60系ヴォクシーに乗っている友達から緊急連絡が入った。
その内容は、「朝エンジン掛けようとしたところ、全く掛からなくなってしまった」とのこと。
「どうせバッテリー上がりでも起こしたんだろう」と、とりあえずいつものように症状を電話越しに確認してみると、
セルが回っている(クランキングはする)のに、エンジンが始動しないというのです。
もちろんジャンプスターターを繋ぎながら掛けても全くダメ。
そこで、レッカー搬送をしてエンジン始動しない原因を調べてみました。
バッテリーじゃない!?60系ヴォクシーのエンジン掛からない原因を解説する。
故障原因はフューエルポンプ本体
結論から言ってしまうと、エンジン始動しない原因はフューエルポンプ本体の不良でした。
「フューエルポンプとはなんぞや?」と簡単に説明すると、燃料(ガソリン)をエンジンまで運ぶポンプで、このパーツが故障するとエンジンにガソリンが届きません。
ちなみに、ポンプはエンジンルームにはなく、ガソリンタンクの中に内蔵されており、セカンドシートを脱着する必要があります。
メカニック経験がない方は厳しいと思います。
とりあえずシートは外し、フロアカーペットをめくりますと、見えてきました。
ホールカバーを取り外すと配線が刺さっておりこれが燃料ポンプを駆動させる電源コードになっています。
そして、修理書と配線図を見ながら点検し、この電源コードに12V電源を直接挿してみても燃料ポンプは駆動せず。
つまり、フューエルポンプ本体の故障とみて間違いないでしょう。
フューエルポンプ本体を交換するための修理費用
燃料ポンプが故障しているのはわかりました。
そこで燃料ポンプを新品に交換する場合、どれぐらいの予算が必要なのか正確な見積もりをとってみました。
見積もり額は約5万6,000円。
部品代と技術料は約半分。
いずれにせよ、安いものではなく高額な修理金額になるのは間違いはないでしょう。
フューエルポンプ本体を新品に交換する。
エンジン始動を始動させるには部品交換するしかないため、部品を取り寄せました。
もちろん全くの未使用品です。
交換に必要な時間は2〜3時間程度。
ちなみに、タンクからフューエルポンプを外すと、このような感じです。
さらに分解してみると、フィルターの汚れも確認。真っ黒ですよね(汗)
もちろん一緒に交換します。
交換したあと、始動点検するとセル一発で問題なしです。
まとめ
エンジン始動できない原因はなにもバッテリーやセルモーターだけじゃありません。
今回のように、セルは回るけど掛からない場合、それ以外に原因はあります。
ただ、バッテリーじゃなければ自分で点検するにも限界があります。
もし同じような症状で悩んでいるなら、まずは修理工場を探すことからはじめよう。
たとえば、GooPitのようなポータルサイトから最寄りの修理工場を検索することが可能です。
いずれにせよ、エンジン始動不良がバッテリー意外が原因だった場合、黙ってディーラーや修理工場にお願いするべきです。
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