「中古車って新車に比べて最初に取られる費用が安いからお得だよ!」
って友人がいっていました。
それじゃあ私が「じゃあ具体的に何が安いの?」って聞いたところ
友人が「う〜ん わからん」って言っていました(笑)
確かにそうですよね。 「新車は新車」 「中古車は中古車」
あまり同時に見積もりなんて出すことがありません。
では今日は中古車にかかる費用と新車との違いについてお話したいと思います。
目次
新車と中古車の購入費用の違い(税金編)
まずは表を作成したので見てもらいましょう。
新車 | 中古車(車検あり) | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
①自動車税 | ||||
②自動車取得税 | 普通乗用車 | 所得価格の3% | 所得価格 (=新車取得価格×残価率)の3% |
|
軽自動車 | 所得価格の2% | 所得価格の2% | ||
③自動車重量税 | 中古車で車検を取得するときには必要 | |||
④消費税 | ||||
⑤自賠責保険料 | 中古車で車検が残っているか分の月割負担 | |||
⑥車庫証明 | ||||
⑦登録費用 | ||||
⑧納車費用 | 自分で取りに行くならあ不要 | |||
⑨リサイクル料金 | ||||
⑩下取り費用 | 下取り車がある場合 |
①自動車税
普通車は都道府県に軽自動車は市町村に収める税金です。
期間は4月1日から3月31日をサイクルとして計算。
中止してほしいことは月割で計上されるということです。
つまり5月に購入すると11ヶ月分計上されるし、2月に購入するときには2ヶ月分で済むのです。
なので(購入時期に関わらず1年分請求してくる業者は注意が必要です。)
排気量や使用用途(例:自家用車・営業車)によって決まる。
さらに低排出ガス車や年式が古い車などは増税があるので正確な金額は問い合わせが必要ですね。
②自動車取得税
一般の人には最もわかりにくい税金
自動車取得税 車を購入するときかかる都道府県税です。
税率は「普通自動車の場合は取得価格の3%で軽自動車税は取得価格の2%」と決められています。
ちなみに取得価格とは「車の基準価格+オプション品」の90%から1000円未満を切り捨てた金額
参考:2015年 中古車・新車を賢く購入するため自動車取得税の計算方法
新車に関しては取得価額にかけた税率がかけられますが
中古車の取得税に関しては、車の基準価額に下記に掲載しているので残価率をかけるによって、
算出されるのですね。
経年年 | 1年 | 1.5年 | 2.0年 | 2.5年 | 3年 | 3.5年 | 4年 | 4.5年 | 5年 | 5.5年 | 6年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
乗用車 | 0.681 | 0.561 | 0.464 | 0.382 | 0.316 | 0.261 | 0.215 | 0.177 | 0.146 | 0.121 | 0.100 |
軽自動車 | 0.562 | 0.422 | 0.316 | 0.237 | 0.177 | 0.133 | 0.100 | - | - | - | - |
新車と違い中古車の場合は取得価格
「車の基準価額」の金額合計が300万円だったと仮定しよう。
そうなると取得税は
新車の場合:「300万円×0.9=270万円×税率3%」で8万1000円の取得税がかけられるが、
中古車で3年落ちの場合「300万円×0.316=94万8000円×税率3%」で2万8000円の
課税されるようになるのです。
このような非常にわかりにくい算出方法になるのです。
あまりにもわかりにくく、また各方面から批判の声が上がっている
自動車取得税なのですが、
2015年10月の消費税10%の引き上げ時には完全廃止が決定しています。
また、
50円以下のクルマは取得税が免除されています。
③自動車重量税
新車購入時や車検整備のときにかかる税金です。
中古車で車検が残っているのであれば請求されません
例えば車検が切れている中古車で新規に車検をとって納車する場合は車検費用とさらに重量税が
必要になります。
④消費税
こちらはみなさんも毎日接している税金なので戸惑うことはないはずです。
ただこの大増税時代8%でもキツイですが10%なんてちょっと怖いですね。
新車と中古車の購入費用の違い(保険、登録、下取り関係編)
⑤自賠責保険
新車購入ならば普通車で車検までの36ヶ月分がかかります。
当然中古車の場合車検が残っているかどうかで決まります。
車検があと1年残っていれば1年分ですし、
あと3ヶ月で車検を迎えるのならば3ヶ月分の自賠責保険料がかかります。
では次に税金以外の部分でお話します。
ここからはお店でずいぶんとちがうところもあるので注意が必要です。
⑥車庫証明
自動車の登録にかかる費用です。
管轄する警察署に申請する書類が3000円ぐらいです。
また軽自動車も厳密に言うと車庫証明が必要ですが、
なくても問題がないのが実情です。
⑦登録費用
自動車の登録にかかる費用です。
陸運局に申請する印紙やナンバー代金など5000円もあれば
済んでしまう金額です。
こちらも注意深くチェックが必要です。
実際のところ業者によってまちまちです。
一般的な登録代行手数料っていわばお店の利益です。
なのでせいぜい登録費用と合算しても15000円ぐらいで十分でしょう。
それを50000円〜80000円ぐらいとる業者もあるって聞きます。
⑧納車費用
納車費用って言葉はいいですけどこちらも単純にお店の利益です。
実際のところ内訳があるわけでもありません。
納車場所への距離とは無関係に一律だったりもします。
自宅とも距離にもよりますが、
こんなものにお金を払うぐらいなら
クルマを取りにいったほうが良いですね。
⑨リサイクル料金
リサイクル料金2005年以降からスタートした、
自動車の適切な処理をおこなうために所有者に課せられる費用です。
新車は当然購入ユーザーが支払うものですが、
中古車に関しても同等です。
中古車の前のユーザーがリサイクル料金を払っていたとしても
あくまで最終地点になるユーザーが支払い義務があるのです。
なので前のユーザーはリサイクル料金を立て替えているだけなのです。
なのでどんどんバトンタッチしていく仕組みです。
最終的に解体したオーナーが費用を負担する仕組みなのですね。
⑩下取り費用
下取り車があった場合は請求される金額です。
私がディーラーや中古車業者に下取りを出したくない理由がこれです。
まったく無価値の車に対して解体費用として請求するのならば納得もできますが、
利益を大きく乗せて販売しているところが非常に多い。
それなので下取りか費用って。。。
都会ならクルマの量も多いからわかりにくいかもしれませんが、
地方ならばどの車が自分が乗っていたクルマなのか
すぐわかってしまうのが現実です。
下取りをしてもらって購入することも重要ですが、
クルマを他社でしっかり査定してもらった上で
下取り交渉に持っていったほうが経済的には有利になります。
中古車販売者も「自分のところでしか、下取り&買取していないだろう」
っとありえないぐらい低い金額で査定してきます。
まずはある程度の査定金額を理解したうえで
値段交渉したほうが有利に働くのは間違いありません。
まとめ
以上で価格についてまとめてみました。
中古車を購入するときのメリットは廃止予定ですが、
取得税が安いことと車検が残っていると重量税がかからないことが特徴です。
また月割負担などがあることから、新車と比べる中古車のほうが負担も軽いです。
新車の良さも理解していますし、
はじめてのオーナーになることは
何事にも代え難い快感でもあります。
ですがやはり中古車の魅力。
「経済的な料金」こちらに惹かれてしまうんですよね〜。
新車を3年毎に買ってた昔ってホントに景気が良かったですよね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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