自動車には、通常グレードのほかに「特別仕様車」といった、メーカーが独自性を出して販売するモデルがあります。
写真に掲載しているハリアーも「特別内装色」「専用のアルミホイール」そして「専用ボディーカラー」など、特別仕様車だけに装着されている装備もあります。
そこでひとつ疑問が。
限定モデルである特別仕様車は、通常グレードよりも高く売ることができるのか。
せっかく高いお金を支払って、ベースグレードよりも装備を充実させているので高く売れないと不公平に感じてしまいます。
今回の記事では、その疑問について解説していきます。
特別仕様車を査定に出すと高く売れるのか。
メーカーとディーラー「どちらが作った」特別仕様車なのか。
そもそも特別仕様車とはなんなのか。 Wikipediaから引用します。
特別仕様車(とくべつしようしゃ)とは、自動車やオートバイの装備品等を充実させ、商品の魅力を高めたモデルのこと。期間限定や台数限定などの販売方法がとられることもある。特別限定車、スペシャルエディションとも呼ばれる。本稿では主に日本の自動車メーカーが日本で販売されている特別仕様車について述べる。
via - 特別仕様車 - Wikipedia
このように特別仕様車とは、メーカーが期間限定で販売する限定品のようなものなんですね。
私たち日本人は期間限定という言葉に弱い生き物です汗。。
そしてここから重要なんですが、期間限定品と言われている特別仕様車。
メーカーの生産工場で装備される「特別仕様車」と、ディーラーが独自で汎用パーツなどを取り付けした「特別仕様車」2種類が存在しています。
つまりメーカー公認なのか、メーカー非公認なのかって話ですよね。
メーカー特別仕様車とディーラー特別仕様車の違い
では一体どのようにすれば、メーカーの特別仕様車だとわかるのでしょうか。
もっともかんたんな方法のひとつに、カタログに掲載しているのかどうかがあります。
冒頭で説明をしたハリアーは、メーカーの生産工場で装備された特別仕様車なので、ディーラーに置いてあるカタログもありますし、公式ホームページでもしっかりと宣伝されています。
また、プリウスαで例を挙げると、カタログのS”tune BLACKⅡ"の諸元表に、「5人乗り特別仕様車になるのでコーションプレートの末尾に(A)の文字が付きます」とはっきりと明記されています。
つまり、コーションプレートの末尾に型式番号がついたのなら、間違いなくメーカーの特別仕様車になるのです。
一方、ディーラーが折込チラシなどで宣伝をして、独自で設定されたモデルについては、カタログには一切掲載されていないので本当の意味で特別仕様車とは言いません。
型式もコーションプレートも一切変更ありません。
単に、「ディーラーがおまけをつけて販売しましたよ」ってカスタマイズになるので、同じ限定販売とはいえワゴンセールのようなものであり、安売り特売セールをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
特別仕様車で査定には影響するのか。
では、査定時に特別仕様車であることにメリットがあるのか。
もしメーカー製の特別仕様車なら、どこで査定をしようとも独立した査定基準となるので、ベースグレードよりも高価買取される可能性が高くなります。
在庫数が限られているのだから当然ですよね。
一方で、ディーラー独自設定されたモデルは、グレードに変更がないので通常と同じように査定が行われます。
その他大勢のモデルと一緒と見られてしまうわけですね。
どちらかと言うと、メーカー製の特別仕様車のほうが高くなる傾向があり、ディーラー製の特別仕様車のほうが安くなる傾向になります。
ただ、あくまで傾向というだけあって、その車自体に市場価値がなければ査定額が低く、もしディーラーの特別仕様車であっても車自体の価値が高い、例えば「SUV」や「ミニバン」系なら、査定額が自然に高くなるんですけどね。
いずれにしても、車査定においてもっとも大切なポイントは「市場の価値があるのかどうか」
そこが高価買取をめざすための、大きな分岐点になるのですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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