車の個人売買はリスクがつきものです。
個人売買とは読んで字のごとく、本人同士で車の売買契約をやり取りするので、お店で購入するよりも金銭や車の状態におけるトラブルも多くなりがちです。
一方で、相場よりも安く購入できるのも事実で、ずっと探していた車を格安で手に入れることができるメリットがあります。
では、どうすれば失敗せずに個人売買を成功させることができるのでしょうか?
そこでこの記事では、個人売買を利用するとき最低限やるべき一般的な流れを5つのステップに分けて解説しましょう。
販売店を通さないリスクを、限りなく減らすために必要なことばかりですよー!
目次
個人売買を利用して買うときに必ずやるべき5つのステップ
欲しい車・狙っている車種の最低限の条件を決めておく。
まず、自分の欲しい車種の最低限の条件を決定しておきます。
最低限の条件とは、
- 予算
- 色
- 年式
など、これぐらいは最低限決めておくべきです。
たとえば、車はアクアで予算は70万円以内。
色はパールで、年式は平成21年から25年車など中期モデルなど、ある程度具体的に決めておくべきでしょう。
もちろん個人売買なので多少の妥協も必要です。
一方で、最低限これぐらい具体性がなければ、購入するときの判断基準もブレる恐れがあるので個人売買を使うのは時期尚早です。
当然狙っている車種の相場も知っておく必要がありますが、そのあたりは、中古車検索サイトを調べたり、雑誌をみるなりをして常日頃から相場チェックはしておきましょう。
もちろんあまりにも中古車平均価格から外れすぎていたら、希望価格で購入することは難しいのですが、先にベースとなる条件だけは決めておきましょう。
インターネットを使って車を探す
次に車を探します。
条件をある程度絞っていても、 身近にいる知人や友人の「ツテ」で車を探すのは非常に困難です。
そこで個人売買をするために車はインターネットを使って探してみましょう。
たとえば、有名なサイトで行くと「ヤフオク」
ヤフオクのメリットは 掲載数が全国最大級であり様々な車を選ぶことができることです。
しかし、メリットがあればデメリットもあり。
当事者間のやり取りにすべて委ねられてしまうので、トラブルが発生した場合、大抵は自己責任になると考えた方がいいです。
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もちろん、ヤフオク以外にも個人売買ができる場所もあります。
たとえば、輸送や名義変更手続きなど代行してくれる「クルモ」というフリマサービスを使ってみるのも作戦の一つです。
まだヤフオクよりも掲載車が少ないため、自分の欲しい車が見つかりにくいかもしれませんが、手数料と名義変更手続きを代行してもらえるので、より安心感を選ぶならこういう方法あります。
いずれにしても、車を個人売買で探すなら、インターネットの力を借りて見つけることが一番の近道です。
個人売買とはいえ、現車確認は必須!
個人売買を成功させるには必ず現車を確認すること。
リスクを軽減するため、全てはここに詰まってると言ってもいいでしょう。
どんなネットサービスを使ったとしても、現車確認さえすればある程度車の状態は把握できます。
写真では見つけにくい内外装の傷や、ボディの塗装剥がれやツヤの状態。
また、エンジンルームや下回りの腐食状態も当然です。
個人売買は、「少しでも高く売りたい」という出品者の主観が入るので、やはり出品説明で言ってることと、実際の状態が全然違うことが結構あります。
たとえば、新品同様というパーツが結構使い古しだったり、タイヤは残量はありますという割にカチカチの状態で劣化していたりと。
そんな出品者と入札者の認識の違いがあったとしても、現車さえ確認できれば8割以上は解決します。
もちろん可能であれば、出品者とその車を同乗した上で試乗させてもらうこと。
いずれにしても、個人売買で購入するなら、車の状態を写真だけで判断せずに現車を確認のはマスト。
「見る・触る・聞く」が基本です!
もちろん現車は、晴れている日に確認するのがベストでしょう。
逆に言うと、実車を確認できないような個人売買はリスクしかないのですから。
点検記録簿の有無を確認する。
現車確認さえできれば、それと同時に点検整備記録簿も確認することができます。
点検整備記録簿とは人間で言う健康診断書のようなもので、今までその車の定期点検、車検整備など様々な情報が記載されています。
ここで確認するのは、点検を実施している時期。
たとえば、点検記録簿が積んであったとしても7、8年前のものであれば車検しかやっていないことになります。
また、記録簿に記載されている交換部品一覧を見て、交換部品が少なければ消耗品の交換を全くやっていない可能性もあります。
いずれにしても、個人で購入するときには情報は限りなく少ないのですから、できるところは限りなくすべてチェックしておこう。
「ハズレを引いてしまったかも」と運の要素を限りなく排除していくことが必要です。
車検証を確認して名義変更手続が可能か確認。
条件を決めて、車が見つかり、ボディやエンジンルームなど現車確認をして点検記録簿を確認する。
ここまですべて納得できたら、支払い方法だけをつめておいてあとは車の購入です。
しかしちょっと待ってください。
車を個人売買で購入し、最終的にあなたが乗るためには名義変更が必要です。
そこで最後のステップとして、名義変更をするために車検証名義人が出品者本人なのかどうか。
また所有者がディーラーなどになっていないかなど、確認しておくべきです。
なぜなら、車検証上の所有者がディーラーになっていれば名義変更ができない可能性があるからです。
たとえば、出品者がローン支払い中の状態で借金が支払い終えていなければ所有者が解除することができません。
個人間で取引が成立したとしても、その車は一生あなたの車になることはないのです。
また、悪質な出品者の場合、個人売買で現金だけを手に入れ、そのまま逃亡するということだって十分に考えられます。
その他にも、車検証の名義人がそもそも出品者と異なっていた場合、あとでなにかあったとしても出品者以外の第三者との話し合いになるケースもあります。
いずれにしても、個人売買で車を購入するなら、車検証上で怪しい部分がないかしっかりと確認しておくことが必要です。
まとめ
個人売買で車を購入するためには、
・車の条件を最低限決めておく。
・ネットサービスを使って車を探す。
・出品者と実際に会って現車を確認する。
・点検記録簿を確認する。
・車検証の内容を確認し、名義変更ができるのか調べる。
最低限ここに挙げた、5つのステップを踏む必要があります。
もしそれが可能になったのなら、リスクを最大限減らして格安で中古車を手に入れることができるでしょう。
しかし、私一個人の意見としては、車にそこまで詳しくないなら、個人売買には反対です。
なぜなら、個人売買で行われるすべてのケースは本人同士のやり取りに委ねられるから。
もちろん、車のことにある程度精通していたり、一度でもそういう仕事に就いたことがある方なら、個人間取引は便利なツールです。
しかし大多数の人たちにとって、高いお金を支払ってリスク背負うのはあまりにも危険。
それなら先程紹介したフリマサービスである「クルモ」など仲介業者を挟むのがベスト。
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とくに、クルモのメリットとしては、以下の点などがあげられます。
・個人間売買においては消費税がなし。
・販売業者の中間マージンを省くことができるため、出品者も購入者もお得な売買が可能となります。
・厳選した良質な保証付き車両が、業者販売価格でクルモ限定直販車両として掲載されるため、お得に中古車を購入ができます。
・ヤフオク!ストアとの連携。
など、個人売買の弱点をしっかりと補強してあるので、リスクを軽減しながらなおかつ安心して中古車を購入することができるでしょう。
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