リッター40km/Lの新型プリウス。国内でもっとも多く販売しているアクア。
トヨタ車を中心にして「エコカーブーム」は継続しているのですが、
国産車でもっとも安く、なおかつコストパフォーマンスが高い車と言えば
ダイハツの「ミライース」しか考えられません。
「第三のエコカー」なんて言われている低燃費の軽自動車シリーズ。
「燃費」「車両価格」「維持費」などを考えると、
異常なほどランニングコストが安い車なのです。
初めて乗るクルマにぴったりなダイハツのミライースについて説明していこう。
目次
リッター33km/Lのダイハツのミライース
ハイブリッド車ではないにもかかわらず、ミライースは
JC08モードでリッター33.4km/Lを実現しています。
カタログの燃費はなんと、フィットハイブリッドと大きな差はありません。
ミライース:リッター33.4km/L
JC08モード(ジェイシー ゼロハチモード)とは、1リットルの燃料で何キロメートル走行できるかを、いくつかの自動車の走行パターンから測定する燃費測定方法の一つである。
via - JC08モード - Wikipedia
なぜこのような低燃費を実現したのかというと、
アルミホイールなどの値段の高い材料を徹底的に排除して、
大幅な軽量化を図ったこと。
またアイドリングストップ搭載による、従来からエコ技術を徹底的に
磨き上げたのです。
フィットやデミオなどの小型コンパクトカーと比べると、
約3割の車両重量に仕上がっているのです。
フィットやデミオなどで1,000kgなのに対して、ミライースは730kg。
ここまで軽量化ができれば燃費にも良い影響しか与えません。
ハイブリッド車ではなくても、低燃費は実現できる。
エンジン自体は旧モデルと大きな変化はありません。
改良点と言えば、エンジンの圧縮比を高めてはいるのですが、
細部だけの変更にとどまっているのです。
どちらかと言えば、無段変速機である「CVT」採用のおかげで
発進や変速がスムーズになったことにより、
燃費向上につながったのでしょう。
また、先ほども説明してあるとおり、
アイドリングストップが信号待ちなどで
働くことで、より高い燃費性能を実現しました。
ハイブリッドカーのように、
モーターを使用せずとも超低燃費を実現することは十分に可能なのです。
ガソリンエンジンはまだまだ改良をすることで、
伸びしろがあることがわかっていただけたでしょうか。
市街地でリッター24km/L高速道路でリッター35km/L
正直、走行していて楽しい車なのかと言われれば、走り慣れた方なら「退屈に感じる」かもしれません。
ただ、通常に走るだけなら、
走行フィーリングについては大きな問題点はないでしょう。
実際に走行してみても軽やかですし、「フィーリングにペナペナ感」もありません。
信号待ちでアイドリングストップが働くことにより、
頻繁にエンジンが始動することについては、
しつこく感じますが、燃費を追求する意味では
仕方がないでしょう。
燃費の面では市街地などの混雑しているような公道。
ゴー・ストップを繰り返すような道路ではリッター22km/Lと、
燃費にあまり伸びはありませんが、高速道路で走行したときには、
リッター35km/Lと驚異的数字を出してくれました。
やはり、しっかりとエコ走行を意識するだけで、
燃費を上手にコントロールすることができるんだなーということが
わかります。
ミライースのスペック
ランニングコストが他のハイブリッド車などに比べて、
異常なほど優れていますが、スペックを紹介しましょう。
ラジオも集中ドアロックも搭載されていない、
低グレードもありますが、
ここでは、売れ筋の「Xグレード」で説明しましょう。
車両本体価格 | 99万5,000円 | ||
自動車税 | 7,200円 | リサイクル料 | 7,800円 |
自動車取得税 | 6,300円 | 自賠責保険料 | 3万840円 |
自動車重量税 | 2,800円 | 付属品・諸費用 | 4万2,000円 |
①購入時総額 | 109万1,940円 |
---|
ランニングコスト | 5年間 | 10年間 |
---|---|---|
②ガソリン代 実燃費リッター25km/L |
28万円 | 56万円 |
③税金・保険 | 5万8,370円 | 18万3,080円 |
自動車税 | 2万8,800円 | 6万4,800円 |
自動車重量税 | 7,600円 | 3万400円 |
自賠責保険料 | 2万1,970円 | 8万7,880円 |
④点検・車検 | 6万4,050円 | 17万5,350円 |
12ヶ月定期点検 | 3万4,650円 | 5万7,750円 |
車検 | 2万9,400円 | 11万7,600円 |
⑤消耗品合計 | 8万2,200円 | 19万500円 |
コスト総額(①〜⑤) | 157万6,560円 | 220万870円 |
---|---|---|
【参考】3年後のリセールバリュー | 46〜67% |
例えば10年間で10万kmでのコスト総額を
同じガソリン車であるフィット13Lと比較した場合。
車両価格で50万円安く購入でき、ガソリン代でも14万円を節約。
税金で約40万円抑えることができるので、
フィット13Lと比較した場合には、
10年間で、合計100万円も費用を抑えることが可能になるのです。
つまりミライースこそ、
ハイブリッド車はもちろん、低燃費なコンパクトカーよりも、
またPHV(電気自動車)より究極のエコカーとも言えるのです。
はじめて車を購入するおすすめなポイントとは?
はじめて車を購入する方におすすめなのは、
- 新しいけど低価格
- 燃費がめちゃくちゃ良い車
- 維持費が最小限に抑えることができる
- 外装や内装などの外観よりも基本的な走行性能
このような一台ではないでしょうか。
「こだわり」という部分で凡庸なのは否めないのですが、
現代では「ランニングコストがかからない車」が人気であり、実際に売れています。
そのニーズを満たしている一台が、
ダイハツの「ミライース」だと言えるのです。
材料費を徹底的に抑えたから「省資源化」に成功した。
省資源化に成功したので、「低燃費」を実現した。
また車両本体価格の「低価格」で販売することができるようになった。
「省資源」「低燃費」「低価格」
これが、ダイハツのミライースが出した「答え」と言えるでしょうね。
ミライースも発売から数年経過して、
ある程度「中古車」や「未使用車」が揃ってきました。
やはり中古車の在庫を確認するなら大手のメーカーが1番です。
ガリバーの累計販売台数は30万台。
累計買取台数は300万台。時間にすると、
4分に1台を買い取り、11分に1台を販売している計算になります。
しかも最大で10年の保証期間があるから、長く乗る愛車を探している方にはおすすめします。
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