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車検を受ける

車検を受けるなら「民間業者」と「代行業者」どちらにすべきか3つの違いで解説する。

更新日:

代行車検は、車検代の安さを目的にするあまりに非常に危険です。

なぜなら、代行車検は分解作業を一切しないで車検に合格してしまう可能性があるからです。

例えば、トヨタや日産などディーラーや、エネオスやオートバックスなど民間車検工場なら、ブレーキなどをしっかり分解し点検・整備をしたうえで新しい車検証が発行されます。

一方で代行車検は、ユーザーの代わりに直接陸運支局に持ち込むだけなんです。

で、ここからが今回の本題。

国から認可を受けているディーラーや民間工場の車検と、ただ持ち込んで車検に合格させるためだけに存在する代行車検

両社の明確な違いと、どちらで車検を受けるべきかを解説。

「故障などで悲惨な事故に遭遇したくない」

「2年に1度しかない車検ぐらいは安心しての愛車に乗りたい」

そのためにも、認可を受けた整備工場と車検だけを合格させる代行業者の違いを理解しておきましょう。

違いその1:認可がある認証(指定)工場と、認可のない代行業者

まず、ディーラーや民間工場をはじめとした認証工場と指定工場について。

•認証工場は地方運輸局長から認証を受け、自動車の分解整備ができる。
•ただし、認証工場は車検の検査を陸運局の敷地内にある車検場で受けなければならない。
•指定工場は工場内で車検を取ることができ、民間車検場とも呼ばれる。

 

また、認証工場や指定工場は人数制限もあり、例えばディーラーのように人材が多い整備工場でも、

  • 業務に従事する従業員が5名以上の場合には「指定工場」
  • 分解整備に従事する従業員2名以上の場合には「認証工場」

と店舗スタッフの人数によって分けられたりもします。

 

もし、あなたがはじめて車検を申し込むとき、認証工場や指定工場でしっかり車検を依頼するなら、青い指定工場の看板もしくは黄色い認証工場の看板を確認するといいでしょう。

違いその2:認証(指定)工場は整備を、代行車検は受けるだけ。

ディーラーや民間工場に車検を依頼したら、国家資格をもったプロの整備士がブレーキの分解整備やエンジンルームや下回りの点検整備を含めた24ヶ月定期点検(4ナンバーは12ヶ月)を実施します。

そして、認証工場は整備を陸運支局に車検を受けて、指定工場は自社で検査を受けます。

一方で、代行業者は国から認可を受けていないためブレーキなどの分解整備ができません。

そのため、代行車検では、ブレーキなど一切分解せずに陸運局に持ち込み車検を受けます。

ちなみに、ブレーキなどの分解・組付けを伴う重要な作業は、ある一定条件をクリアする認定(指定)工場じゃないと実施できません。

認可を受けていない業者がブレーキなどを分解するのは法律で禁止。

まあ、かんたんにいうと医師免許の持っていない医者が患者を治療するようなもので、見つかったら即罰則の対象です。

実際、代行車検では、ブレーキの制動力で不合格になったならブレーキの修理しかせず、ライトの位置で落ちたのなら、ライトしか調整しません。

要するに、代行車検は、合格するまでただひたすら「修理→持ち込み」を繰り返すだけなんですね。

違いその3:ステッカーもなければ、整備記録簿もなく整備保証もなし

認証(指定)工場で点検を受けても、代行業者に頼んでも、どこで車検を受けても結局は車検に合格はできます。

でも、どの方法で車検をとったのかによって、今後の愛車の寿命が大きく違ってくるのです。

ディーラーやオートバックス、エネオスなどで整備して車検をとるとやっぱり安心ですよね。

例えば、ブレーキやベルトなどの消耗品の交換や、エンジンオイルや冷却水の油脂の交換。

無事車検に合格すれば、

  • フロントガラスの左上に点検ステッカーも貼れます
  • 整備した記録の点検記録簿
  • 整備した場所についても整備品質保証

が発行されます。

 

でも一方で代行業者は、まったくと言っていいほど整備しないのでなにも発行されません。

ただでさえ車は消耗品なのに、走る分だけ色々な箇所にダメージを受けるはずなのに、2年に1回しかない車検ですら整備しないということは、次の2年後の車検まで4年間まったく整備しないということにもなります。

まとめ

代行車検の最大のメリットは「車検費用の安さ

これは紛れもない事実ですし、否定するつもりもありません。

でも、一方で「車検」という法律で定められた行事をどう考えるのかも大切です。

「安さ」につられるあまり、なにもせずに車検に合格してしまうほど恐ろしいことはないですから。

2年に1回しかないのなら、健康診断を受けるぐらいのつもりで整備工場で車検を受けてみてはどうでしょう。

もちろん、必ずしも「ディーラーで車検を受けるべき」と言っているわけではありません。

同じ整備工場でも、車検費用を安くすることは十分に可能。

例えば、ディーラーで受けるよりも、オートバックスやエネオス、車検のコバックなど、実績十分な民間車検工場が提携している楽天車検は費用が不安な方も安心して車検を受けられます。

また、楽天車検は料金の不安を解消するために、事前の見積もりを先に行ってくれます。

ですから、代行車検のような「安いけど整備しない」ようなところではなく、「安く、しかも安心して愛車を乗られる」楽天車検を利用してみましょう。

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車検受けるタイミングは、車の入れ替え時期でもあります。

見積り費用が高ければ、そろそろ愛車を手放す時期なのかもしれません。

あなたの愛車はどれぐらいの価値があるのでしょう。

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