車のエアコンから悪臭がする！カビ臭いを抑えるための3つの対策方法！

猛暑日が続けば続くほど使用頻度が高くなる「車のエアコン」
私もいつも車内ではエアコンを使用しています。

暑さに我慢できないので、常時クーラーが効いている状態ですが、
エアコンの匂いがどうも臭い。
なんというか「カビ臭い」というほうが適切なのだろうか。
特に高温多湿の状況下では顕著に感じてしまいます。

「臭い。なんとかしたい！」

そこで、休日の日を使用して、対策を練ってみました。
私がおすすめするエアコンのニオイ対策の中で
最高に効果の高い3つのグッズでエアコンから発生する異臭を撃退してみよう。

比較的、初心者でもかんたんにできる作業なので、
同様の悩みを抱えているのなら是非試していただきたいと思っています。

エアコンのカビ臭くなる根本的な原因と対策方法

まずはエアコンの臭いの元となる根本的な原因から。
これを知っておかないと、なにをどうしたら良いかわかりませんからね！

車のエアコンにはエバポレーターという構成部品があります。
かんたんにいうと車のエアコンの風を冷やしたり、除湿する部分はなのですが、
この除湿をするというのがポイント。

このエバポレーターが湿った状態と、乾いた状態が続くことで、
あのカビのような臭いが発生します。

ちなみに余談ですが、
～一般的に不快なにおいに対しては「臭い」という漢字を用い、快い（こころよい）においには「匂い」の漢字を用いる～
（私も初めて知った日本語って難しい・・・）

また湿り気がある状態が続くと車の中の埃や塵などのゴミが付着されやすいことから、
どんなに消臭剤などを使用しても意味はありません。

根本的な解決策はこのエバポレーターを完全に洗浄するか新品に交換するしか
方法はないのです。

「では交換や丸洗いすればいいじゃん！」ってことなんですが、
それがとても難しいの。

なんでかっていうとエバポレーターという部品。
ヒーターやエアコンのメインとなっている部分のど真ん中に入っているので、
車の中をバラバラにしなければ、取り外すことができない。
素人にはまず無理だと思う（エアコンのガス抜きとかも必要になる）

なので、かんたんに交換できないですし、そもそも費用も工賃が高いので莫大にかかる。
5万円以上は軽くかかると思っていいだろう。

そして新品に交換したところで、
いつかはまた同じことの繰り返しになるので、
ここはあえて交換はしないで、今回おすすめするエアコングッズで対策したほうがいいだろう。

エアコンのニオイ対策3つのグッズ

では、説明が長くなってしまったがエアコン対策を紹介しよう。

エアコンのニオイ対策の3つのグッズ。
この3つがあれば、ほぼ気にならなくなりました。

この3点だ。

それでは順をおって説明していこう。

脱臭する：クリーンエアフィルター交換

それではやり方を解説する。
ちなみに車はアルファードの15年車になります。

まずはクリーンエアフィルターをヒーターユニットから取り外しをします。

トヨタ車のクリーンエアフィルターはほとんどが助手席側のグローブボックスを
取り外すと見えます（平成13年以降ぐらいまで）

単純にひっぱって取れるので簡単です。
取扱説明書にも乗っているので確認しておきましょう。

白いケースが見えてきましたね。
この白いケースにクリーンエアフィルターが直接取り付けしてあるので外しましょう。

コツは端になる爪を内側に抑えながら、
引っ張るようにするとかんたんに取り外しできます。
無理に引っ張ろうとせずにゆっくりと引き出してください。

これがクリーンエアフィルターです。

1年前の車検でも交換しましたがかなりゴミが詰まっています。
ヒーターユニットに飛び交うゴミをこのフィルターを通して抑えているので、
かなりのゴミが詰まっています。
エアブローするとゴミが撒き散らします。

それではクリーンエアフィルターを取り出しましょう。
エアコンのユニットの中に入っているフィルターで
できれば1年に一度は交換することをおすすめする。

しかもこのデンソー製のクリーンエアフィルターは脱臭タイプ・防塵タイプなので、
交換したあともエアコンの臭い匂いを抑えるだけではなく、
カビなども抑える働きがあります。

左側新品で右側取り付けしてあった古いクリーンエアフィルターになります。
ゴミの量のせいか、古いクリーンエアフィルターは手に持つと、
ずっしりと重みがあります。
1年経つと真っ黒くなるんですね。

では次にわさびデュールを紹介したいと思います。

抗菌作用：わさびデュール

これが一番「謎」の商品に見えるはずです。

このわさびデュールの目的それは抗菌作用。

わさび成分がエアコンの内部に繁殖する菌を抑えて、
エアコンの不快な臭みを軽減します。

基本的には「エアコンフィルター」と同時交換してください。
※単体だとあまり意味が無いです。

このわさびデュールですが、抗菌作用なのでメインの働きをするので、
消臭作用はありません。
なのでタバコやペット臭、排ガス等の臭いは対象外です。

封を切るとわさびの臭いがきついですが、
時間とともに気にならなくなります。

取り付け方法

取り外したクリーンエアフィルターにわさびデュールを上下に挟むように取り付けします。

抗菌作用の流れ

この説明を見てもらえればわかると思いますが、
わさびデュール自体に消臭機能はありません。
あくまで消臭・脱臭はクリーンエアフィルターが行います。

エバポレーター洗浄・消臭：クイックエバポクリーナー

それでは最後にクイックエバポクリーナーの使用方法を説明していこう。
エアコンの臭いの根本的な原因となるエバポレーターの洗浄です。

この缶スプレーの長いノズルを使用して、
エバポレーターに直接噴霧して洗浄してしまうという考えだ。

エバポレータークリーナーだけで、
臭いのもととなる原因の8割は改善するので、ぜひやっていただきたい。

取扱説明書も付属しているので、
誰でもかんたんにできます。

まずは付属している長いホースを先端に取り付けします。
このぐらいの長いホースがないと、エバポレーターには届かないと思っていいと
思います。

まずはエアコンの設定ですが、
エアコンOFF、内気循環、風量MAX、風の向き足元、MAXCOLDに設定します。
なぜかと言うと、すべてのヒーターダクトを開閉方法にしておかないと、
クイックエバポクリーナーの液剤がヒーターユニットの内部に滞留してしまい、
電子機器をショートさせてしまう恐れがあるからです。

狙う方向はこちら。
こちらにクイックエバポクリーナーのノズルを挿していくイメージを持ってください。

付属のストッパーのようなものを使用して、
クイックエバポクリーナーをセッティングします。

アルファードの場合は、臭いのもととなるエバポレーターが中央部に位置しているので、
長いホースも右の方へ向けてあげよう。
この紺色のストッパーの裏側は両面テープになっているので、
ヒーターユニットに貼付けした状態で、位置を保持してみよう。

あとはひたすら液剤をエバポレーターに向かって注入しよう！
缶を振りながら使用すると液剤が効率よくでるので全部一気に使いきるんだ！！

多少ホースを指で捻りながら、位置を合わせてもいいでしょう。
あまり下に指を突っ込むとヒーターブロアモーターがあるので、
危険です。　

すべての噴霧が終わったら、
エアコンスイッチをONにして5分間エアコンを回し続けてください。
これにより、エバポレーターに発生した結露水により汚れが流されるのです。

ここまでで処置は終了、あとは復元作業に入りますよ。
もう少しなので頑張りましょう。

車両の復元：最後の取り付け

されでは最後にわさびデュールを取り付けした状態の
クリーンエアフィルターを復元します。

念の為にクリーンエアフィルターとクリーンエアフィルターのケースには
「UP」と向きが記載されているんで、注意しよう。
間違っても逆に取り付けしてはいけませんよ。

そっとケースにしまってください。
無理矢理いれるとプラスチックケースを破損してしまうおそれがあるのでご注意を。

使用してみた結果

間違いなく、効果あり！

エアコンダクトに置くような消臭剤もありませが、
あれでは根本的な原因が治ってはいません。

根本的な原因は「エバポレーターの汚れ」
ここを抑えておかないとなにをやっても無駄になるだろう。

3点とも1回で実施したほうが効果はあるが、
もし優先順位をつけるとしたら、

このようにするといいだろう。

まとめ

夏にはどうしてもエアコンのトラブルが多くなる。
でもこの暑い夏をエアコンなしなんて耐えられない！

だからこそ、自分でもできるエアコン対策があることも、
覚えておいたほうがいいんです。

費用対効果は十分です。
ぜひお試しを。

では。

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