は求められていません。
その辺の用事足しぐらいなら、オートマチック車で、エアコン、パワーウインドウが標準装備されているぐらいで十分で、とにかく、お金が消費していかないランニングコストが安い軽自動車にしましょう。
それでいて定価販売している新車よりも、一世代前ぐらいの高年式の軽中古車を選べばきっと長く乗られるはず。
そんな基準で中古車を探してみると、きっとあなたのニーズにピッタリな1台が見つかるはずですから。
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高く売却できれば、それだけ自己負担が少なく新しい中古車を負担なく購入することができるのですから。
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