「エンジンオイルが少なくなっていますね」
ある日スタンドで言われました。
オイルが少ない状態で走行し続けますと、
やがて空っぽになり、エンジン本体が焼き付きを起こしてしまいます。
エンジンが焼き付いて故障してしまってからではもう遅い。
修理するために、大きな出費が必要になるので、
できるだけ損をしないように事前に対策を練りましょう。
出来ることって限られていますが、
あなたのとって、何がベストかを3つの方法に分けて提案したいと思います。
エンジンを載せ替えorオーバーホールにて修理する
オイルが漏れているのなら、
その漏れている箇所の部品を交換さえすれば、オイルの減りは止まります。
パッキンやオイルシールなど、原因がわかれば比較的安値で修理することができるでしょう。
ですが、オイルが漏れているわけではなく、
経年劣化からくる、オイル消費ならエンジン本体を修理するしか
方法はありません。
※オイル消費とは、エンジンオイルが漏れているわけではなく、
本体のシリンダー内でオイルが燃えている状態を指します。
エンジン本体のオイル消費の修理方法はいくつか方法がありまして、
- エンジンシリンダー内をすべて分解交換する=エンジンオーバーホール
- オーバーホール済みエンジンを載せ替えする=リビルトエンジン載せ替え
- 中古エンジンを注文して載せ替えする=中古エンジン載せ替え
などがあり、費用は車種によって違いますが、
「ヴォクシークラス」のような一般的な自動車の場合には、
- エンジンオーバーホール=35万円〜50万円
- リビルトエンジン載せ替え20万円〜35万円
- 中古エンジン載せ替え10万円〜20万円
ぐらいの費用が目安としてかかります。
エンジンを載せ替えさえすれば、また、同じように走行すること可能です。
ですが、経年変化によりオイル消費を起こしているようですと、
その他の部位に損傷が迫っている可能性は高いでしょう。
エンジンオイルをずっと補充し続けて走行していく。
もし今でも、定期的にオイルを補充しているなら、
この先もずーっと続けてもいいのかもしれません。
なぜなら、エンジンの修理費用は他の部位に比べて高額だからです。
例えば、1ヶ月にエンジンオイルの補充ペースが2リットルだとしましょう。
一般的なガソリンエンジンのエンジンオイルの量は約4リットルです。
そうすると、1ヶ月の1回のペースは補充しなければなりません。
ディーラーでエンジンオイルを補充した場合のオイル料金は、
高くても「リッター=1,000円」ぐらいのはずです。
それなら「1ヶ月に2リットル=2,000円」と考えて、
年間にすると、2,000円×12か月で、
1年間に24,000円ぐらいにしかなりません。
結局エンジン本体は、オイルが切れてさえしなければ、
また、空にならなければ、焼きつきを起こすことはありません。
なので、しっかりと自分でオイル量を管理することができる方は、
わざわざエンジンを修理をする必要はないのです。
年間で24,000円なら、この先5年乗っても120,000円です。
さらに、自分でオイルの量をチェックして、自分の手で補充できる方は、
20リッターオイルにて補充するといいでしょう。
こちらの20リッターオイルで約10,000円で購入できます。
そうなると、10,000円で10ヶ月間もつ計算になります。
ディーラーやカーショップなどで補充するよりかは、
安上がりになるでしょうね。
ただ、オイル補充し続けるデメリットがひとつ。
オイルの消費スピードが、これからも一定に保つとは限らないのです。
先程も言いましたが、オイル消費の原因は、
あくまで、オイルシールの摩耗と、ピストンとシリンダーの隙間で、
オイルが燃えているのが原因。
この先も経年劣化とともに、
そのオイルの消費スピードが早まっていく一方でしょう
そうなると、マフラーから大量の白い煙がでてくるので、
オイルを補充するペースも一気に早まり、
やがて、エンジン自体が正常な機能を果たせなくなる可能性は高くなります、
そうならないためにも、早めの手を打っておくことが必要ですからね。
入れ替えを検討して査定に出してみる
修理もせずに、そのままオイル消費が進行していけば、
大量の白い煙がでると先程は言いました。
実際に、査定表でも減点対象として掲載されています。
それなら、オイル消費が原因でマフラーからの排煙(白い煙)がひどくなる前に、
査定に出し、売却するのもひとつの方法になりますよね。
実際に、平成15年車ぐらいからは、
オイル消費の初期段階ぐらいではマフラーから白い煙は排出されません。
なので、実際にオイルの量さえ適正にしておけば、
査定時に、減点対象になる可能性は低いでしょう。
いずれは故障する、いやもう既にしているだろうエンジン本体。
「トドメ」を刺してしまっては、多少査定がある車も、
価値がなくなって「0円査定」になってしまうかもしれません。
ですが、現在まだ「市場価値」があるうちに査定に出してしまうのも
手段のひとつと言えますよね。
「なるべく損をしたくない!」と目的があるなら。
手段はいくつか存在しますが、正しい選択を心がけてください。
その行動の結果が、後々になって響いて来ますからね。
まとめ
いかがでしたか。
- エンジン本体を思い切って修理する。
- エンジンオイルを、この先もずっと補充し続けて走行していく。
- 入れ替えを検討して、査定に出して売却する。
あとどのぐらいの期間、
エンジンに問題を抱えている車に乗るのかで決まると思いますが、
私なら、エンジンは修理することはありません。
なぜならここで大きな出費をしてまで、
エンジンを修理したところで、あと、どのぐらい「乗るのかまた乗れるのか?」
は不明だからです。
エンジンを交換する必要があるということは、
その他のパーツにもガタがきているはずです。
ミッション、ステアリング、ブレーキなど、
せっかくエンジン本体を治したのに、
ドミノのようにパタパタと故障されたら堪ったものではありません。
だからこそ、短期的な解決方法を目指すならオイルを入れ続ける。
でもね、車を査定してもらい高額で買い取ってもらって、
新しい車を購入することが、結局はベストだったりするんでしょうね。
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