友人のハリアーが故障しました。
今回依頼を受けた車は、友人が乗っているトヨタのハリアー。
現行型のひとつ前のモデルである30系になります。
故障内容を友人に確認したところ「室内のメーターにオレンジ色のランプが点灯した」とのこと。
そこで、私も現車にてメーターを確認したところ、そのオレンジ色のランプの正体は「オートレベリングの警告灯」だということが判明しました。
それでは、今回のテーマに移りましょう。 この記事では、
- メーターに「オートレベリング警告灯」が点灯する原因
- 「オートレベリング警告灯」を修理する方法とその交換費用
- 実際に交換した結果はどうなったのか?
などを中心に解説していきます。
もし、今回の友人の車と同じように、メーターにオートレベリング警告灯が点灯して修理を考えている方は参考にしてみてくださいね。
目次
ハリアーのオートレベリング警告灯を修理する方法と費用
オートレベリング警告灯とは一体どの部分を指すのか?
まず、「オートレベリング警告灯ってどこよ」ってところからスタート。
このタコメーターの横にある、8の数字の右にあるオレンジ色のランプがオートレベリング警告灯です。
通常エンジンキーをオンにすると点灯して、数秒すると消えるのが正規なのですが、もしどこかに不具合が生じていた場合、エンジンのアイドリング中でも常灯します。
つまり、点灯でどこかに異常があり、消灯で正常という判断で良いでしょう。
また、このランプはヘッドライトやフォグランプ切れを知らせる警告灯ではありません。
あくまで、ハリアーのオートレベリング機能に不具合が起きているという警告灯であることのみを知らせているのです。
オートレベリング警告灯が点灯するとどうなるのか?
ただ、このオートレベリングシステムなんですが、そもそもどんなシステムなのか?
「ヘッドライトオートレベリングシステム」とは、車両の前後傾斜に応じて、自動でヘッドライトの照射範囲(上下方向)を調整する装置のことです。
乗員の増減や荷物の有無、走行時の加減速により、車両の前後傾斜が変化した際のヘッドライトによる周囲への眩惑防止、および必要な照射範囲の確保を図ったものです。
このように車が傾斜することで、自動でヘッドライトの光軸を調整する機能なんです。
「え?自分の車にそんな装置ついているの?」と装備されてあるのすら知らなかった人もきっといるはずです。
オートレベリング警告灯が点灯する原因を特定する
以前アルファードでも同様の故障があったので、ハリアーもそうなのかと考えリア右のショックアブソーバーの付近に装着されているハイトコントロールセンサーに不具合がないか目視にて確認してみました(しっかし、アンダーフロアの錆っぷりがひどい)。
目視で損傷がないかどうか確認してみたところ。
すると。。。
・・・・・・・
なにやら怪しい状態になっています。。
やっぱりお前もか「ハイトコントロールセンサー!!」
見た目通りなんですが、ロッドがボッキリと折れているようです。
購入してから10年ぐらい経過しているので「経年劣化」で折れたのかそれとも「直接なにかぶつかって折れたのか」は不明ですが、アルファードも同じように折れやすいことから、ハイトコントロールセンサーの経年劣化だと思います。
そしてセンサーの可動域が、上下に限界値を超えて振れることによりライトの警告灯が点灯していたのが本当の原因なんですね。
ハイトコントロールセンサーの修理見積もりはどれぐらいになったのか。
今回のハイトコントロールセンサーの交換した場合での見積もりを作成してもらいました。
結論からいうと、交換作業にかかる費用は「44,388円」とやはり高額な修理になりました。
ざっくりと内訳を説明すると、部品代が34,668円で技術料が9,720円とほとんどが部品代で占めています。
ただ、配線の修理とかではないので、もう部品交換するしか仕方がないでしょう。
新品のハイトコントロールセンサーに交換した
友人に見積もり料金を伝えたあと、交換することを受諾しました。
友人は「これからも長く乗るつもり」とのことなので、お金を支払ってでも修理したいとの意思があり部品注文して交換することにしました。
ちなみに、やってきた新品部品がこちらです。
確かにロッドのネジ山見ていると、こんな細いボルト幅で折れないほうが不思議ですよね。
しかもリアのスプリングが上下動するとき、ロッドも上下左右に力がかかっているので尚更です。
ちなみにこっちがロッドの折れたハイトコントロールセンサーです。
友人の車と同じように「オートレベリング警告灯」が点灯しているのであれば、あなたの愛車も同じような状態になっているのかもしれませんよ。
まとめ
交換自体は、半日もあれば終わりました。
ジャッキを使ってリアの右タイヤを取り外すことができる方なら、なんとか自分で交換することだってできるでしょう。
でも、部品代が高額なのと自分の技術に自信がない(切実)こともあり、交換はそのまま修理工場に任せることにしました。
部品代と技術料合わせて「約44,000円」と大きな出費をしてしまったけど、これからも長く乗るつもりなら仕方がないということで納得の上で修理をしてもらいました。
交換後は無事に警告灯の消え、段差時におけるヘッドライトの光軸も自動で動いているようです。 これで元の状態に完治したといえるでしょう。
最後に、今回の記事のまとめになりますが、
- メーターに点灯するオレンジ色のライトのランプは「オートレベリング警告灯」である。
- オートレベリング警告灯の故障は「ハイトコントロールセンサー不良」が非常に多い。
- ハイトコントロールセンサーを交換するなら「約45,000円程度」ぐらいの予算を組んでおくべし!
- 修理しなくても走行には支障はない(ライトの自動調整が作動しないだけ)
まあ、「45,000円ぐらいの予算」と「修理しなくても走行に支障がない」という部分から交換しない方もきっと多いかもしれません。
でも、警告灯が点灯しているのはあまり気持ちの良いものではないので、予算に余裕があるなら点検をしてもらって修理をしてもらいましょう。
まあ、そろそろ入れ替えを検討中とかなら、そのまま下取りに出してもいいのかもしれないんですけどね。
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