以前、車を購入してもらった知人から「メーターに突然、ハイブリッドシステムエラーという警告表示が点灯しているんだけど!」との連絡が入りました。
車種は前の型プリウス30系で、年式は平成21年車で中古車で買ってから10万km以上走行している状態です。
過去、大きな故障をしたことがなかったのですが、ついにハイブリッド系統に異常が発生です。
これはプリウスだけに言える話ではないのですが、ハイブリッドカーは年数が経過したり、過走行車になり故障してしまうと、高額修理になる可能性があります。
今回紹介するプリウスも例外ではなく、高額な見積もりになってしまいました。
結局、ディーラーの診断機でチェックしてもらったところ、プリウスのハイブリッドカーの基盤「ハイブリッドバッテリー本体の故障」だったので紹介したいと思います。
目次
プリウス30系のメーターにハイブリッドシステムチャックの表示がされた。
ハイブリッドシステムチャックの診断は約30分
ディーラーでの点検時間は約30分。
ノートパソコンのような専用ツールを利用して、車に装着されている診断コネクターに接続し、ハイブリッドシステムチェックをしてもらった。
結論として今回の故障原因は「ハイブリッドバッテリー」でした。
今回故障したのは修理費用が高い「走行用」のハイブリッドバッテリーでした(汗)
まあ、ぶっちゃっけてくるべき時が来たのかなって感じでしたね。
ハイブリッドバッテリーの交換費用は約17万円
結論から言うと修理費用の見積もり金額は約17万円。やっぱり高い・・。
その中身を詳しく突っ込んでみると、ハイブリッドバッテリー本体が約15万2,000円、作業工賃が約1万8,000円と、ほぼハイブリッドバッテリー本体のパーツ代だということがわかります。
「そりゃあまりにも高額すぎないですかね?」思ったので、ディーラーの担当者に「ハイブリッドバッテリーの単体部品の故障じゃないの?」と聞いてみました。
そこでディーラーの方に部品の構成図を見せてもらったのですが、なんとここに注意書きが。。
「この部品は分解組み付け後の性能品質確保が困難なため単品では補給していませんと」としっかり書いてるんじゃないですか(爆)
つまり、この診断結果が出たイコール、もうハイブリッドバッテリー本体を交換するしか道は残されていません。
プリウスのハイブリッドバッテリーを交換した
ディーラーからの見積もりも出揃ったので、今回の依頼主に見積もりを渡して確認したところ、ハイブリッドバッテリー本体を交換することになりました。
相当悩んだ感じでしたが、まだ乗るつもりだったので渋々了承っていったところです。
ハイブリッドバッテリーの装着位置はトランクのスペース前側、リアシートの後ろ側あたりに置いてあります。
ちなみに、右側サイドスペースの後ろに見えるのが始動用の補機バッテリー。
以前、補機バッテリーの交換手順は解説しましたが、今回のハイブリッドのバッテリー交換との大きな違い。
「ハイブリッドバッテリーの交換は、専門知識のある修理工場やディーラーに依頼すること」
DIY感覚で、かんたんに交換できる代物ではないので交換手順は割愛です。
交換時間は車を預けてから「半日程度」で終わりました。せっかくなんで、交換済みのハイブリッドバッテリーを見せてもらいました。
見た目じゃ正直どこが悪いのか一切わかりませんよね(汗)
修理費用が高いと感じるなら査定も検討する。
今回、20万円近くの見積もりが出てしまったのですが、もし「ここまで高い修理費用を支払ってまで、修理するのもなぁ」と感じているなら、あえて修理せずに、査定見積もりに出してみてはどうでしょう。
現時点の問題は、
・メーターにハイブリッドシステムチャックが時々点灯していること。
・ハイブリッドバッテリーの故障が原因であること。
の2点ですが、まだ故障として初期段階です。
もちろん、診断してもらったディーラーに査定見積もりを出すわけではありません。
ハイブリッドバッテリーが故障とわかっているのに高く引き取りしてもらうことなんて不可能ですから。
では、どこで査定してもらうのかといえば、インターネットを通じて申し込みをする「車の一括査定サービス」です。
私も以前、自分の乗っていた同じ型のプリウスを一括査定に出しています。
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プリウスの下取り額に大きな不満!一括査定を使って高く売却する方法
私は「プリウス」をディーラーに下取りしたとき、想定したより遥かに低い査定額でした。 だから、下取りは一旦やめてネットで一括査定を申し込み、4社の業者から同時に査定してもらったところ、最高値と最安値の差 ...
このときも、ディーラーの査定価格よりも20万円以上高い見積もりを提示してもらいました。
私が申し込みをした「ナビクル車査定」という一括査定サービスは、50社以上の業者の中で厳選された最大で10社の中からそれぞれ概算金額を先に提示するという方法をとっています。
もちろん実際に査定してもらわないと、本当の金額は算出できません。
しかしネットを通じて依頼しているので、本当の市場価値から査定額を判断してもらえるのでディーラーや近所にある買い取り業者で売却するより、よほど高くとってもらうことが可能です。
もしハイブリッドバッテリーが故障している疑いがあって、修理に抵抗を感じるなら一度査定に出してみるという方法があることも覚えておきましょう。
まとめ
今回のような故障を考えてみると「燃費が良い」という理由だけでハイブリッドカーを買うのは考えものです。
なぜなら、ハイブリッドカーで故障すると、今回のような高い修理になってしまう可能性があるのですから。
もちろん乗れば乗るほど、走行距離が伸びるほどハイブリッドカーの方がお得になるのは間違いありませんが、一方でハイブリッド系統のパーツが次々と故障していく可能性だって「0%」ではないんですよね。
いずれにせよ、ハイブリッド系統が故障した場合は部品の交換をするか、それとも修理することを諦めて下取りや廃車にするしか方法はありません。
今回の一件で、私個人的な考えを言わせてもらうとすれば、21年車という年式や10万km以上走行している距離を相対的に見ると修理するのはもったいないと感じています。
最終的に修理するにしても、まず今のあなたのプリウスがどれぐらいの価値になるのか一括査定で見積もりを取ってみてからでも遅くはありません。
修理費用で大きなマイナスになるはずが、思っている以上の高い売却額で大きな大逆転につながるかもしれませんからね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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