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車の故障トラブル

原因はなに!?ブレーキを踏んだらリヤから「ゴー」と異常音。

更新日:

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「ブレーキを踏んだら、後ろから『ゴー』と明らかな異常音がするから見てほしい」

私のお客さんから、ブレーキ廻り点検の依頼を受けましたので確認してみました。

車はトヨタの「マークX」現行型ではなく、前のモデルのGRX12系になります。
ただ車を預かってきて、乗った瞬間に原因がわかりました。
明らかにリアブレーキ。 ブレーキパッドがなくなっている音がしたのです。

トヨタマークXのリアブレーキからの異音

マークXのリアブレーキの診断

リアのホイールスポークからブレーキを覗いてみるとすぐにわかりました。
リアディスクローター」といってパッドを挟む円盤に大きな傷が入っていました。

また、リアのホイールに大量のブレーキダストが付着していたので、
パッドが異常摩耗していると予想されます。

リアブレーキというよりも、右側がより酷かったので、
主原因はリアの右のブレーキだと確信に変わりました。

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通常、円盤であるリアディスクローターを傷つけないためにも、
ブレーキパッドは定期交換部品です。
ですが、思った以上のスピードで早期摩耗してしまったようなんですね。

見てもらえればわかりますが、
左側が残量がなくなってしまったパッドで、
右側が新品にリアブレーキパッド。

パッドが0ミリになってしまうと、
制動力が落ちることはもちろん、それだけではなく、円盤であるディスクも傷つけて
しまうので、リアブレーキ廻りを全部交換しなくてはならないのです。

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また、ブレーキパッドを抑えるピストンも全く動きません。
いわゆる固着している状態なのです。
なので、リアブレーキが引きずりを起こし、
常時リアブレーキが効いている状態だったのです。

外観同様のピストンの中身も赤錆を起こして全く動かない状態です。

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修理しないと仕方がないので、リアブレーキを修理します。
とりあえず傷がついた円盤であるディスクローターを研磨作業をしてもらい
磨いてもらいました。

専用の研磨機器が必要になるのです。
新品の部品代よりも、半額ぐらいで済むので交換するよりもお得です。

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実はリアブレーキは延長保証の部品だった。

ディーラーの方に説明を受けたのですが、実はこちらのマークX
保証延長になっていたようなんです。

該当する部品は「リアブレーキキャリパー保証期間延長

しかも「9年間」という長期保証じゃありませんか。

融雪剤散布地域を繰り返し走行し足回りの手入れ(洗浄)が不十分なまま使用を続けられますと、リアブレーキキャリパのスライドピンが錆びて摺動が悪くなることがあり、異音が発生したり、車検時の定期点検等の際に摺動不良が発見されることがあります。

LINK:クラウン、クラウンマジェスタ、マークX リアブレーキキャリパの保証期間延長

じゃあ、保証延長で対応なのか?
と思ったのですが、実はこの車平成18年車ですので、
丸10年経過しているのです!滝汗。

9年間の保証期間があるのに、新車登録から10年経過。
そうですね、はい。「保証対象外」という扱いになる!
悔しー!!
もうちょっと早く気がついていたなら、
無償修理だって考えると非常に惜しかった案件でしたね。

まあ、私はクレーマじゃありませんので、保証期間は甘んじて受け入れしましたけどね。

気になる修理代は?

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保証対象外ですので、修理に請求がかかります。
請求金額を見てみると、約30,000円という見積もりがでました。

その中には、リアブレーキパッドの交換やリアディスクローターの研磨作業、
また、リアブレーキキャリパーの修理も含まれています。
まあ、10年落ちのマークXなので、次回はフロントブレーキの修理も必要でしょう。

さらに、今回の修理には関係ないのですが、

  • バッテリーの容量不足
  • リアディファレンシャルのオイル漏れ
  • ショックアブソーバーのオイル漏れ

など、まだまだ整備は必要になるようなんですね。

この先も乗り続けることが可能なのか?

さて、ブレーキの修理も完了してお客さんに説明をして、
無事納車も完了です。

まあ、10年経過しているので、色々な部分に修理も必要になっていきます。
ただ、お客さんが不安視しているのが、この先も乗り続けることができるのか?
この部分がやはり今後乗り続ける上でのボトルネックになるようですね。

ただ、この問いに対しての答えは、
残念ながら、即答することはできません。
なぜなら、車というのはどこが寿命なのか人それぞれによって違うからです。

例えば「エンジンやミッションが壊れるまで乗り続ける」のか、
「車検に合格し続けるまで乗り続ける」のかでも、違っていきます。
車検に合格するだけなら、修理代さえ惜しまなければまだまだ乗り続けることはできるでしょう。

ですが、この先故障のリスクを背負いながら走行することにはなります。

距離数も10万kmを超えました、新車から10年経過しました。
1回目の車検の車よりも故障リスクが高いことは当然です。

その中で、どう折り合いをつけていくのかが重要なんです。

私個人の意見を言わせてもらうと、次の車検で入れ替えです。
予算的な問題もあると思いますが、今回はリアブレーキの故障でしたが、
事実フロントブレーキ廻りやオイル漏れだって今後修理しなければなりません。

また、その他にエンジンやミッション、
ハンドルや各部センサーなども故障する可能性はあるでしょう。

その都度、大きな出費をかけて修理していくよりも、
そろそろ入れ替えも検討してもいい時期なのかもしれませんね。

まとめ

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とりあえず、今回の修理であるリアブレーキの交換作業は終わりました。
また入れ替えについても、前向きに検討するとのことです。

車の修理代は案外大きな負担になります。
また、あれもこれも壊れていくと、新しい車の頭金になるぐらいいの
費用がかかるかもしれませんね。

その辺りは、柔軟性を持って対処して欲しいと思います、
入れ替え検討するなら、下取りや買取りという話にもなるのですから。


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