新車を購入したいけど車が来るまでに相当な時間がかかる。
最近の新型車は納期がかかるのが当たり前で、3ヶ月、いや場合によっては半年から1年かかるケースもあります。
さて、そこで気になるひとつの要素として、商談したときの下取り査定した金額が納車までの期間により維持されるのかどうか。
たとえば、販売店で代車が用意できなければ、それまでの期間中は下取り車を乗らなければなりませんが、
納車まで車を乗ることによる、
- 経年劣化
- 事故
- 故障
などにより、市場での価値が下がることだって十分に考えられます。
そうなると、そもそもディーラーで下取りするのが正しいのかも疑問に感じるはずです。
そこでこの記事では、下取り査定額の推移とリスク回避の方法にフォーカスを当てて解説していきます。
どこで売却するかで価格の上限はアップしていきますからね。
目次
納車まで期間があると下取り査定額は下がるのか?
新車をオーダーしてから到着するまでの期間が長ければ下がる
下取り査定額は、納車までの期間が長ければ長いほど下がります。
なぜなら、車が古くなると減価償却が進み走行距離も伸びるので、下取り車の市場価値が下がるからです。
もちろん下取り査定した瞬間に引き取ることが可能なら、そのときの市場価格での下取りが可能です。
しかし実際には、新車をオーダーして完成してから到着するまでの期間の問題や代車の問題などですぐに引き取れないのが現実です。
たとえば、新車をオーダーしてから到着まで3ヶ月かかる計算だった場合、査定士は3ヶ月後の市場価値を考慮しながら査定を行うのです。
つまり極端な話、新車の注文を入れてから到着までの期間が長ければ長いほど査定額は下がって提示される可能性が高いのです。
注意
3ヶ月後:45万円
6ヶ月後:30万
下取りが決まっても期間中に事故が起きると査定額が下がる。
下取り査定額が決定しても、契約者がその下取り車に乗って事故を起こしたり故障すると、当時査定した状態が維持できていないという理由から査定額が下げられる可能性があります。
たとえば、車到着までの間に事故や故障があった場合、その段階で再査定をおこない、そのときの査定額ともう一度実施した査定額の差をユーザーに負担させるところもあります。
本来、下取りが決定した段階で、販売店が車を回収しなければなりません。
しかしメーカーの都合で納期がかかり、その結果、代車がないことなどを理由に新車が来るまで査定した車を乗ってもらうことがほとんど。
その期間中におきた事故や故障のリスクをユーザーが負担しなければならないのは納得できるわけありませんよね。
POINT
いずれにしても、下取りが決まった状態で公道を走行するのは乗る方にとってもあまりいい気持ちがしないのが当然です。
買い取り店はメリットが多いので試す価値あり!
今現在、下取りするかどうしようか悩んでいるなら、まずは一旦深呼吸をして違う方法も検討してみましょう。
たとえば、下取り査定をすると同時に買い取り査定も同時に依頼します。
「下取り」と「買い取り」では査定額が大きく変わる可能性があります。
なぜなら、買い取り査定のほうがあなたの愛車の市場価値がリアルに反映するからです。
たとえば、買い取り店では人気装備(カーナビやスタイリッシュなタイヤ・アルミホイール)など需要があれば、買い取り価格がプラスになるケースがあります。
また、買い取り店では、市場価値プラス、輸入車・SUV車など、なにかに特化していれば買取額をアップするところも珍しくはありません。
しかも大手買取店である、ガリバーなどでは、新車納期遅延のリスクを回避するため代車を貸してくれるサービスもあります。
関連:納車までの期間どうする?買取業者で代車は貸してくれるのか?
納車までの間、車を使用することで価値が下がる危険を犯すぐらいなら代車を借りればいいだけ。
もし代車が不要なら「下取り」と「買い取り」どちらを選ぶにせよ早く引き渡ししたほうが、結果的に損を回避することができるでしょう。
いずれにしても、「下取り」と「買い取り」査定の両方を同時にしておくことが必要になってくるんですけどね。
一括査定を利用して1番高く買い取りしてくれる場所を選ぶ
あなたの愛車を高価査定するには「下取り」か「買い取り」かという単純な話だけではありません。
買い取り店と言っても、ガリバーだけが高価買取をおこなっているわけじゃありませんよね。
たとえば、
- カーセブン
- ビッグモーター
- アップル
- カーチス
- TAX
などの高価買取をアピールしている業者でも、一度査定して見たいと思うのが普通ではないでしょうか。
もし複数の買取業者を同時に査定するならナビクル車査定という一括査定サービスが有効です。
一括査定なら最大で10社同時に査定ができるので、どの業者がもっとも高く買い取りしてもらえるのかを比較することができます。
事実トヨタの30系プリウスを一括査定に出してみたところ、A社「95万円」B社「100万円」C社「70万円」と、約30万円の差が出ています。
もちろん、ディーラーでの査定額と比較して結果もあります。
同じくトヨタのプリウスでディーラーでの下取り額が「70万円」に対して、一括査定では「127万円」と57万円と、大きな差が生まれる結果がでているのです。
もちろんこれは、あくまでひとつの例には過ぎないですし、違う車種や年式などでも違いはあるでしょう。
ただ何より、買い取り査定をしないで、下取り額しか算出せずに売却してしまうことが危険な行為で、勿体ないことなんじゃないかと思うのです。
ディーラーにて「30万円」で下取り額が提示されても、一括査定に出してみると「50万円」と提示される可能性は十分にるのですから。
まとめ
まとめると、納車まで遅延時間があれば、市場価値の低下や事故や故障などにより下取り車の再査定されてしまう可能性があります。
ですから、もし不安があるなら契約時に下取り車の再査定があるのかどうかをしっかりと営業マンと打ち合わせしておくことが必要です。
納期が1ヶ月程度なら問題ないですが、それでもやっぱり確認しておくことは必要でしょう。
そして市場価値の観点でいけば、下取り査定をする同じタイミングで、買取査定も同時進行で依頼しておきましょう。
買取額のほうが高くなれば、新車の値引きが多くなることと同じ意味になり、あなたの負担が少なくなるのでメリットしかないんですよね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。