自分の車がリコール対象車に入っていることが最近、ディーラーから教えてもらって知りました。
でも、そろそろこの車「買い取りに出そうと考えているんですよね」
買い取り査定(下取り査定も)は、その車の現在の状態を加減点して評価点をつけて、ランクにより査定額が決まります。
そこである疑問。そもそも下取りや買い取りに出す場合、査定に影響があるのでしょうか。
具体的には、リコール対象車だから査定が下がったり、リコール未実施だからといって査定に悪影響を及ぼすのか知りたいです。
ここでは、下取り査定や買い取り査定とリコール車の関係性について解説します。
目次
リコール車は査定に影響があるのか、それともないのか。
リコール対象車だからといって査定が低くなることはない。
まず結論から言ってしまうと、リコール車だからといって下取り査定額が低くなることはありません。
なぜなら、その車が対象車種だったとしても、販売店がリコール対策おこなっていれば「品質・機能」には問題がないからです。
たとえば、最近有名な「タカタ製エアバッグ」のリコールの対象でも、それが原因で査定額が低くなるということはないですし、加減点の基準となるホワイトブックにも一切掲載されていません。
リコールの作業内容と関係がないと影響は当然ある。
もちろん、リコールの内容と現在の車の状況に違いがあるなら査定に影響はあります。
たとえば、リコールの作業内容が燃料漏れの不具合だった場合で考えてみましょう。
スズキのアルトなどでフューエルタンクのガスケットが不良で、燃料が漏れるという内容のリコールがありました。
もちろんこの内容自体で燃料漏れを起こしていても査定額が低くなることはありえません。
なぜなら、販売店がリコール対策さえおこなえば品質面・機能面には一切問題ないからです。
一方で、フューエルタンクのガスケットではなく、エンジンルームの燃料漏れなら話は別です。
エンジンルームの燃料漏れは「車側の不具合」、フューエルタンクの燃料漏れは「メーカー側の不具合」と、過失が車側にあるのか、メーカー側にあるのかで意味が大きく変わってくるのです。
もちろん燃料漏れだけではなく、エンジンやミッションなどでも同じですし、エアバッグやシートベルトなどの安全装置でも同じ。
つまり、リコールの作業と直接関係ないところでは、査定額には少なからず影響を及ぼしてく可能性があるんです。
不安ならリコール修理をしてもらおう。
査定に影響は全くないけど、「それでも何か不安があるよぉ」とそんな気持ちが少しでもあれば「リコール無償修理」を先に実施しましょう。
リコールは基本的に、すぐに対策する必要があるし、対策しなければ修理品質を確保することができません。
また、改造車でも、車検が切れているような訳アリ車でも受付はしてもらえます(リコールに保安基準は関係なし)
いずれにせよ、今後はリコール対策を実施しなければ車検などにも影響を及ぼすケースがあります。
たとえば、先ほどから例にしている「タカタ製エアバッグ」については、2018年の5月から早期交換を即すためにリコール未実施の自動車には車検証が交付されないようになります。
もし、ハガキやダイレクトメール、またはディーラーなどで自分の車がリコール対象車に入っているなら対策を施しましょう。
まとめ
リコールが未実施でも、査定額に影響はありません。
査定の評価点が低くなることもなければ、高くなることもない。
ちなみに、リコール対象車かどうかは国土交通省のホームページから検索ができるので確認することもできます。
いずれにしても、リコールと査定は別に考えるべきでしょう。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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