新車を購入するにあたって、欲しい車種と購入先がもう決まっているので、あとは契約書にサインをするだけ。
それなのに、「オプション品だけが全然決まらない!」方は案外います。
とくに、メーカーオプションは後付けできないため、かなり悩まれる方も多いはずでしょう。
そこで私が今回伝えたいテーマは、メーカーオプションとディーラーオプションの違いや代表的なパーツ、そして正しい選び方について解説していきましょう!
目次
新車購入時におけるメーカーオプションとディーラーオプションの選び方
メーカーオプションとディーラーオプションの違い
まずは、もっとも大事な基礎知識から。
オプションには「メーカー」オプションと「ディーラー」オプションの2種類があります。
※ディーラーオプションは別名販売店オプションといったりもします。
両者の違いを簡単に説明すると、メーカー製造ラインで取り付けるのがメーカーオプションで、販売店に届いて整備工場にて取り付けるのがディーラーオプションになります。
※左はメーカー製造ラインで右がディーラー整備工場
つまり、先にメーカーオプションパーツが装着され、メーカーから各販売店に届いたあとでディーラーオプションパーツが装着されます。
あと特徴として、オーダーするとキャンセル不可能なのがメーカーオプションで、あとでキャンセルや返品が可能(不可能なケースもある)なのがディーラーオプションとなります。
商談におけるポイント!
メーカーオプションの考え方と選び方
現在のメーカーオプション選びの傾向として、単品で選べず、いくつかのオプションがセットとなりそれを選択するようになっている。
たとえば、トヨタのアクアであれば、リアフォグランプを装着したければ、寒冷地仕様を選択しないと装着できないといったケースがあります。
トヨタは他のメーカーに比べればまだマシな方で、トヨタ以外のメーカーになるともっと複雑な構造になっています。
したがって、自分にとってどうしても必要なオプションがあった場合、不要なオプションを甘んじて受け入れるしかないケースもあるのです。
代表的なメーカーオプションパーツの例
沢山存在するメーカーオプションの中でも、現在もっとも需要があるオプション品は、
- ボディーカラーの選択
- ハロゲンランプからLEDヘッドランプへのアップグレード
- 運転支援システムの追加
の3つでしょう。
実はボディー色もカラーリングによってはメーカーオプションの場合もあります。
たとえば、トヨタのアルファードならホワイトパールやブラックパールはメーカーオプション32,400円と設定されています。
また、LEDヘッドランプはハロゲンとは比較にならない明るさで、夜間運転に大きな助けとなります。
さらには、オプションで用意されている運転支援デバイスも後で装着ができないので慎重に検討したいポイントです。
ディーラーオプションの考え方と選び方
冒頭で説明したとおり、ディーラーオプションで頼んだパーツは、メーカーから到着したあと、販売店の整備工場で取り付けします。
代表的な例を挙げると、
- フロアマット
- サイドバイザー
- ナンバーフレーム
の3つは、ディーラーオプションの定番アイテムで、ほとんどのユーザーがいずれかを選択します。
ディーラーによっては、この3品をメインに構成してパッケージングしてベースキットとして設定するところもあります。
その他にもオプション品の代名詞でもあるカーナビゲーションについても、マツダを除けば、純正カーナビが選択のメインとなっています。
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オプションパーツの上手な選び方
メーカーオプションでもディーラーオプションでも選ぶ際にもっとも大切なポイントは、
・値引きを意識しすぎるあまり不要なものまでつけない。
・個性が強いものを装着すると価値を下げる可能性がある。
の2つです。
たとえば、大して必要もない何十万円もするオーディオシステム装着する必要はないですし、メーカーオプション品の本革シートを装着する必要はありません。
これらは社外品でも十分に代用が可能です。
また、ボディーカラー選びについても、黒や白系パール塗装は流行に左右されないため選択しても問題ありませんが、その一方で流行色のようなものは慎重に判断してもらいたいところです。
たとえば、トヨタプリウスのオプションである、サーモテクトライムグリーンやエモーショナルレッドといったオプションカラーは、将来下取りや買取額が高くなるかも怪しいところです。
次にディーラーオプションを選ぶ際にもっとも大切なポイントは、『値引きアップ」を意識です。
たとえば、ディーラーオプション品は定価と原価の値幅があるので交渉次第で20%近くの値引きが可能です。
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20万円のオプションパーツを依頼した場合、4万円の値引きを狙うのも十分に可能になるんですよね。
まとめ
今回の記事で、私が何を伝えたかったのかといえば、
- メーカーオプションとディーラーオプションの違いを理解する
- メーカーオプションは本当に必要なものを装着する
- ディーラーオプションは20%の値引きを狙う
といったところです。
とくに、メーカーオプションとディーラーオプションの違いを理解すれば、セールスマンの値引き額に惑わされる必要もなくなります。
たとえば、セールスマンが「車両本体価格をトータル30万円引きますよ」といっても、メーカーオプションとディーラーオプション品が合算されているか確認すれば本当にお得がどうかわかるはずです。
そんなとき、「ディーラーオプション品は車両本体とは別に値引きできるんですよね?」ともう一歩踏み込んだ商談テクニックを使えば、なお値引き額が拡大ができるでしょう。
いずれにせよ、搾取されたくなければ知識を学ぶこと。
これが新車商談において、セールスマンに出し抜かれない唯一無二の方法です。
他人に任せるのではなく、しっかりとした知識を「自分自身」で学ぶ姿勢が必要なんですよね。
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