トヨタのマークXが平成の終わりと共に生産終了になります。
思えば、前モデルのマークⅡから含めると51年も続いた超超ロングセラーモデルです。
1968年に誕生した「トヨペット・コロナ・マークⅡ」の誕生から合計で11モデルを展開。
そこでこの記事では、「トヨペット コロナ マークⅡ」から「コロナマークⅡ」となり、さらには「マークⅡ」から「マークX」へとつながった11モデルの歴史について簡単に振り返っていきましょう。
目次
1968年から2004年まで続いた「マークⅡ」の9モデル
マークⅡは1968年、『トヨペットコロナマークⅡ』として誕生しました。
車名のMARKはは英語の「MARK(目標、成功、名声)」を、Ⅱは「コロナの第2世代」の「コロナの上級車」を意味しています。
マークⅡは全部で9モデル続きました。ではそれぞれのモデルを解説していきましょう。
1968年〜1972年:初代マークⅡ
正式名称は「トヨペットコロナマークⅡ」
クラウンとコロナの中間に位置するシリーズの新型車として発売。
「コロナから生まれた理想のコロナ」というキャッチフレーズ売り出されれ、コロナよりも一回り大きなボディが特徴。
排気量は、1.6Lと1.9Lのエンジンを搭載しました。。
4ドアセダンと2ドアハードトップだけではなく、ステーションワゴンのほか、バンやピックアップといった豊富なバリエーションを誇りました。
デビューの年の1968年12月には、月間登録台数2万台のベストセラーカーとなり日本で初めてミリオンセラーを成し遂げたモデルである。
高度経済成長期を象徴するようなモデルでした(筆者もまだ産まれていたないため過去形ですが(笑))
1972年〜1976年:2代目マークⅡ
正式名称は「トヨペットコロナマークⅡ」
フロントグリルから横幅に飛び出したフロントマスクに長いボンネット、流れるようなルーフパネルに切れ上がったウィンドウラインで構成されたのが2代目マークⅡ。
しなやかな曲面が躍動するようなスタイルが大きな特徴。
4気筒エンジンに加え、このモデルから直列6気筒2.0Lエンジンの最上級グレードであるいるLシリーズが登場しました。
19676年〜1980年:3代目マークⅡ
正式名称は「トヨペットコロナマークⅡ」
フロントマスクが4灯式から2灯式変わり、丸型ヘッドライトと独立したフロントグリルにセラミック調デザインを特徴とました。
全面ファブリックシートやオートエアコン、さらにはランバーサポートなど快適装備を搭載。
最上級グレードである「グランデ」が新たに設定されました。
1980年〜1984年:4代目マークⅡ
正式名称はトヨペットが抜けて「コロナマークⅡ」
1980年に発売された、高級セダンの幕開けを告げたモデルです。
ニックネームは「60マークⅡ」「61マークⅡ」などと言われています。
このモデルからマークⅡ3兄弟のスタートです。姉妹車である「チェイサー」や「クレスタ」と合わせて売れ行きも好調。
上級グレードには直列6気筒2.8リッターエンジンを搭載し大排気量モデルへと変貌を遂げていき、メーターなど視認型は上部に、操作性は下部に配置し、運転しやすいレイアウトとなりました。
また、このモデルが最後のフェンダーミラーになりました。
1984年〜1988年:5代目マークⅡ
車名からついに「コロナ」が外した5代目「マークⅡ」
70・71マークⅡとも言われています。
先代で火が付いたハイソカー(高級車)ブームを牽引。
好景気の影響もあり若年層から中高年層と幅広いユーザーに愛され、85年1月〜8月の平均月間台数は12,000台に到達しました。
大型ヘッドランプとワイドグリルのフロントマスクが特徴の4ドアハードトップは5ナンバーサイズにかかわらず3ナンバーの存在感を発揮し高い人気を博しました。
安全面と快適性を高めるため、当時の先進技術を搭載した装備も好評でした。
1988年〜1992年:6代目マークⅡ
バブル全盛の時代に登場した80・81マークⅡ。
それまで販売台数でずっと首位を走り続けていたカローラを追い抜き、90年の年間販売台数で第1位を獲得、歴代モデル初の快挙を達成しました。
さらなる高級化を図るため、新設計のサスペンションやパワーユニットのツインカム化により乗り心地と静粛性をアップ。
ユーザーの多様性に応えるようスポーティーグレードにも力をいれました。
1992年〜1996年:7代目マークⅡ
4ドアハードトップのみモデルチェンジし、5ナンバーから3ナンバーサイズになりました。
グレードはスポーティなツアラー系とラグジュアリーなグランジ系の2ラインで展開。
足回りや操作性のチューニングを完全に棲み分けるて、ユーザーの幅広いニーズに対応しました。
当時の最新テクノロジーである4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションや4輪ABSなどをてんこ盛り。質の高い走りを追求したモデルとなりました。
ABSやTRCはもちろん、全後輪異サイズのタイヤ、マニュアル車にはトルセンLSDまで搭載されました。
1996年〜2000年:8代目マークⅡ
先代で確立した機能面をそのまま継承し、4ドアハードトップにツアラー系とグランデ系を設定しました。
2.5Lと3.0Lのユニットには、連続バルブタイミング機構である「VVT-i」を搭載し低燃費化を狙いました。
さらにツアラー系は電子スロットルの搭載、ターボチューニングにより俊敏なレスポンスとトルクの向上を実現。
ABSやデュアルSRSエアバッグ&SRSサイドエアバッグを全車に装着し、3.0L車にはVSCを標準装備するなど安全性を重視ししはじめたモデルとなりました・
2000年〜2004年:9代目マークⅡ
マークⅡとしては最終モデルになったのが「110系」
グレードはグランデに統一、スポーツ系として新たに「IRシリーズ」を設定しました。
バブルも弾け、高級車よりも実用性を重視するユーザーが増加してきたため、居住性の良い4ドアセダンとなりました。
11代目クラウンのプラットフォームを共有し、エンジンはいずれも直列6気筒DOHC・VVT-iを採用。
とりわけ走行性能と静粛性は評価が高く、最後までドライバーズカーとして有り続けました。
2004年から2019年生産終了までの「マークX」2モデル
2004年、マークⅡの後継者として誕生したのが「マークX」
車名のMARKは英語の「Mark(目標・成功・名声)」を、Xは「次世代の」「未知の可能性」を意味しています。
2004年〜2009年:初代マークX
3連ヘッドランプが印象的なフロントマスク。
マフラーの出口をリアバンパーに組み込み、ボディに一体化させたトヨタ初のデザインと低い全高も相まってダイナミックでスポーティなスタイルになりました。
エンジンはV6で、排気量は2.5Lと3.0Lの2種類のラインナップ
プラットフォームは12代目クラウンを改良し軽量化を図り運動性能を向上させました。
夜間のにステアリングを切った方向にロービームを照射するシステム、リヤのトランクスルー機能、前席フルフラット機能など、高級セダンとして快適装備の充実を図りました。
2009年〜2019年:2代目マークX
初代からの開発思想であるスポーティーさと上品さをさらに熟成。
前輪のホイールアーチを強調するキャラクターラインによりアグレッシブさを高めました。
先代の走行性能を磨き上げると共に、上質な乗り味を徹底追求。
全部で7個のエアバック、VSCやTRC、さらには後方から衝突された際に頸部の衝撃を低減するアクティブヘッドレストを全車に標準装備するなど、安全性を高めたスポーティーデザインに仕上げました。
まとめ
今回、マークⅡとマークX、11モデルを解説していきました。
個人的には、世代だったこともあり、90系ツアラーVあたりが自分の中でベストカーでしたね。
もちろん、時代と共に人気に陰りがでたからこそ、生産終了になった事実は否定はしません。
しかしその一方で、高級車を、FRセダンを日本人に身近な存在したのは、あまりに大きな功績です。
いずれ時間と共にもう一度乗りたくなってくるような気がしています。
そのときに、自分の中でどのモデルを選ぶか、じっくり吟味するのが今からちょっと楽しみでもあります。
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