2.4Lエンジン搭載の50系エスティマに乗っている知人から、修理のオファーがやってきました。
修理内容は、エンジンのアイドリング中の異音に悩んでいるらしいのです。
具体的には、「ウォーン」と高めの異音が発生しており、エンジンが暖気されていくにしたがって小さくなっていくとのこと。
最初は我慢していたらしいのですが、段々音も大きくなってきて、やっぱりエンジンなので気持ちが悪いので診断を依頼されました。
2.4Lエスティマのエンジンのアイドリング中に音がする原因
異音の原因はベルトテンショナー
結論から言うと異音の原因は、ファンベルトの張りを自動調整するベルトテンショナーというパーツでした。
エンジンルームを開けてみると、どうもファンベルト付近からの音が発生していたのです。
ベルトテンショナーはファンベルトが駆動されており、常時テンションがかかっている状態です。
物は試しで、ファンベルトを取り外してエンジンを始動したところ、異音が「ピタッ」っと収まったので、ベルトに駆動されているベルトテンショナー本体の不良と判断することができました。
こちらが脱着したベルトテンショナーになります。
ショックアブソーバーのようなダンパーが取り付けされており、ここでベルトにかかる動きを吸収しています。
そしてこのショックを吸収させるためのダンパーが、本来左右にスムーズに動くはずが、固着して全く動きません。
これが今回の異音の正体とみて、ほぼ間違いはないでしょう。
ベルトテンショナーの見積もり金額
見積りをとってもらいましたが、やはり修理代金はそれなりに高額でした。
部品と工賃合わせましてしめて41,904円。
自動車の修理代ってなんでこんなに高くつくんですかね汗。
ベルトテンショナーを交換する以外にも、ファンベルトの亀裂もあったのでベルトの交換も一緒にお願いしました。
残念ながら、ベルトテンショナー非分解式ですので、交換するしか方法はありません。
また、中古パーツをなど探しても同じように故障している可能性があるのであまりおすすめすることはできません。
実際に私も「556」のような潤滑スプレーを使ってみましたが、今いち効果はなかったので諦めて交換することにしました。
まとめ
新品の部品を注文して交換した後アイドリング中の「ウォーン」という高い異音はきれいに消えてなくなりました。
原因としては、ベルトテンショナー本体からの異音で間違いなかったようです。
もしテンショナーを取り替えても異音が消えないようなら、
- オルタネーター(ダイナモ)
- エンジン本体(シリンダーヘッド又はブロック)
- タイミングチェーン
などが怪しいと思います。
そうなると、さらに高額な修理になってくるはずなので、修理するのか入れ替えするのかなども同時に考えていく必要があるかもしれませんね。
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