200系ハイエースのディーゼルエンジンは、10万kmで交換必要な定期交換部品である、タイミングベルトの交換が絶対に必要になります。
もし交換しなければ、ベルトが切れてエンジン本体が故障するからです。
ただタイミングベルトと聞くと大掛かりな作業でしかも高額修理になるイメージがあるのですが、実際にはどうなのでしょうか。
今回私はディーラーに依頼して200系ハイエースのタイミングベルト交換の見積もりを作ってもらいました。
また、タイミングベルトの見積もりの他に、同時交換が必要なウォーターポンプの見積もりも同時にとってもらった。
200系ハイエースの3.0Lディーゼルエンジンに乗っていて、そろそろ10万kmなのでベルト交換の時期を迎えているような方は、是非参考にしてみてくださいね。
200系ハイエースのタイミングベルト交換
タイミングベルト交換しているのか確認方法
新車から乗っていれば、交換したのかどうかは自分で把握できていると思いますが、中古車など購入した場合には意外と知らないのかもしれません。
確認方法としては、10万kmさしかかったころメーターに警告灯が点灯していれば、タイミングベルト交換していない可能性があります。
本来タイミングベルト交換時には、「T-BELTランプ」が点灯しないようにリセット作業を実施します。
なのでランプが点灯しているということはリセット作業をしていないことを意味しているので、タイミングベルト交換は行っていない可能性が高いのです。
ただ、交換する作業者がランプのリセット作業を怠っている可能性があるので、あまり信頼性は高くありません。
その他にタイミングベルトを交換したのかどうかの確認方法として、交換ラベルの貼り付けで確認する方法があります。
200系ハイエースの場合には、助手席シートを持ち上げて、コーションプレートの付近にベルト交換時の走行距離数と実施年月日が掲載されたラベルが貼り付けてあったら間違いなく交換されているはずです。
タイミングベルトの交換料金
では次に、タイミングベルトの交換料金について解説します。
結論から申し上げると、タイミングベルトの交換する料金は約35,000円ぐらいになります。
ディーラーで若干工賃が違う可能性がありますが、大体このぐらいの料金で収まるでしょう。
内訳は、技術料が約25,000円で、部品代がベルトやベアリングなども同時交換する必要があるので約10,000円ぐらいが必要です。
実際タイミングベルトってどこについているのか。
助手席側のシートを持ち上げれば見ることができますが、前側のカバーの中に入っています。
ちなみによく勘違いされますが、タイミングベルトとファンベルトは全くの別物です。
ファンベルトはダイナモを発電させるためにベルトで、タイミングベルトはエンジン本体を駆動させるベルトです。
もちろん、カバーに覆われているタイミングベルトのほうが交換するのが面倒で、かつ技術料も高くなります。
ウォーターポンプの交換料金
タイミングベルトとは別の話になってしまいますが、ベルト交換時にウォーターポンプが漏れている場合があります。
エンジンの冷却水を駆動させるウォーターポンプは、定期交換部品ではありませんが、10万kmを超えたあたりで冷却水漏れしている可能性があります。
私の感覚だと、2台に1台は漏れています汗。
ただ、タイミングベルトとウォーターポンプの交換は同時に行ったほうがメリットがあります。
それは、ポンプ交換するのにはタイミングベルトを脱着する必要があるため、工賃が抑えることができるからです。
本来ウォーターポンプ交換するなら74,000円ぐらいかかります。
もし別々に計上するなら、ベルトとポンプの両方作業すれば約110,000円ぐらいかかるのですが、同時交換することによりタイミングベルトの工賃をカットすることが可能になります。
見積もりには反映されていませんが、こちらの24624円がカットすることができます。
つまり合計金額の110,343円から24,624円がカットされ、合計で約86,000円ぐらいで交換することができるのです。
まとめ
それではまとめます。
タイミングベルトを交換時には、ウォーターポンプも同時交換したほうがいいでしょう。
漏れていれば当然取り替える必要がありますし、漏れていなくても風前の灯火だからです。
料金をかんたんにまとめると、200系ディーゼルエンジンのハイエースでは、
- タイミングベルト交換費用は約35,000円ぐらい必要。
- ウォーターポンプから冷却水が漏れていたら74,000円と高額な修理になる。
- ベルトとポンプを同時交換することで、工賃がカットされ約86,000円で交換できる。
という結論です。
タイミングベルトは定期交換部品なので、走行距離が10万kmを超えたら絶対に交換が必要です。
また、エンジンのウォーターポンプから冷却水が漏れをしていれば、オーバーヒートしてエンジンが故障する原因にもなるので交換が必要になります。
両方作業すれば、それなりの出費を覚悟する必要があります。
それでも「もっと安くなる方法はないのか?」となれば、部品代を抑えるしかありません。
ディーラーで部品を購入するのではなくネットで購入してしまえばいいんです。
車両明細やグレードがわかっていれば、ネットで購入してディーラーに部品を持ち込んで交換してもらってもいいですよね。
それができれば、あとは技術料だけなのですから。
タイミングベルトを交換する前に、10万km走行したなら一度査定をとってみることをおすすめします。
ハイエース200系は盗難車NO.1という不名誉な記録を持つほど、市場価値が高い車だからです。
10万kmを走行して修理に85,000円ぐらいを掛けるのなら、一旦査定し価格に納得することができれば買い取りしてもらい、現行モデルのハイエースを狙ってもいいと思います。
特に、一括査定のサービスである「ナビクル車査定」では、車両明細を入力するだけで、45秒で「概算金額」も先に教えてくれるので、ハイエースの「相場価格」も知ることができます。
市場価値が凄まじく高いハイエース200系の高価査定を勝ち取るには、徹底した査定額の比較が不可欠。 信頼できる50社の提携先から、最大「10社」の査定見積もりを比べることができる。 それが、一括査定「最大の強み」です。