たまに知人などから「レンタカーとして使っていた中古車ってお得なの?」と聞かれます。
レンタカーとして使用していた車は、その役目を終えるとオークション会場などに流通して売買されはじめているけど、中古車として購入するのはお得なのか、それともお得じゃないのか?
気になっているユーザーもいるようです。
確かにレンタカー上がり中古車は、年式が新しく、走行距離が少ないイメージがあります。
でも、それだけで購入するとかえって損をする可能性もあるのでメリットやデメリットは理解しておく必要があるでしょう。
目次
レンタカー上がりの中古車購入のメリットとデメリット
レンタカーとして使っていたかどうか見極めるにはプライスボードを見たほうが早いです。
中古車の広告宣伝のポイントして、自家用車、営業車、レンタカー等であった場合その旨を表示する必要があります。
レンタカーの中古車を買うメリット
まずは、レンタカーで使用していた車を中古車として買うメリットを紹介します。
- 年式の新しい車が多く比較的価格が安い。
- 定期点検などメンテナンスがしっかりとしている。
年式が新しく、その割に車両価格が安い。
レンタカーで使っていた車は、年式が比較的新しい車が多いです。
なぜなら、モデルチェンジやマイナーチェンジなどのタイミングで市場に出回るから。
例えば、登録されてから3年〜5年という、中古車としてもっとも脂が乗った時期に市場に出回ります。
しかも、年式が新しい割に中古車としての価格が他の車種に比べ安くなる傾向があります。
なぜなら、レンタカーを保有しているレンタカー会社が買取業者を介さず、直接中古車市場に卸しているからです。
その結果、業者に入る手数料がかからず中古車の相場が低くなりやすいのです。
またその他価格が安い原因として、レンタカーとして使っていた車は外装の状態が悪くそれも相場を下げる要因となっています。
定期点検(メンテナンス)がしっかりいている。
レンタカーとして使っていた車は、定期点検を含むメンテナンスはしっかりとしています。
「れ」「わ」ナンバーの車をお客さんに乗せる以上、整備は確実にしていおかなければならないからです。
例えば、3と5ナンバーの「小型・普通」車は、12か月定期点検よりも半分短い6か月ごとに点検が義務付けられています。
もし、レンタカーを借りたユーザーが、事故を起こしたしまったのなら。。。
もし、事故の原因が車の故障だったのなら。。
さらにそれが、定期点検未実施の状態だったのなら。。。
こんな最悪の事態も過去にはあるので、レンタカーだった車は定期点検はしっかりと実施されているのです。
レンタカー上がりの中古車を買うデメリット
ボディ・外装の状態が悪い。
もちろん管理するレンタカー会社によりますが、ボディの状態はあまり良くはありません。というか悪い(笑)
これはもう単純に、レンタカーを借りるドライバーの運転技術の問題です。
相手とぶつかったり、ガードレールなどぶつかるような大きな事故なら、免責分の修理代を支払って修理します。
でも一方で、軽く擦ったような細かな傷については、黙っているユーザーも多く、貸す側も傷の状態が把握できていないのが現状です。
その結果、年数の経過するにしたがって少しずつ外装の傷が多くなり、気づいころには「傷だらけ」の状態になっているんですね。
この写真もフィットのレンタカーなんですが、こんな小傷程度であれば見逃されているケースがほとんどで、修理をしていません。
だからと言って、中古車は基本的に現状渡しなので修理してもらえるわけでもありません。
レンタカー上がりの中古車が、どんなに相場が安くても、傷などを修理塗装するとトータルコストが案外変わらないというケースはよくあります。
もし現車をみることができるならしっかりとチェックすることをおすすめします。
喫煙車の可能性がある。
時代せいもあり、現在ほとんどのレンタカーは禁煙車になっています。
でも、まだごく一部喫煙車も存在します。
レンタカーだった車を中古車として販売するには表示が義務ですが、喫煙車か禁煙車を表示する必要がありません。
一部の悪質な業者では、禁煙車として売られているケースもあります。
喫煙者からしてみれば、タバコの臭いは日常的なので全く気にならないけど、非喫煙者からしてみれば悪臭でしかありません。
禁煙車か喫煙車かはしっかりと問い合わせしましょう。
不特定多数のドライバーが乗っている。
レンタカーは当然、不特定多数のユーザーが乗っています。
あまり気にならない方にとってはどうでも良い話かもしれませんが、キレイ好きの方なら色々なドライバーが触れたレンタカーは嫌なもの。
例えば、ハンドルの手垢やシートの汚れなど。
まあ、その時点で中古車など選んでいないと思いますが、不特定多数が乗るレンタカーはどうしても扱いが乱雑になるもの。
例えば、同じ車種でも
- 車を大切に扱うワンオーナー。
- 車を大切に扱ったり扱わない不特定多数のレンタカー。
では、車の状態に大きな差が生まれます(これホントです)
内装廻りから、ドアのキャッチの傷なども使う人間によって状態が変わるのがワンオーナー車とレンタカーの致命的な違い。
なるべく状態の良い中古車を狙うなら、レンタカーは危険なのかもしれません。
最後に
以上まとめてみましたが、レンタカーは相場が安い反面、ボディの傷が気になります。
それぞれ一長一短があるので、どちらが良いとは一概に言えませんが、ボディの傷などについては気になりますが、「より新しく走行距離の少ない中古車が欲しい!」というならレンタカーで使用して中古車の購入は大賛成です。
でも、最大のデメリットはレンタカー上がりの中古車が市場にあまり出回らないことかもしれません。
最後にひとつだけ。
レンタカー上がりの車は、地味なボディカラーしかないことも私が個人で感じているデメリットになります。
なので、ボディカラーが決まっているユーザーにはレンタカー上がりの中古車は難しいという気がします。
せっかく中古車を購入するのですから、自分の欲しい車種はもちろん、好きな外装色も妥協したくないですよね。
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ガリバーなら中古車の弱点でもある、
- 修復歴のある車・事故歴のある車を売らない。
- 最大で10年間という長期保証。
- 100日以内の返品もOK。
という、中古車を購入するときにありがちな不安を解消しているのですから。
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