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クルマハック|「車を高く売る方法」

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査定時のチェックポイント

タイヤの残り溝やホイールの傷や損傷で査定金額が変化する?

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クルマ売るときの商品価値 タイヤとホイールの査定ポイント!

あなたの愛車を正確な金額で売るためには、必ず査定をすることが鉄則です。

査定といえば、ボディの傷やエンジンの状態ばかりに目を奪われがちですが、実はタイヤとホイールにも明確な査定基準が存在しているのです。

通常車を査定するときには、その車種のベース金額から少しづつ減らしていく減点方式が採用されていますが、タイヤとホイールの場合、状態次第で加点方式もあります。

たとえば、タイヤの残量がバリ目だったり、ホイールの規格であるJWLやVIAのマークがついていたり、さらに積み込みタイヤやホイールがあった場合にはその状態に応じて加点される仕組みになっているのです。

せっかく車を売却するのですから、「できるだけ高く売りたい!」そう考えるのは当然です。

そこでこの記事では、人間にとっての足元に当たる「タイヤ」と「ホイール」の査定基準について、ホワイトブックを参照にして解説していきます。

車を売るときの商品価値「タイヤ」と「ホイール」の査定ポイント!

タイヤサイズの見方と製造年月日の調べ方。

査定におけるタイヤとホイールの点数については、今あなたが装着しているタイヤのサイズが重要になります。

そこでまずはじめに、基礎知識としてタイヤサイズの呼称について振り返りましょう。

タイヤの側面には、そのタイヤのサイズや能力などが表示されています。

出典:ダンロップ

この写真の通りなのですが、

  • 195→タイヤ幅(mm)
  • 65→扁平率(mm)
  • R→ラジアル
  • 15→リム径(インチ)
  • 91→荷重指数(LI)
  • H→速度記号

となっています。

POINT

ここで覚えておくのは、リム径(インチ)で、このタイヤについては15インチであるということを覚えておきましょう!

 

出典:アストロプロダクツ

ちなみに、JNH3215という表記はステンシル番号と呼ばれており、タイヤの製造年月表すもので、製造週(1月の第1日曜日を第1週とする)と製造年(西暦の末尾2桁)の組み合わせで表されています。

例:「3215」・・・・製造週:32週目、製造年:西暦2015年を示しています。

さらに余談をいうと、ステンシル番号にある頭文字のJNHはどの工場で作られたかを表記しています。

タイヤの評価点

タイヤは残り溝により、加減点をします。

もちろん4本ではなく、1本単位で計算します。

乗用車系のタイヤ

残り溝→
インチ↓
スペア欠品
( )内アルミ
1.6ミリ未満 1.6〜5未満 5以上 ホイール交換
( )内アルミ
6未満 6〜7未満 7以上
19インチ以上 ー(82) 35 0 +8 ー(47)
18 ー(68) 30 0 +7 ー(38)
17 ー(57) 25 0 +6 ー(32)
16 ー(46) 17 0 +5 ー(29)
15 22(36) 13 0 +4 9(23)
14 18(31) 10 0 +3 8(21)
13以下 16(29) 9 0 +2 7(20)

たとえば、18インチの夏タイヤを装着した車の査定を実施したケースの場合。

・タイヤの溝が車検の通らない1.6ミリ以下=−30点(−3万円)
・タイヤの溝が1.6〜5ミリの間だったら=プラスマイナス0
・タイヤの溝が5ミリ以上=+7(+7,000円)

となります。

つまり4本のタイヤが同じぐらいの減り具合だった場合には、1.6ミリ以下なら3×4で12万円のマイナス査定5ミリ以上だったら7,000円×4で2万8,000円のプラス査定となります。

その他の基準としては、スペアタイヤが標準装備されていて、欠品していた場合には15点(1万5,000円)のマイナス。

また、タイヤのパンク修理キットを一度でも使用して、車に積載していなければ15点(1万5,000円)のマイナスになります。

オフロード系のタイヤ

残り溝→
インチ↓
スペア欠品
( )内アルミ
1.6ミリ未満 1.6〜5未満 5以上 ホイール交換
( )内アルミ
6未満 6〜8未満 8以上
18インチ以上 ー(68) 30 0 +8 ー(38)
17 ー(57) 25 0 +7 ー(32)
16 32(50) 21 0 +6 11(29)
15以下 29(43) 20 0 +5 9(23)

商用車、トラック用のタイヤ

残り溝→
インチ↓
スペア欠品 1.6ミリ未満 1.6〜5未満 6以上 ホイール交換
6未満 6〜9未満 9以上
16インチ以上 25 13 0 +4 12
15 22 12 0 +3 10
14 18 9 0 +2 9
13以下 13 6 0 +2 7

乗用車、オフロード、商用車&トラックのタイヤにも査定におけるルールというものが存在しています。

  1. タイヤ&ホイールが保安基準に適合しない(車検に受からない状態)なら原則として交換になる。
  2. ひび割れ・片減り・段べりなどタイヤに偏摩耗があるものは残り溝に関係なく1.6ミリ以下と判断される。
  3. スタッドレスタイヤは地域性を考慮される。
  4. ホイール径が12.5インチのような端数のつくものは切り上げて13インチとして扱う。

となっており、たとえば、残り溝が8分山、19インチのバリ目のタイヤを履いていてもホイールがフェンダーを突出して車検が受からないような状態になっていたとしたら価値はゼロ。いやむしろマイナスですね(汗)

こんな場合には、査定するタイミングで違うタイヤを装着させて売却し、19インチのタイヤは別途タイヤ買い取りサイトなどに出したほうがいいかもしれません。

ホイールカバーの交換

現在のアルミホイールはセンターキャップレスタイプになっているので、あまり関係はないかもしれませんが、ディスクホイールのホイールキャップやアルミホイールのセンターキャップが装着されていなければ減点対象となります。

個数 Ⅳ・軽
フルカバー 1個 10 7 6 5 4
ハーフキャップまたはセンターカバー 1個 - 4 4 3 2

ちなみに「特」や「Ⅰ」とは中古車のクラス分けになっています。

POINT

特>Ⅰ>Ⅱ>Ⅲ>Ⅳ>軽 の順となっており、Ⅲが基本で、一般的に「特」が高級車で「Ⅲ」がコンパクトカー、さらに「軽」は軽自動車の略になります。

アルミホイールの評価点

次にアルミホイールの評価について説明します。

アルミホイールは、減点と加点ではっきりと分かれています。

アルミホイールの減点

・価値減点の対象:うすい擦り傷、くすみは減点対象となる。
・交換:傷や腐食、亀裂や変形のあるもの、デザイン・サイズ規格の異なるものは交換となる。

ホイールの径 19以上 18 17 16 15 14 13以下
1本分の価値減点 12 10 8 7 6 5 5
1本分の交換点数 47 38 32 29 23 21 20

アルミホイールの加点

アルミホイール規格であるJWL、VIAマークが付いており、デザイン、サイズ、規格が揃っていたら4本セットで加点します。

年数→
インチ↓
当年・1年 2・3年 4・5年 6年~
19以上 90 70 50 30
18 80 60 40 20
17 70 50 30 10
16 60 40 20 5
15 45 25 15 0
14 40 20 10 0
13以下 35 15 5 0

積み込みタイヤ・ホイールの加点

では次に、積込タイヤとホイールについて解説します。

これは地域が限定されている可能性が高いのですが、北海道や東北のような降雪地域に住んでいる方は「夏」と「冬」タイヤ2セット持っているはずなので、これに該当します。

積み込みタイヤの加点

乗用車系
5ミリ以上
7ミリ以上
リム径(インチ) 加点
19以上 8
18 7
17 6
16 5
15 4
14 3
13以下 2
オフロードタイプ 商用車・トラック系
7ミリ以上 6ミリ以上
8ミリ以上 9ミリ以上
リム径(インチ) 加点 リム径(インチ) 加点
18以上 8 16以上 4
17 7 15 3
16 6 14 2
15以下 5 13以下 2

積み込みホイールの加点

ホイールは同一規格が条件になっており、1台分として加点されます。

年数→
インチ↓
当年・1年 2・3年 4・5年 6年~
ホイールの種類 アルミ スチール アルミ スチール アルミ スチール アルミ スチール
19以上 90 70 50 30
18 80 60 40 20
17 70 50 30 10
16 60 30 40 20 20 10 5 3
15 45 23 25 13 15 8 0 0
14 40 20 20 10 10 5 0 0
13以下 35 18 15 8 5 3 0 0

まとめ

タイヤとホイールは、商品価値としてしっかりと評価されます。

タイヤについては車検が通らない1.6ミリ以下になっていないかが大きなポイントになっており、それを下回っていると、プリウスクラスの場合でも1本で1万3,000円のマイナス査定となります(4本になると5万2,000円!)

その一方で、通常の半分の残量である「5ミリ以上」あると加点されるので、基本的に減点方式である車査定においてタイヤは比較的点数が上げられる部分なのかもしれません。

ただ、いずれにせよ細かい点数を気にするよりかは、「どこよりも高い場所で売る!」という気持ちのほうが大切なんで、そのためのやるべきこととして、一括査定の比較サイトを利用して、複数の業者の買取価格を同時比較しましょう。


私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。

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