昔の車は10年10万kmでほぼ寿命を迎えていましたが、現在の車は一体どれぐらいの寿命期間なのでしょうか。
もちろん明確な基準があるわけではなく、基本的には「走行不能になったら」というのが答えなのですが、目安のようなものはあります。
もちろん「飽きたから」という理由で寿命と判断する場合もありますが、個人の感情は今回は抜きにします。※そんなこと言い出せば1年で飽きる方もいますしね汗。
そこで今回の記事では、
- エンジン
- ミッション
- ボディ外装
- インテリア内装
- 足回り
など、大きくこの5つのパートに分けて、どれぐらいの寿命と判断すれば良いのか考えていきましょう。
目次
5つのパートに分けて考える「車の寿命」タイミング。
エンジンの寿命は「異音」
寿命と判断されて、車の入れ替えの動機に繋がるもっとも多くの理由「エンジンの寿命」について。
そもそもエンジンの寿命とは一体どのような状態なのでしょうか。
エンジンの寿命は比較的シンプルで、
- ピストンとシリンダー
- エンジンのバルブ
- クランクシャフト
などが摩耗して、ガタや異音が発生してくると寿命と考えていいでしょう。
エンジンの不調は、センサーの故障などが原因なので案外安い料金で修理することができますが、エンジン本体の異音は交換するしか方法はありません。
またその他に、オイルメンテナンスが悪くなったりした場合、エンジンに汚れやカーボンが蓄積することにより異音が発生することもあります。
いずれにしても、エンジンの寿命自体は素材と組み込み精度が上がったことにより、30万kmから40万kmぐらいは走行できるようになってきています。
ただやはり、オイルメンテナンスを怠った場合には10万km前にでも故障するので注意が必要です。
ミッションの寿命は「滑り」や「変速ショック」
エンジン本体からのパワーを支え変速し続けている、ミッションも、エンジンと同様に負担が大きくなる部分でしょう。
エンジンはうるさくなってきても、我慢さえすればなんとか乗れますし、オイル漏れやオイル消費していようとも補充さえ怠らなければ乗り続けることは可能です。
ただ、ミッションについては「変速ショック」や「滑り」が発生してしまうと最悪走行不能になるのが問題です。
エンジンの限界が約30万kmに対して、オートマミッションの限界はそれより早い約15万kmぐらいでなんらかの故障は始まります。
また最悪なことに、オートマミッションは壊れると、ミッション本体で交換するしか方法はありません。
ドラクエみたいに復活の呪文があるわけじゃないんです。
一方でマニュアル車は、手荒に扱えば数万kmで故障しますが、乗り方やメンテナンスさえしっかりやっていれば寿命はいくらでも伸ばすことができます。
マニュアル車とオートマチック車なら、構造上マニュアル車のほうが長寿命ですが、なんと言ってもニーズが少ない。
また、現在の主流であるCVT車は、過去にはチェーン切れなど問題視されていましたが、今では性能が高く大きな問題はありません。
まとめると、
- マニュアル車はユーザーの使い方に大きく依存する。
- オートマチックの寿命は、大体が15万kmから20万kmで限界を迎える
- CVTの具体的な寿命期間はないが異音が発生する。
ボディで大きな問題になるのは「錆」
では3番目ボディ外装に話を移していきます。
ひと目でわかりやすいのは「ボディの錆」特に軽自動車では顕著に表れます。
メンテナンスを怠ると、フェンダーやクォーターパネル付近の錆が、裏から盛りあがりすぐに腐食が始まります。
また、錆だけではありません。
現在ごく一部のクロカンSUVやフレームタイプの自動車を除き、ほとんどモノコックボディ構造を採用しています。
モノコックはボディのパネルで張りや剛性を支えているのが特徴です。
よく走行しているときに、車全体からミシミシ異音が発生しているのは、ボディの歪みが生じている何よりの証拠。
こればかりは使い方や駐車している場所、メンテンス状態に依存しますが、一般的な車だと30万kmぐらいまでは持つようになっているでしょう。
やはり、ボディに関しては、歪みよりも錆びのほうが問題で、軽自動車はもちろん乗用車でも小さな事故で塗装が劣化などそのまま放置しておくとそこから錆が発生するので注意が必要です。
内装に寿命はあまり存在しない。
車の内装は非常にデリケートになっています。
なぜなら、シートや内張り、インストルメントパネルなどは樹脂や布地などが随所に使用されているからです。
でも内装の場合はボディとは違い、走行に問題がない部分がほとんどでほぼ一生使えるようになっています。
あまりに状態が悪く交換必要な部分といえばシートや、運転手を支えるシートベルトぐらいであり、基本的な使用方法から大きくずれた使い方をしない限り問題はありません。
水没などしない限り、内装が寿命で入れ替えになるケースはほとんどないでしょうね。
足まわりは案外問題になるケースがある。
足まわりと言えば、ショックアブソーバーやサスペンションスプリングなどを想像すると思います。
これらの部品は約10万kmぐらいが限度な消耗部品なので、交換すれば問題ありません。
それよりも問題になるのが、各足回りに装着されているゴム状のブッシュ関係の損傷と劣化です。
ゴムブッシュをメンテナンスをするのは非常に手間で、交換ニーズがあまりありません。
交換しようにも劣化が激しく、さらにボディに張り付いて固着してしまうので脱着もできなくなります。
ただ交換しなければ、段差、悪路走行時にギシギシと異音が発生するので結構なストレスにもなります。
ショックアブソーバーなど、消耗品については10万kmぐらいで限界ですが、ゴムブッシュ関係は20万kmぐらいが限界でしょう。
まとめ
今まで挙げた「車の寿命」の中で、深刻になるパーツは「エンジン」「ミッション」による故障です。
特にミッションが故障すると、走行不能になるので高額な修理費用を支払う必要があります。
また、ボディの腐食が原因で寿命と判断するユーザーも多くいます。
ただ、ボディの場合は寿命というよりも「気持ちの問題」のほうが大きく、修理してまで乗りたくないという気持ちなるのが特徴的です。
その他の「内装」や「足回り」で入れ替えになるケースはほとんどなく、やはり「私の車もいよいよ寿命かな」って思う部分というのは、
- エンジン
- ミッション
- ボディ
この3つがきっかけになることがほとんどなんですよね。
車の寿命を感じたら、下取りして新しい車を購入を検討する必要があります。
でも寿命と言われている車を下取りしたところで二束三文にしかなりません。
それなら廃車買取専門店を利用することで、査定がつく可能性があります。
それが、廃車買取のカーネクストを利用する方法です。
カーネクストなら、寿命を迎えた廃車寸前の車でも値段をつけて買い取りをしてもらえる可能性があります。
なぜなら、カーネクストでは国内よりも海外への輸出、販路があるので多少ガタが来ている車でも再利用される可能性があるからです。
特に日本車は海外での需要が高く、多少状態が悪くても人気があります。
特に東南アジアなどは、日本車を欲しがるユーザーは日本人が思っている以上に存在しています。
しかも廃車に無駄な手数料がかからないですし、日本全国どこへでも引取無料なので面倒くさい手続きが一切なしです。
車の寿命を迎えてしまって、車の処分に困りどうして良いかわからず、処分にお金をかけたくないなら廃車買取のカーネクストに依頼してみましょう。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。