「走行中にメーターの中にある赤い警告灯が突然点灯してしまった!」
この警告灯は、エンジン内部の水温を検出している警告灯でランプが点灯しているということは、オーバーヒートしている状態で非常に危険です。
しかも、昔と違って今のメーター器は針タイプの水温計じゃないため、故障した状態でドライバーに知らされます。
↓こんなタイプね。
そこでこの記事のテーマですが、走行中にオーバーヒートする原因と対処法。
また、このまま走行し続けるとどうなってしまうのか詳しく解説します。
走行中にランプが点灯!オーバーヒートする原因と対処方法
オーバーヒートする原因はほぼ「冷却水の不足」
なぜオーバーヒートしてしまうのか?
その中でも最も多い原因は、冷却水(LLCまたはロングライフクーラントともいう)不足によるもの。
トヨタ車ならピンク色の液体、日産なら青色、その他のメーカーなら緑色などそれぞれメーカーでクーラントの色は違います。
考えられる不具合としてたとえば、
- ラジエーター本体からの水漏れ
- ウォーターポンプの故障
- サーモスタットパッキンからの水漏れ
- 冷却水廻りのホース&バンドからの水漏れ
などが原因として考えられます。
これは、ラジエーターからの水漏れがしている跡。
これらの部位から水漏れを起こし冷却水不足となり、エンジンに冷却水が循環しなくなると水温センサーが感知して、メーターに警告灯にて知らせる仕組みになっているのです。
もちろん警告ランプが点灯する原因は冷却水の不足だけではありません。
その他、停車している状態で警告灯が点灯し、走っている状態で警告灯が消灯する場合、ラジエーターの電動ファンの故障とみて間違いないでしょう。
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いずれにせよ、冷却水の不足によるものなのか、それとも他に起因するものなのかはラジエーターのリザーブタンクの量をみれば一目瞭然でしょう。
もしタンクの中が空っぽになっているのなら、冷却水の不足が確定です。
オーバーヒートするとエンジン本体交換が必要になる?
ところで、オーバーヒートが起こるとどうなってしまうのか。
実は、エンジンに致命的なダメージを与えます。
例えば、ウォーターポンプが故障し冷却水(クーラント)がエンジン内部を循環しない状況で走り続けてしまうと、ラジエターに風が当たったとしても水分はどんどん上昇し、沸騰状態になります。
すると、エンジン本体のメインパッキンであるシリンダーヘッドガスケットが損傷し、最悪エンジン本体の修理が必要になります
もちろん、初期の段階で異常に気づいていれば大きな問題になりませんが、警告灯を無視して走っていたり、気づかず走行し続けると、エンジン本体に大きなダメージを受けると考えていいでしょう。
また、こうなってしまうと修理費用は高くつくので大きな出費になるのは覚悟したほうがいいのかもしれません。
オーバーヒートした場合の対処方法
オーバーヒートすると、直ちにエンジンを止めたいところだがそれはNG。
まずやるべきなのはエンジンの冷却で、一般道なら車を端に寄せ、とにかく一旦停車させアイドリング状態にします。
また、停車が難しい高速道路であれば、なるべく負荷をかけないようにエンジン回転安定させパーキングエリアまで辿り着きましょう。
停車してからのクーリングの方法は、ヒーターの風を全開状態にして放熱させます。
古典的な方法ですが、効果はあります。
また、窓は全開にしてとにかく風通しをよくすること。
さらに、ボンネットも開け、ラジエーター周辺を冷やすこと。これで少しでも水温が下がれば警告灯が消灯するはずなので、エンジンを切ってしまっても大丈夫でしょう。
もちろん針タイプの場合でも考え方は同じです。
まとめ
オーバーヒートしたままそのまま走行し続けてしまうと、エンジンに大きなダメージを受けてしまいます。
そのため、ランプが点灯したり、針が急上昇した場合には、適切な処置が必要です。
- 運転をやめ安全な場所へ移動
- エンジンをいきなり止めない。
- ボンネットを開けたり、ヒーターを回したりエンジンを冷却する。
など適切な処置をした上で、JAFや自分が加入している保険会社などレッカーサービスを呼んで、すぐに整備工場に入庫しましょう。
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