一括査定の業者によって、
査定額にばらつきがあるのはなぜでしょう?
査定額は市場価値と、車の加減点のポイントによって
決定しています。
もちろん、業者によっては細かな誤差があるのでしょうが、
「10万円以上」の開きがあることも珍しくありません。
なぜ、ここまで業者によって査定額にバラつきが生じてしまうのでしょうか。
その秘密に迫りたいと思います。
必要な車種が業者によって違う
まず、業者によってそれぞれ必要としている車種が違います。
なぜなら、A社にとって買い取り後に再販できる自動車も、
B社にとって同じだとは限らないからです。
当然ですが、業者によって売れやすい車やピックアップする車は
それぞれ違います。
例えば、A社が軽自動車販売を得意としていても、
B社が得意としているとは限りません。
B社はミニバン専門の販売店である可能性だってあるのですから。
車は、実に様々な種類があります。
例えば、ミニバンやステーションワゴンなどボディ形状でも
違います。
それ以外でもハイブリッドカーやコンパクトカーさらには軽自動車までもあり、
また軽自動車というカテゴリーの中でも、
第三のエコカーや家族で乗られる軽ミニバンなど千差万別です。
したがって、複数の買い取り業者があなたの車を「ヨーイドン」で査定をしても
価格に、バラつきがでてくるのは、ある意味、当然なんですよね。
必要な車種が販売ルートによって違う
買い取り業者の販売方式がすべて同じだとは限りません。
なぜなら、業者によって
販売方法や販売ルートがそれぞれ違うからです。
例えば、
- 店舗型の販売店
- 受注してから買い付けする販売店
- インターネット型の販売店
- 海外に売却する
- オークションにそのまま売却する
など、それぞれ業者によって買い取り後の目的が違う場合があります。
海外に売るなら「ランクルやビッグホーン」などのクロカン系や
「ハイエース」や「キャラバン」など1BOXカーのほうが高く買い取りしていますし、
ネット販売店なら「年式が新しく壊れにくい車」
またあまり市場に流通しない「マニアックな車」を高く査定する傾向があります。
つまり、販売ルートの違いで
買い取り価格にバラつきが生じていくるのです。
会社に10人の社員がいたら、十人十色それぞれ得意分野が違うかのように、
一括査定の提携会社もそれぞれ得意、不得意分野があって当然なのです。
査定基準が業者や人によって違う
<
最後に、
もちろん査定士の違いで、査定額にバラつきがある生じる場合もあります。
もちろん車の査定士も人間です。
中古車の査定基準や加減点ポイントが仮にあったとしても、
見る人によってバラつきがでてきてしまう場合があるのです。
もちろん、査定講習を学んできている過程で、
他人とのズレが生まれてきている方もいるのかもしれません。
また、習得してきた過程や、業者によって加減点のポイントがずれてきてしまう
可能性だってあります。
仮に「市場価値が100万円」ちょうどのミニバンを査定します。
もしも、同じ損傷箇所があったとしても、
A社の査定士がマイナス10点で、B社の査定士が加減点なしと評価してしまう
可能性だってあります。
本来は車やボディ形状など種別と違い、
傷など車の状態によって、査定額に違いがでるのは良くありません。
でも「査定士による価格のバラつき、評価のバラつき」があることは事実。
実問題、査定士も経験年数や査定をしてきた台数で
バラバラになるのはむしろ、自然ではないでしょうか。
一括査定サイトでの実例
私が一括査定におすすめしている「かんたん車査定ガイド」でも査定額に30万円以上の開きがある場合があります。
販売ルートの違いや、狙っている車種の違いまたはヒトの見る目によって
評価点にバラつきがあるのがわかります。
価格帯でもバラバラで
1〜5万円違う場合もありますし、10〜20万円違う場合だってあります。
車によっては30万円以上の差がある場合だったあるのです。
1万、2万の誤差ならともかく、
30万円となると話は全く変わっていきます。
ここまで査定額が変わってくると、価格比較をさせる意味も、
複数の業者にて査定してもらう意味もあるでしょう。
30万円も違う理由は、
査定士のチェックだけではそんな開きになるわけが
ありません。
販売ルートの違いや、狙っている車のニーズの違いなど、
あなたの車の中に、買い取り業者それぞれがどこかに価値を見出したのです。
これは1社との単独査定では、
なかなかこのようなことは起こりません。
単独査定は比較対象がないので、相場価格通りに落ち着くことが多いからです。
だからこそ、高く売るという「目標」があるなら、一括査定を選ぶべきなのです。
[nlink url="http://kuruma-hack.net/aorb/" title="「単独査定」と「一括査定」結局はどちらを選ぶべきなのか?"]参考:「単独査定」と「一括査定」結局はどちらを選ぶべきなのか?
まとめ
一括査定の業者によって価格にバラつきがでるのは、
仕方がありません。
逆に考えれば、
思わぬ高価査定がでることも、一括査定の魅力のひとつでもあるのです。
盲信してはいけませんが、期待ができることも事実ですよね。
「いくらで査定をしてもらえるのだろう」というワクワク感が堪りませんよね。
期待をしていなかったクルマほど、帰ってきた反応が高ければ、
それが喜びにつながりますから。
ダメもとで査定してみて、思った以上高く売れるって、
なんかプレミア感があっていいですよね。

私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
無料一括査定なら最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができることができますし、 申込みも1分程度で終わるのでおすすめ。
