車検をうっかりと切らしてしまった。
意外とこういうのってよくある話なんですよね。
たとえば、車をディーラーで購入して担当営業マンがしっかりとアフターフォローしてくれていれば電話やDM(ダイレクトメール)にて車検の誘致もしてくれますが、その他の方法で購入した場合は、自分で車検の時期を管理しなければなりません。
ただそんなこと今さら言っても後の祭りで、車検が切れてしまったからには早急に検査を受ける必要があります。
いずれにせよ車検切れの状態で公道を走ると罰金罰則がかかるだけではなく保険についても保証されないですから。
そこでよく質問をされることなんですが、車検が切れた状態で車検を受けると費用に何らかの影響があるのか?
余計に費用がかかるものなのか、または特別な手数料のようなものがあるのか。
そのあたりについて解説していきますよー!
目次
車検切れの状態で検査を受けた場合の費用の違い。
車検切れると若干だが自賠責保険料が高くなる
車検が切れるとその期間にもよりますが、自賠責保険も切れてしまう可能性があります。
新車購入時には、1ヶ月余分に自賠責保険がかかっていますが、車検切れが1ヶ月以上経過していた場合ほぼ間違いなく切れていると考えていいでしょう。
その結果、もう一度自賠責保険をかけるときには、通常の24ヶ月ではなく25ヶ月かける必要があります。
関連 : 自賠責保険を「13・25・37ヶ月」と中途半端に1ヶ月余分に多くかける理由
当然、自賠責保険を1ヶ月分掛けるので若干ですが高くなります。
とはいえ、乗用車ばら2万7,840円が2万8,780円と960円高くなるだけなので、目に見えて大きな負担があるわけではありません。
車検が残っていても切れていても基本整備代金は変わらない
車検が切れていても車検の基本整備代金は変わりません。
なぜなら、車検が切れていても整備する内容に変わりがないからです。
たとえば、車検の大手サイトである楽天車検で調べてみると、トヨタのミニバン『ノア』の車検基本料は2万750円と一律です。
もちろん車検切れした期間により、バッテリーが消耗してしまったり、ブレーキの動きが悪くなったりする可能性はありますが、車検のベース金額に直接的な影響はありません。
整備工場から引取料がかかる場合がある
基本料金が変わらないその一方で、車検が切れていると、公道を走られないので車を持ち込みすることができません。
そうなると車検を依頼する業者に引き取りを依頼する必要があります。
田舎なら引き取りが当たり前ですが、都会派そうはいきません。
最悪引き取り費用が必要になるケースもあるでしょう。
いずれにしても、公道を走行できないからには、車検を受ける業者に引き取り料がどれぐらいかかるのか確認しておくことが必要。
できれば、納車引き取り料無料の車検業者を選びたいものです。
ただ、納車引き取り料を無料と宣伝しながら、車検の基本料金などを高くしている可能性があるので車検基本料の内訳はしっかり確認しておきましょう。
引き取り費用が無駄に感じるなら臨時ナンバーを借りる。
もし引き取り料があまりにも高いと感じるのであれば、自分で臨時運行許可(仮ナンバー)を申請することも可能です。
臨時運行許可とは、未登録自動車の新規検査・登録や車検切れ自動車の継続検査を受けるために運輸支局等まで運行する場合など、運行目的・期間・経路を特定したうえで特例的に許可し、市町村などが臨時運行許可番号標(いわゆる「仮ナンバー(赤い斜線の入ったナンバープレート)」)を貸し出す制度です。
たとえば、住んでいる地域が市ならその市役所、町なら役場などで借りることが可能です。
住んでいる「◯◯市」 「臨時ナンバー」などでネット検索すると、借りられる一覧場所が出てくるはずなので調べてみてください。
ちなみに、臨時ナンバーを借りるのには手数料760円必要です。
車検を受ける場所は決まっており、引き取りサービスがなかったり引き取り料が高かったりした場合は、臨時ナンバーを装着して自分で直接車を持ち込みましょう。
あえて説明する必要はありませんが、間違っても車検切れの状態で『自走』だけは絶対にしてはいけません。
冒頭でも説明しましたが、自賠責保険が未加入の状態で事故を起こすと保険金が一切おりないなど、その後の人生に影響を及ぼすような事件になる可能性があるので、その部分だけは徹底してください。
まとめ
うっかり車検を切らしていても、そこまで費用に大きく影響が出るわけではありません。
必要になるのは、自賠責保険の1ヶ月余分「960円」ぐらいのものです。
ただ、車検切れの期間にもよりますが、あまりに長く放置したままだとバッテリー上がりを起こしたり、ブレーキが錆びついて動かない場合もあるので、車検費用が高くなる可能性もあります。
それよりも問題は車検が切れてしまったことよりも、事前見積もりができないこと。
そのおかげで、予想以上の高額になっても対処できない可能性があります。
そう考えると、車検を実施する場所は非常に重要で、一般的に高い見積もりになりやすいディーラーよりかは、楽天車検を利用してなるべく低価格で車検を受けられる形にしましょう。
楽天車検のメリットは、
- 車検費用がディーラーよりも安い。
- ディーラーと同じような整備品質がある。
- 楽天スーパーポイントなどの特典が豊富。
などがあります。
まずは1本連絡を入れてみましょう。それからがまずスタートですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
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