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アルファードのATオートマチックトランスミッション故障における修理費用は?

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アルファードATオートマチックトランスミッションが故障した

『アルファードの調子が悪いのでちょっと診てほしい。』

と、10系アルファードに乗っている知人からLINEがきました。

ただ、メッセージ内容からでは、完全に意図がわからなかったため、再度電話にて「調子が悪いとは、具体的にどこがどのような状態なんですか?」って聞いてみました。

すると、知人からは、

  • 40〜60km走行中に唸(うな)るような異常音がする。
  • 燃費が悪くなってきた。
  • アクセル踏むと回転するがあがり吹け上がってしまう。

とのこと。

故障内容と自覚症状の話をよくよく聞きすすめてみると、今回の自覚症状、すべてAT(オートマチックトランスミッション)に関連した不具合なんですよね。

そこで、実際車を借りてきて、問診した内容を元に試運転を実施し確認したところやはりATが故障していました。

アルファードのATオートマチックトランスミッションが故障!修理見積もりを解説する。

オートマチックトランスミッションが故障する原因

オートマチックトランスミッションが故障する理由については、以前にも『オートマチックトランスミッション(AT)が滑る原因と対策!』で記事にしています。

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主な故障原因として、

  1. 経年劣化によるAT本体の寿命
  2. 古い車に良かれと思って新しいATFに交換した
  3. ATF交換時に種類(グレード)を間違えていれてしまった。
  4. 水没などによる水の混入

などがあります。

しかし、今回の故障例でいくと、走行距離も8万kmを超えているため、経年劣化によるAT本体の故障と考えていいでしょう。

アルファードのトランスミッション交換見積もり

今回故障したオートマミッションなんですが、修理方法としては本体を修理ではなく、本体を交換するしかありません。

正直なところ、ミッションの中身は構造がとても複雑で、どこが故障して今回のような症状になっているのか断定するのが難しいからです。

要するに、「ミッション本体が故障しているのだから、本体をそっくり交換しちゃいましょう」という考えです。

アルファードのATをトヨタ純正品(新品)にて交換した場合の修理見積もり

オートマミッションの見積もりはディーラーでお願いしました。

まず、トヨタ純正品の新品オートマチックトランスミッションで見積もりをしてもらったところ、なんと総額68万2,700円にもなりました。

驚きなのが部品代で、48万4,000円もするようです。

修理の内訳を詳しく書いてみると、

  • AT本体(部品代):48万4,000円
  • ATオイル(油脂代):7,200円
  • その他(小部品):約5,000円
  • AT交換料(技術料):18万6,000円
  • 総額:約68万2,000円

もちろん、高額なのは部品代だけではありません。

オートマミッション本体を交換するためには、エンジン本体の脱着が必要になるため、技術料も18万6,000円となかなか高額見積もりになっているようです。

アルファードのATをリビルトパーツにて交換した場合の修理見積もり

純正品は信頼性が高い代わりに、部品代が高額になるというデメリットを同居しています。

そこで、トヨタ純正品ではなく、リビルト品のオートマチックトランスミッションでの見積もりをとってもらいました。

リビルトパーツとは?

リビルトパーツとは、ドライブシャフトやエンジンなど中古のコアを扱う専門業者が中古(リサイクル)品を一度、分解&再生したパーツのことです。
新しいパーツを組み付けることで、新品と同様のクォリティーを再現して、さらには1年間の保証付きです。

しかし、リビルトのオートマミッション本体も29万1,600円と新品よりはマシですが、十分に高額です

新品の同じく修理の内訳を解説すると、

  • AT本体(部品代):29万1,600円
  • ATオイル(油脂代):7,200円
  • その他(小部品):約5,000円
  • AT交換料(技術料):18万6,000円
  • 総額:約48万9,000円

部品代こそ20万円程度安くなりましたが、それでもトータルで約50万円程度の修理費用になります。

中古品トランスミッションの品質に問題はないのか。

部品代を少しでも安く抑えるためには、新品でもリビルトパーツでもなく中古のオートマチックトランスミッションを探すという手もあります。

アルファードは車自体の流通量も多く、ヤフオクやAmazon、また楽天などで探してみると中古品の掘り出し物が見つかる可能性はあります。

しかしその一方で、中古部品のトランスミッションは故障のリスクがあります。

なぜなら、いつ、どこで、どんな風に使用していたかなど使用用途が不明だからです。

しかも、購入する業者によっては返品ができないため、交換したのはいいが症状が全く改善しないという可能性もあります。

価格を安く抑えるために中古品を使用する以上、ある程度リスクを背負う覚悟が必要になります。

・新品=信頼性があるけど高額。
・リビルト=新品より信頼性は落ちるけど新品よりは割り安になる。
・中古品=安い代わりに信頼性が落ちる。

と、それぞれ一長一短があることを理解しておきましょう。

オートマチックトランスミッション故障したら買い取りしてもらおう

ミッションが故障するような高額な見積もりになってしまった場合、必ずしも修理するだけが正しい方法とは言えません。

なぜなら、高額見積もり=新しい車の入れ替え時期にきているとも言えるからです。

予算や状況によっては修理せずに、買い取りする選択肢をもっておいたほうがいいでしょう。

とくに、アルファードのようなラージクラスのミニバンは

  • ファミリー層に圧倒的な人気
  • 中古車市場での需要あり
  • 東南アジアなど海外へ輸出も可能

などいくつか複数の理由もあり、他の車種よりも高価買取が期待できるからです。

たとえば、車一括査定サイトであるナビクル車査定でも、アルファードの買取実績を掲載しています。

しかも、今回のように実際に走行しないと故障かどうか区別できない症状では、査定士が見落としてしまう可能性があるため、マイナス査定にもなりません(基本査定では試運転をしないため)

いずれにせよ、修理以外にも、売却するという選択肢も自分の武器としてもっておいたほうがいいのは間違いないでしょうね。

まとめ

・走行中に変速ショックが大きく、異常音が発生する。
・燃費が異常に落ちてきた

など、自覚症状があれば、オートマチックトランスミッションが故障している可能性が高くなります。

ディーラーで修理した場合、

  • トヨタ純正品での交換:約60〜70万円
  • リビルトパーツでの交換:約45〜55万円
  • 中古パーツでの交換:30〜35万円

ぐらいが相場だと考えておけばいいでしょう。

この金額が高いのか安いのかと言われると、そのユーザー次第になります。

人それぞれ、愛車にかける修理費用の予算は十人十色なんですから。

とはいえ、私個人な意見を言わせてもらうと、年式を考えた場合、修理するよりも買い取りしたほうがいいと思います。

今回、高額な費用をかけて修理したとしても、今後もエンジンやブレーキなどの大きな故障、また車検を含めたメンテナンス費用、さらに低年式による重課税(重量税+自動車税)があなたの負担になる可能性があるからです。

何度も言うように、修理以外の選択肢、客観的な視野で判断し、自分にとって何が重要なのかをしっかりと考えて、最終的な決断をしましょうね。


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