中古車を査定するときにはボディサイズによって明確なルールが存在します。
高級住宅と小さなアパートが比較できないように、
車査定にも明確な分別がされています。
ボディサイズによって車の分別をして、ある程度の基準を設けていなければ、
査定にも公平性が保てなくなります。
もともとの装備が豊富な高級車と、
どちらかというと簡素な装備の軽自動車を同じ点数で分類をしてしまうと。
「加点や減点」項目で軽自動車が有利に働いてしまうので、
公平性を補正するためにあるシステムとも言えるんですね。
車査定における車種のクラス分けについて
明らかに構造やボディサイズが異なる、
「クラウン」と「ムーブ」が比較ができないように、
大まかな基準が存在しています。
日本車を例を挙げると、
というクラス分けされているのです。
クラス分けされていないと、どうなるかと言えば、
査定時にバンパーの交換が必要なクラウンと、同じくバンパーの交換が必要なムーブ。
同じ点数で減点をしてしまうと、軽自動車が有利に働いてしまいます。
なぜなら、クラウンとムーブではバンパーの価格も大幅に違うので、
こちらを同じ点数で区切ってしまうと査定額に歪みが生じてくるからなのです。
なので、ある程度の基準を設けることが必要なんですよね。
基本クラスとクラス係数
基本クラスとクラス係数の基準点です。
クラス | 特C | 特B | 特A | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | 軽 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
係数 | 2.2 | 1.8 | 1.5 | 1.4 | 1.2 | 1.0 | 0.8 | 0.7 |
特Cが2.2で軽自動車が0.7ということは、3倍も違ってくるのです。
つまり、高級車であればあるほど、加減点の大きくなるので、
査定額も変化を生じやすくなるのです。
高級車と軽自動車を同じパーツを交換したとしたら、
より高額なパーツが必要になる、高級車(特C)のほうが、
査定の影響を受けやすいのですね。
車種別クラス分け一覧表
ランクが下になっていくにつれて、コンパクトカーになっていく。
では具体的に車種名で調べていきましょう。
クラス | メーカー | 車種 |
---|---|---|
特C | トヨタ | センチュリー |
日産 | プレジデント、GT-R | |
ホンダ | ||
三菱 | ||
特B | トヨタ | セルシオ |
日産 | シーマ(50系) | |
ホンダ | ||
三菱 | プラウディア | |
特A | トヨタ | マジェスタ、ソアラ |
日産 | シーマ | |
ホンダ | NS-X | |
三菱 | デボネア | |
Ⅰ | トヨタ | クラウン、ウィンダム、アリスト |
日産 | セドリック、フーガ、グロリア | |
ホンダ | レジェンド | |
三菱 | ||
Ⅱ | トヨタ | SAI、マークX、ジオ、カムリ |
日産 | スカイライン、プレサージュ、ティアナ、セレナ | |
ホンダ | インスパイア、オデッセイ、ビガー | |
三菱 | シャリオグランディスロイヤル | |
Ⅲ | トヨタ | ブレイド、イプサム、プリウス、α、phv、ウイッシュ |
日産 | プリメーラ、ブルーバード、アベニール、シルビア | |
ホンダ | アコードハイブリッド、インサイト、ストリーム | |
三菱 | ギャラン、エアロレック、レグナム、グランディス | |
Ⅳ | トヨタ | オーリス、パッソ、ベルタ、ラクティス、ポルテ |
日産 | ウイングロード、ノート、キューブ、マーチ | |
ホンダ | フリード、シビック、フィット、モビリオ | |
三菱 | ランサー、ミラージュ | |
軽 | トヨタ | ピクシス |
日産 | モコ、ルークス、ピノ | |
ホンダ | N-BOX、N-ONE、ライフ、ザッツ | |
三菱 | ekワゴン、トッポ、ミニカ | |
ダイハツ | ムーブ、コンテ、ミライース、タント | |
スズキ | アルト、ラパン、MRワゴン、パレット |
※こちらは代表的車種のみ掲載しています。
査定をするのは人間であって機械ではありません。
ただ点数を知ることも大切なのですが、
「参考程度」にとどめておいたほうが良いかもしれません。
買取査定のポイントはひとつではなく、
また機械で判断することができないので、結局は「人間の目」で見ることになります。
そうなると、実際に100点満点の点数だったとしても、見る人間によっては、
80点にも、50点にもなり得るんですよね。
それならもっと別の切り口で高額査定を目指したほうが早いのです。
このように具体的に行動をしたほうが、車はより高く売れます!
逆に査定ポイントや基準を知っていたとしても、判断するのは
あなたではなく、査定士の方々です。
それなら「自分のできることをする」これが結局の王道なのではないでしょうか。
「ひとりの人間の目」で査定額が変わってくるのなら、
一括査定を使用している「複数人の目」にを増やすことで、解決します。
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