「3年前に起こした大きな事故のこと、バレないだろうから黙っておこう」
査定を依頼するときに、そんな考え頭によぎったことありませんか?
査定をするときには99%の確率で尋ねられる「修復歴」の有無。
この質問に対して、私たちはユーザーはどう反応すればいいのでしょうか。
今日は修復歴の告知義務について説明していきましょう。
事故歴は正直に伝えるべきか?
結論からいうと「正直に話す」べきでしょう。
なぜなら、買い取りするときには、買い取り後の条件として、
事故歴の告知義務を怠った場合。
返品される、もしくは賠償金を支払われる可能性があるからです。
なので、自分が知っている範囲の事故については、包み隠さず正直に話したほうが
後々問題にならないでしょう。
ただ、意外に多くの方が勘違いしているのですが、
「修復歴」と「事故歴」が混在している可能性があるのです。
修復歴と事故歴の違い
そもそも修復歴と事故歴を勘違いしている方がたくさんいらっしゃいます。
修復歴というのは、
交通事故やその他の災害により、自動車の骨格などに欠陥が生じたもの、また
その修復歴のあるものは商品価値の下落が見込まれる。
このように、修復歴の定義は、
パーツ単位ではなく、「骨格部」に定められているので、
事故歴と修復歴を混在しないようにしてください。
参考:高額査定に影響する「事故歴」と「修復歴」の違いを話そう。
なので、そもそもあなたの車自体が修理歴に該当しない可能性があるのです。
過去にフロントバンパーや、ドアを板金修理して塗装などをした、
修理歴は、修復歴に含まれないので勘違いしないようにしましょう。
だだ、だからといって告知をしない理由にはなりません。
念の為に、すべて隠さずに正直に話したほうが無難です。
もし、査定時に黙っていたとしても「査定のプロ」の目は決してごまかされないのです。
プロの査定士が重点的に見ているポイント
実際にやってみればわかると思いますが、
査定をする時間は10分から15分ぐらいで完了します。
「え?こんなに短いの?見てないんじゃないの?」と思うかもしれません。
ですが、実際にそんなことはありません。
見ていないんじゃなくて、
「その部分しか重点的に見ていないのです」
私たちが依頼しているのは
その辺に実在するアマチュアではなく、プロの査定士なんですよね。
もちろん見てきた車の台数だって、
数台ではありません。数十台いや数百台余裕で見てきているのです。
なので、短い査定時間の中でも、
- シーラーの状態にてクォーターパネルやルーフパネルの交換履歴
- ドアの隙間や締り具合でドアの交換、取り外し履歴
- ボンネット開けたときのボルトの取り付け状態
など、多角的な視点であなたの車を分析しているのです。
あなたが思っているよりも、
プロの査定士はしっかりとあなたの車を丸裸にしているのです。
だからこそ、修理歴があるのに「黙ってる」ことは
無意味ですし、やめておいたほうがいいのです。
知らずに事故車を購入していた場合には?
では、逆に今回あなたが事故車と知らずに売却していた場合には、
どうすれば、いいのでしょう。
例えば、2年前に購入した中古車が事故車だった場合です。
このようなケースでは、あなたがその購入店に対して返金を要求することが可能です。
中古車を購入するには、注文書や契約書が必ず存在しています。
その注文書に書いてあるように、返品または返金を要求することが
可能になります。
もちろん、車に乗っていた期間については、
その年数で減価償却も考慮される可能性ありますが、
事情が事情だけに、こればかりは購入先にて確認するしか方法はありません。
その販売店の信用にも関わる問題になりますし、
法律で定められていない以上、各販売店での対応が変わります。
騙すつもりがなかったのに、
実は騙されていたなんてことがないようにしたいものです。
ちょっと話が逸れてきましたが、だからこそ、中古車を購入するときも
ある程度、信用のできる販売店で購入する必要があるんですね。
まとめ
修復歴のある車を、さも全く問題がないというような、
嘘は必ずあとでバレます。
夫の浮気が妻にすぐ見つかるぐらいかんたんに「バレます」
嘘をついて、査定額をあげるぐらいなら、
正直に話して好印象をもってもらい、
少しでも「査定額をあげる努力」をしたほうがいいでしょう。
査定する相手は、個人売買をする「車の素人」ではありません。
中古自動車査定士技能検定に合格した、プロの査定士なのです。
嘘が発覚すると離婚を要求されるように、
また、悪質な浮気がばれると損害賠償が発生するようにならないためにも、
嘘偽りなく、査定を依頼することが、
人として正しい方法だと確信しています。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
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