「事故ってしまった!」
私の知り合いのかたから電話がきて、最寄りの工場に搬送されてきました。
見にいってみると、とても走行できる状態ではなく、
エアバックも開いている状態なので、もはやスクラップ状態なのです。
さすがに修理できないことはないが、
現状の状態からして修理をしないで、入れ替えを検討したほうがいいのではないでしょか。
目次
トヨタ ベルタの事故車
今回はトヨタ「ベルタ」の事故車が入庫しました。
完全なる前方不注意らしいとのこと。
前側特に右側面の損傷が深く、
ボディだけではなく、足回り系も損傷していて、
かなり大きな事故であった。
幸いにも首や肩などに怪我などもなく、
身体自体はまったく問題がないようでした。
ベルタの事故、損傷状態
画像をみていただければ、お分かりになると思いますが、
外装パーツのダメージはかなり大きい。
バンパー、ボンネットフード、右フェンダー、右ライトなど
外板に関してはほとんどが交換必要だろう。
こうやってみると、よく怪我もなくて済みましたよね。。。
ホイールとタイヤがグニャリと曲がっているのがよくわかると思います。
右サイトミラーも飛んでいって、ドアにも損傷ある。
エアバッグも開いてしまった
両側のエアバッグが開いちゃっています。
エアバッグが両方開くほどの事故なんてあまり起きることではありません。
乗員が無傷なことを考えると。
やはり、トヨタ車ははじめとする日本車の安全性はかなり高いと
感心してしまいますよね。
これが粗悪品な外車ならどうなっていたことやら。。
衝撃でガラスも蜘蛛の巣状態で、割れています。
余談になりますが、助手席側にエアバッグが搭載されている車が、
チャイルドシートを置くことを禁止しているのは知っていますか?
もしも、チャイルドシートが飛んで子供が投げ出された場合、
エアバッグに巻き込まれるか、前方のガラスに投げ出されるか、
どちらにせよ命を落とす可能性があります。
それを知らないのか?チャイルドシートを助手席に置いている方が非常に多い!
さらにいうと「しっかりと固定されていない!」ことがほとんどなのです。
このような事故をおこしてからではもう遅いのですよ。
チャイルドシートの意味をもう一度しっかりと考えてほしいと思います。
チャイルドシートはリアシートに置きましょう。
顔が見えないと不安に感じるならば、フロントガラスにミラーを貼り付けるなりして
工夫しましょう。(ちなみにミラーをフロントガラスに貼り付けは車検が通りません)
外装はひどくてもエンジンは無事
外装はひどく損傷していても、エンジンだけは無事なようです。
今回のケースではこのことだけが唯一の救いでした。
エンジンの始動状態もよく、
車自体が転覆をしていないため、無傷です。
エンジンは無事なのですが、外装部品の損傷がひどいため、
治すことはとても難しいのではないでしょうか。
実際に見積もりをお願いしたころ、
100万円を超えてしまいました。
それもそのはず、外装部品はほとんどが交換になり、
しかも足回り系の損傷も酷いため、交換費用を足回りのアライメントも必要になる。
またエアコン関係も故障が酷いため、余分に見積もりが増えていきます。
なによりも車両保険に未加入なことが痛い。
これでは自損事故で保険料がおりないのです。
ベルタの今後はどうする
では、この車をどうするか?
選択肢は主に3つ存在すると思います。
大きく分けて3つあると思います。
それでは解説していきます。
お金を払って修理する
一つ目は「お金を払って修理する」
見積もり費用が100万円を超えたって、やってできないことはありません。
だってどんなに損傷したってパーツが存在する限り復元は可能ですから。
また中古パーツを使用すると部品代金が低く抑えることができて、
修理費用を少しだけ圧縮することができます。
ただ今回のケースでは治すことはおすすめしません。
なぜなら治すよりも同じ車を購入したほうが安く購入できる可能性があるからです。
とても単純な話ですよね。
これが新車や未使用であれば、治したほうがいいのかもしれませんが、
実際のところ「ベルタ」の中古車は100万円を切った価格で販売されています。
事故車に100万円を支払うよりは、
同じ車に100万円を支払ったほうがいいですし、
またベルタにこだわらなくてもいいんです。
トヨタで言えば、同じぐらいの年式のヴィッツやパッソだっていいでしょう。
よほどの思い入れが無い限り、
お金を支払って100万円オーバーの修理をする意味はないんですよね。
ディーラーやショップに依頼して廃車にする
手っ取り早いのは廃車にする方法でしょう。
廃車をするには思った以上にお金がかかりません。
- リサイクル券
- 廃車費用『引き取り料金あわせて約3万円前後』
- 抹消料金『350円』
で済んでしまいます。
決して無理をして、治す必要はありません。
またディーラーや知り合いのカーショップがあれば、
代行でも廃車にしてくれます。
ディーラーなどで「廃車代行費用」はそれぞれ値段が設定されています。
お店によって代行費用がバラバラなので、どこがおすすめとかは言えませんが、
できれば、ある程度の付き合いのあるショップに頼むほうがいいでしょう。
またディーラーやカーショップ等で廃車を依頼すると、
部品取り車に使われる可能性が高くなります。
ディーラーやカーショップ等では買取業者との付き合いも多くあるので、
タイヤやバッテリー、テールレンズやヘッドライトなど、
パーツ単位で買い取ってくれるところがあります。
そういう話を聞いてしまうと、
個人的にはあまりいい気持ちにはなりません。
信頼できる場所で廃車にしてもらいましょうね。
事故車に買取サービス申し込む。
最後に事故車の買取サービスに申し込むという方法があります。
現時点ではこの方法が最強だと思っています。
今回のケースでいくと、外装パーツは使用できないが、
エンジンが使用できそうなので、買い取りをする価値は大いにあると思っています。
ここで大事なことは車の処分で困ったときは、
車全体としてではなく、パーツ単位で考えるということなのです。
車には価値が残っていないかもしれませんが、エンジンは価値がある可能性がある。
これが事故車買取サービスの最大のメリットなのです。
まずは無料なので相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
事故車だけではなく、不動車、水没車などの故障した車でも買い取りが可能です。
また、廃車にすると、手数料がかかるので
車の処分にお金をかけたくないかたにオススメです。
もちろん手数料も完全無料にて申し込みが可能ですので、まずはご相談を。