車になにかトラブルがあったときにどうしましょうか?
たぶんほとんどの方は、取説(取扱説明書)を見るはずです。
そしてその車の保証期間が残っているのであれば、保証書が必要になります。
また、点検整備をすることで整備手帳に「点検記録」が発行されます。
このように、なにかトラブったときに調べる資料、
なにかを証明したいときの資料、過去に行った整備の履歴、
その全てが貴重な情報源となります。
話は変わって。
では、その資料が車を査定を依頼するときの査定額に影響はあるのでしょうか。
「たかが紙切れ、そんなのなくたって関係ないぜー!」
と思っているかもしれませんが、
それは大きな勘違いです。査定に影響を及ぼす重要な書類なんですよねー!
保証書・整備手帳・取扱説明書の評価について
意外かもしれませんが、
このような書類関係でも査定には影響をしていきます。
なぜなら、それぞれの意味をしっかり理解すると自ずと答えは出てきます。
まずは、正式な査定基準についてお話しましょう。
国産車 | 保証書・整備手帳 | 取扱説明書 | |
---|---|---|---|
当〜5年 | 6年〜 | 全年 | |
特・Ⅰ・Ⅱ | 40 | 30 | 5 |
Ⅲ・Ⅳ・軽 | 20 | 10 | 5 |
※1点は1000円とする。
また、特・Ⅰ・Ⅱなどのクラス分けについては以下の記事をご覧ください。
LINKサイズや排気量で決まる中古車査定クラス分け。
- 保証書・整備手帳・取扱説明書の原本が確認できなかった場合は減点の扱いとする
- 汚損、破損の見られるものは減点の扱いとする
以上のことから「汚いと査定額下げますよ」と言っているんですね。
ちなみに、ここも大切で「保証書・整備手帳・取扱説明書」が3点揃っていたら、10点の加点をするということ。
3つ揃えば1万円ですからね。大きい額ですね。
ではそれぞれ見ていきましょう。
保証書
車の保証書といっても、家電製品のように別紙で保証書があるわけではありません。
車の場合、メンテナンスノートと言って、
保証書と整備手帳が同じ冊子として掲載している場合が殆どです。
ただ、本来の目的はメンテナンスノートととして使用する手帳です。
車を売るだけではなく、
転勤や購入店舗以外で保証を受けたりする際にも、
保証書は必要になるので、一応確認しておこう。
購入店なら保証書がなくても、
無償修理は受けられます。
整備手帳
整備手帳の重要性は知っておいた方がいいでしょう。
その車の状態過去の状態がある程度わかり、
現時点での損傷状態をある程度把握できる資料として
大切な書類です。
その記録を参照して損傷箇所がわかることもある、
重要な書類になります。
大体メンテナンスノートでは5年分の記録ができるような書式になっていますが、
それ以降は定期点検記録簿にて記録していきます。
定期点検を行った記録は2年間保管してい置かなければならないので、
とても大切な書類です。
陸運支局の監査の対象にもなる、書類なのです。
数字の改ざんはもちろん、見積りと記録簿の内容が合致しているかなど、
厳しくチェックされる資料と言えますよね。
取扱説明書
これは皆さんもご存じだと思いますが、
車の取扱説明書になります。
新車から購入すると大体の方は積んでいますが、
中古車にて購入したのであれば、付属されていない可能性があります。
5点(5,000円)とちょっとしたマイナス査定をされますが、
積んでいないだけで5,000は勿体無いと思います。
販売店でも3,000円程度で購入できるので、
もしないのであれば、一冊用意しておいてもいいでしょう。
まとめ
車を買い取りするときに、よくある話の中で、
「治すぐらいなら、そのまま査定に出したほうがおトク」になることが往々にしてあります。
例えば、
「傷によるマイナス査定<<その傷を修理する塗装費用」
修理したほうが高いというパターンのほうが多いのです。
ただ、今回のケースは部品ではなく書類関係。
傷を治すには専門知識や修理工場を見つけなければならないが、
書類の不備とは違います。
保証書や取扱説明書がないだけで、
マイナス査定になるなんて最高にもったいないことだと思うのです。
毎回しっかりと点検しているのに整備手帳がないだけで、
20点(2万円)マイナス査定になる。
このような事態になることだけは避けましょう。
手間の掛からない損失を面倒くさがってはいけませんからね。
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