「車を買い取ってもらうとき、現在装着しているナビゲーションを外しても問題はないの?」
車を売却するときに、付属品の取り外しには結構悩むものです。
例えば、スポイラーやダウンサスなどの専用パーツなら使いみちがないんで仕方ありませんが、ナビゲーション(以下ナビ)については、新しく購入予定の車にそのまま取り付けもできるし、ヤフオクやメルカリなどに売却だってできますしね。
今あなたが売ろうしているナビは、査定にどのような影響があるのでしょうか。
また、脱着してオーディオスペースが空っぽの状態になっても査定には全く問題がないのか。
今日は「ナビ『付属品』と査定価格の影響について」そこにフォーカスを当てていきます。
目次
ナビの脱着は査定にどう影響するのか?
インダッシュ型ナビはプラス査定になる
結論から先に言うと、インダッシュ型(車に埋込されているタイプ)のHDD、SDナビはプラス査定に、また結構古いタイプであるDVDナビについては評価点がないので査定額に影響はありません。
つまりDVDナビは、装着しても、しなくても全く関係がないのです。
また加点では減点のほうに目を向けると、
- オーディオスペースが開いたまま、査定に出すと-5点
- ナビを使用する肝心の「地図ディスク」が欠品していると−10点
- 取扱説明書の欠品は−3点
- カーナビを外して査定するケースで、穴埋めなど取り外し跡があった場合ー5点
の減点対象となるので注意が必要です。
また、カーナビが故障していた場合「実費減点」となるので大きなマイナスになる可能性があるでしょう。
特に注意したいのは、地図ソフトの積み込みです。
カーナビにとって地図ソフトはCPUのようなものなので、SDカードも付属した状態で査定に出すようにしましょう。
ポータブルナビゲーションなら取り外ししても問題がない。
ポータブルナビに関しては「HDD」「DVD」ともに評価対象外です。
プラス査定にもならなければ、マイナス査定にもなりません。
なので、もし新しい車に装着したり違う場所で売却するつもりなら取り外しておいたほうがいいです。
電源はシガライターソケットですし取り外しも簡単です。
また、あくまでポータブルナビなので、取り外しても見た目も悪くなるわけではありません。
では、次に具体的にインダッシュタイプとポータブルタイプの違いをそれぞれ説明します。
ナビゲーションタイプ別4種類の特徴
そもそも、インダッシュタイプとポータブルタイプを区別する前に、カーナビにもいろいろなタイプがあります。
例えば、
- 純正品のメーカーライン装着ナビ(インダッシュタイプ)
- 純正品のディーラーにて装着する後付けオプションナビ(インダッシュタイプ)
- カーショップなどで販売している後付け社外ナビ(インダッシュタイプ)
- アウトドアにも使用できるポータブルナビ(ポータブルタイプ)
など、現在ほとんどのカーナビはこの4種類に分類されます。
純正品のメーカーオプションナビ(インダッシュ型)
メーカーラインナビとは「メーカー製造過程で取り付けたナビゲーション」という意味です。
生産ラインの途中で取り付けしてくるので、新車が販売店にやってくる頃にはナビが装着された状態で運ばれてきます。
また、メーカーラインナビは「後付け不可」「取り外し不可」です。
その車種の専用設計なので、他の車種に移設することは不可能なんです。
10系のアルファードから20系のアルファードへの移設とかさえも当然無理です。
そして、メーカーラインナビを取り外すことだけは絶対にしてはいけません。
なぜなら、その車種専用設計なので、ナビを外すと「エアコン」「ヒーター」「ハザードスイッチ」など全く動作しなくなる可能性があるからです。
ナビ機能だけではなく、前側のパネル全部をすべて兼用して制御しているので、もしメーカーオプションのカーナビを取り外すと査定は大幅に下がるのを覚悟したほうがいいでしょう。
ナビだけじゃなく、エアコンやヒーターの効かない車を高く買取る業者はほとんどいないんですよね。
純正品のディーラーオプションナビ(インダッシュ型)
車を買い取りをする前にナビを取り外すかどうか、1番に悩むのがこのパターンかもしれません。
まずディーラーオプションナビとは、トヨタはトヨタ純正品、日産は日産純正品で販売している販売店の純正オプションナビです。
メーカーの製造過程で取り付けられるメーカーナビとは違い、ディーラーに到着したあとに取り付ける純正ナビなので後付ナビとなります。
当然後付けなので、取り付けしたあとに違う車に取り外しができるので、
「売却予定のトヨタのポルテから、購入予定のトヨタのシエンタ」などの移設も当然可能。
同一メーカーなら移設は比較的かんたんにできるのです。
だからこそ新しい車を購入したときに移設するかどうかで悩むんですよね。
純正品以外でのカーナビ(インダッシュ型)
オートバックスやイエローハットなどのカーショップやネットなどで販売しているが、純正以外の他メーカーのナビです。
アルパインの「BIGX」やPanasonic「ストラーダ」など、複数のメーカーで高機能ナビが存在しています。
機能も価格もピンきりでスマホ連動、HDDナビゲーション、地デジチューナー付きなど、査定金額や取り外すかどうか判断が難しいのですが特徴です。
ポータブルナビゲーション(外付け型)
それでは最後に「ポータブルナビゲーション」という取り外しが簡単なモデルです。
「ポータブルナビ」は通常のオーディオスペースに取り付けするのではなく、車のパネルの上や別途アームにて取り付けする「置き型タイプのナビゲーション」です。
有名なのがサンヨーの「ゴリラ」シリーズや最近流行の「メモリーナビ」シリーズ。
シガライターソケットで電源などを取ることで、車に詳しくないかたでも簡単に取り付けが可能です。
まとめ:ナビの取り外しは、装着している種類で変わる!
3年ほどしか経過していないHDD・SDナビならば、取り外さないでプラス査定を狙ってもいいでしょう。
ですが、あなたが次どのような車に乗るのか、これで取り外すかそのまま査定に出すか方法が変わっていきます。
中古車などで、新しい車にナビゲーションが搭載されていて、不要なら取り付けしたまま高価査定を狙うのもよし、
新しい車にナビがついていないのであれば、わざわざ新しいモデルを購入するより安上がりになります。
カーナビの進歩は凄まじく早く、3年以上前のナビならば、もう低価格で同じぐらいの性能のナビは購入できます。
また最近では、スマホでほとんど代用(Google Mapsや音楽)できるので、20万円以上でナビを購入するのもなんか無駄な買い物だと思います。
なので少しでも高く買い取ってもらうって目標があるのならば、取り付けしたまま買い取りしてもらうことがベストの選択だと思いますよ。
まとめると、以下の表のとおりになります。
メーカーナビ | × | 絶対に外してはダメ! |
ディーラーナビ | △ | 次に乗る車が同じメーカーで、新しくナビを購入が必要ならば移設しても良し。 違うメーカーならばそのまま取り付けしておこう。 |
社外ナビ | △ | 新しい車にナビの購入が必要ならば取り外して移設。 3年以内の「HDD・SDナビ」なら取り外ししてヤフオクやメルカリにでも売りましょう。 |
ポータブルナビゲーション | ◯ | 外してヤフオクかメルカリにでも売るか、セカンドカーにでも装着しよう。 |
最後に6年未満のバックカメラとフリップダウンモニターは、故障がなければプラス査定になるので壊れていなければつけておきましょう。
ただ、根も葉もない話だけど、新しい車を購入したときって、カーナビも新調するべきなので、取り付けしたまま査定してもらうのがベストな選択です。
新築を買ったのに、家具を一新するようなもの。せっかくなので新しい車には新しいカーナビが似合うと思いますよ。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。