これから車を売却する予定なんですが、シートが汚れが原因でどれぐらいマイナス査定になってしまうの?
- 子供が乗っているのでシート汚れてしまう。
- タバコの焦げ跡がある。
- 運転式が明らかに色あせしてヘタっている。
など、車はある意味日用品なので、使っていけばいくほど汚れていくものですよね。
しかし、査定の教科書であるホワイトブックに掲載された基準を知っておくことで、対策を練ることが可能になるかもしれません。
ここでは、査定基準の元となるホワイトブックに定義されている「シート」の減点方法について解説していきます。
目次
汚れやタバコの焦げ跡「シートの基準点」について解説
ホワイトブックに記載されている「シートの汚れ」の基準
まず、シートを含めた内装の汚れについてホワイトブックに掲載されている評価点について説明します。
※マイナス査定になる基準は定義は以下のようになります。
- 1センチ以上の穴、タバコの焦げ跡、ほころび
- 1センチ未満の穴、タバコの焦げ跡、ほころびが合計3個以上
- カードサイズ以上のシミや、カードサイズ未満のシミが2個以上
この3つに該当すると「マイナス評価」となります。
このことから、シートにおける査定のポイントは、
- 汚れ
- シミ
- 穴
- タバコの焦げ跡
- ほころび
の5点がマイナスポイントとなるキーワードになります。
具体的な点数については、シート形状によって大きく異なりますのでそれぞれ説明します。
セパレートシートの点数
セパレートシートとは、運転席と助手席側が隔ててあるタイプで、ほとんどの国産車はセパレートシートになります。
先ほど説明した3つの定義に当てはめた場合、布シートのクッション(お尻部分)が損傷しているケースでは25点(25,000円)、バック部分(背中部分)が損傷しているケースでは35点(35,000円)のマイナスになります。
一方で、形状が布ではなく、ビニールレザーの場合は、クッションの損傷で20点(20,000円)シートバックは30点(30,000円)のマイナスになります。
ベンチシートの点数
ベンチシートとは、その名の通り「公園のベンチようなシート」で席に隔たりがないタイプです。
後席シートのような形状をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
査定の基準点におけるセパレートシートとの大きな違いとして、ベンチシートはシートのお尻部分と背中部分が分割していないのでひとつのパーツとして見られます。
こちらも定義に当てはめると、布シートで40点(40,000円)のマイナスで、レザーやビニールシートで30点(30,000円)のマイナスとなります。
本革シートの点数
最後にもっとも高級感のある本革シートの説明をします。
本革シートは高級車に多いイメージがありますが、今ではミドルサイズの車種でも上級グレードに限定していえば本革シートは珍しくありません。
本革シートの場合、フロントとリアふたつに分かれており、フロントシートの場合は50点(50,000円)のマイナスで、リアシートの場合には、なんと100点(100,000円)もの大きなマイナスになるので要注意です。
例えば、トヨタのハイブリッドカーのSAIは本革仕様になっていますが、運転席側のシートに「へたり」「傷」のようなダメージがあった場合、50,000円のマイナスになるのでけっこうな大きな額です。
改めて、まとめてみると以下のようになります。
国産車に多いセパレートタイプは、シートのお尻と背中の両方に基準点があるので、使い方が悪かった場合マイナス査定を食らうことになるので注意しましょう。
査定項目 | 査定区分 | 加減点 | ||||
内装 | 交換・張替 | セパレートシート (クッション) |
布 | 25 | ビニール レザー |
20 |
セパレートシート (バック) |
35 | 30 | ||||
ベンチシート (クッション又はバック) |
40 | 30 | ||||
本革シートフロント (クッション又はバック) |
50 | |||||
本革シートリア (クッション又はバック) |
100 |
社外のシートカバーを装着させるとマイナスにはならないのか。
シートの汚れや穴で大きくマイナス査定になってしまうのはわかっていただけたと思います。
では、社外品など比較的安値で販売しているシートカバーを取り付けると、うまくカモフラージュすることはできるのか?
また、シートカバーを装着していたら、査定時にすべて捲(めく)られてしまうのか?
答えは、査定士はシートカバーをめくってまでシートの状態を確認しません。
品質にもよりますが、社外品のシートカバーは高品質なものも多く、シート形状に合わせて販売されたあるのでかんたんには取り外しができないからです。
正直、1台の査定時間がそこま深く追求はしません。
例えば、クラッツィオというシートカバーのメーカーは純正並に高品質なので、シート自体にヘタリなどがあったとしてもきれいに覆いかぶさるのでマイナス評価にされることはないでしょう。
その一方で、あまりに安物のシートカバーについては、取り付けが甘いので確認されるかもしれないので要注意です。
いずれにしても、シートなど内装の面でマイナス評価になることを恐れ、カバーを装着するぐらいなら、まず今自分の車の概算見積もりを確認してみましょう。
10社で同時査定をする、一括査定のナビクル車査定では、市場に沿った現時点での概算価格を表示させることができるので、相場をある程度把握することができます。
例えば、査定基準が5万円程度なら細かい対策は必要ありませんが、ある程度概算見積もりが高くなりそうならシートカバーを取り付けするなり対策を打ちましょう。
まとめ
室内のシートの汚れや穴、焦げ跡などで査定額に大きな影響を与えます。
汚れているなら、シート洗剤など使ってきれいにすることである程度”誤魔化す”ことができますが、穴や焦げ跡などはそうはいきません。
いずれにしても、シート表皮が布になっているならドレスアップパーツとしてシートカバーを使ってカモフラージュすることができますが、本革シートにさらにシートカバーを被せてしまうと逆に不自然になるのであまり効果はないでしょう。
これから車の売却を考えていて、シートの汚れ具合に悩んでいるならまずは「概算見積もり」を確認したうえで、今できる範囲で綺麗に清掃してみるのが1番効果的なのかもしれませんね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
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