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アルファードのヘッドライト警告灯ランプ点灯の原因と交換料金!

更新日:

メーターにヘッドランプのオートレベリング警告灯がいきなり点灯した。

2.4L初期型アルファードGのAXに乗っている知人から、ヘッドライト警告灯がメーターに点灯したとの報告を受けました。

点灯しているのは水温計とガソリン残量ゲージの間にあるオレンジ色のランプ。
※ちなみにエンジンチェックランプも点灯している。。

そこで、この異常表示している警告灯の原因を調べるために、知り合いのディーラーにて修理依頼をしました。

今回の記事テーマは、ヘッドライトオートレベリング警告灯について、

  • ヘッドライトのオートレベリング機能とはなんなのか。
  • オートレベリング警告灯が点灯すると、どんな不具合があるのか。
  • 不具合箇所はどこなのか、また修理費用は一体どれぐらい掛かるのか(重要
  • オートレベリング警告灯が点灯していると車検に合格するのか。

など、様々な疑問点にフォーカスを当てて説明していきます。

誰だってメーターに警告ランプが点灯するって、気持ち良いものではないですからね。

初代アルファードのオートレベリング警告灯の修理と費用

そもそも論:オートレベリング機能とは。

そもそも「ヘッドライトオートレベリング機能ってなんぞや」って話になるのですが、通常ヘッドライトの高さを上下に調整するときにダイアル式のスイッチがある車見たことありませんか?

 

ちなみにこんなやつです。

これがいわゆるマニュアル式のヘッドライトレベリングスイッチになっているのですが、上下の調整を自動制御しているのがオートレベリング機能になります。

つまり、車の上下動を検出することによって、ヘッドライトの高さを自動的に動かす仕組みがオートレベリング機能の概要です。

そしてメーターに警告灯が異常表示しているということは、レベリング機能の働きに問題が生じているという状態なんです。

じゃあ、そのオートレベリング機能って「どこ」で「どうやって」動かしているのでしょうか。

それがわかれば、不具合箇所も見えてきます。

原因究明:センサーの位置と不具合内容とは。

10系アルファードの場合、右後ろのスプリング付近にセンサーが装着されています。

これが、ハイトコントロールセンサーというパーツ。

センサーはナットで止まっています。

車体が沈んだり持ち上がったりするとき、ロッドの位置も上下に動くことにより抵抗の数値が変化してヘッドライトの位置を自動制御しているのです。

ということは、このセンサーになんらかの故障があった場合、警告灯が点灯するのはわかりきったこと。

リフトアップして、右後ろのタイヤを外してそこからちらっと覗いてみると。。。

こんな状態になっていました。

写真で見たとおり、ロッドの部分がボッキリと折れています。
これでは、正確な車高を測れるわけもなく、ヘッドライトの自動制御なんてできるわけありませんよね。

まあ、原因ははっきりとわかったので見積もりをとってもらいました。

見積もり:ハイトコントロールセンサーの交換費用

ハイトコントロールセンサーの部品代と交換工賃を含む、修理費用は以下のようになりました。

「はい高額!めっちゃ高いぜ49,896円・・」

見積もりを確認してみると、41,688円とほとんどが部品代になっております。

まあ、ロッドの位置を変更することで抵抗を変化させる役割をしているセンサーなので、それなりの精密部品なので高額なのは仕方ありません。

また、非分解式なので中をバラバラにして修理など不可能です。

オートレベリング機能を使えるようにするには新品部品に交換するしか方法はないんです。

ただ、ちょっと気になったのですが、そもそも今回不具合オートレベリングランプ警告灯が点灯していると、車検に合否には影響があるのでしょうか。

車検の合否関係あるかどうかはグレーゾーン。

陸運局に問い合わせてみると、オートレベリング警告灯が点灯していることにより光軸が調整できない恐れがあるので、車検としては合格しない場合があるとのこと。

ただし、なんらかの修理をすることで警告灯を消して光軸がしっかりと調整した結果、車検の検査作業に大切なライトテスターの範囲内に入っていれば問題ないとのこと。

いずれにしても、車検の合否に関してはすごくデリケートな問題でもあるので、基本的にNGと考えたほうがいいと思います(私もそんな責任はもてないですし)

また、車検の合否判定については、各都道府県の陸運局で認識も違う可能性もあります。
同じように、ディーラーで車検の合否判定をする検査員でも変わる気がします。

そもそも検査員って言っても普通の人間なんで、それぞれで認識は違うものでですしね。

以前エントリーした記事に書いてあるように、警告灯が点灯した時点でアウトになる可能性もあります。

メーター内に警告灯が点灯している時点でアウトと認識していれば、突然高い修理代を請求されても気持ちの整理もついていますしね。

まとめ

以上でメーター内に点灯する「オートレベリング警告灯」による内容でした。

まとめると、

  1. 10系のアルファードで、ヘッドライト警告灯が点灯したらハイトコントロールセンサー故障の可能性が高い
  2. ハイトコントロールセンサーを交換するなら50,000円ぐらい必要になる(PS4余裕で買える)
  3. 車検に合格できない可能性もある

ということです。

故障するなら、最初からそんな装備つけんじゃねーよ」というツッコミどころ満載ですが、メーカーも10年先のことは想像することできないですしね。

まあ、明日のことだって誰にもわからないのに、10年先なんて予想できるわけないですしねぇ。

いずれにしても、警告灯が点灯している事実を踏まえると、なるべく不具合部品は交換するべきでしょう。

故障したまま使い続けるような放置グセがついてしまうと、どんな大きな異常があったとしても放置する癖が治らず、最悪の事故につながる可能性があります。

また、車検のときに交換してしまうと元々の車検費用+ハイトコントロールセンサーの交換料金が同時にかかるので、下手すると20万円以上の車検料金が必要になるかもしれません。

まあ、初代アルファードもデビューしてから、かれこれもう10年以上経過しているので、修理をせずにそろそろ売却も検討したほうがいいのかもしれません。


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