車のLEDバルブって従来のハロゲンタイプやディスチャージ(HID)ライトと比べて何が違うの?
また、LEDバルブのメリットって何なの?ってことを解説します。
ハロゲンバルブを使っていて一番不満に感じるところが「夜間走行時の暗さ」ではないでしょうか?
とくに最近の車に比べて、古い車は圧倒的にライトが暗く、本当に光度が出ているのか疑問なときもあります。
そんな従来型のバルブを使っている不満を一気に解消するのが「LEDバルブ」で、換装してみるとメリットしかないのです。
目次
ノーマルバルブからLEDバルブに交換するメリットや特徴を解説する
LEDとハロゲン、ディスチャージの発光の違い
家庭でも最近当たり前の存在になってきたLED照明。
省電力!長寿命!とはよく言うけど、まずその発光の仕組みを解説すると、従来のハロゲンバルブやHIDバルブとは全く異なる性質があります。
たとえば、ハロゲンタイプは白熱球と理屈は同じでフィラメント自体が光ります。
また、ディスチャージライト(HID)は放電によって光を得る仕組みで、家庭用蛍光灯に近いイメージを持ってもらうとわかりやすいかもしれません。
しかしLEDライトはこれらのバルブとは全く違う理屈で点灯されており、チップ内部の発光部分に使われているのはあくまで半導体なんです。
ちょっと小難しいことをいうと、プラス側のp型半導体とマイナス側のn型半導体の2つの性質があり、電圧を加えることにより衝突。
そして、元から持っていたエネルギーよりも小さくなる特徴があり、小さくなった余分なエネルギーが光エネルギーに変換されて光るのが仕組みなのです。
LEDの消費電力が少ないと言われている大きな理由はここ。
この時点で電気を効率よく光に変換するからなんですよね。
また、プラス側のp型半導体とマイナス側のn型半導体の2つの性質があるため、ハロゲンやディスチャージライトと違って極性があります(逆に装着すると点灯しない)
LEDバルブに交換するメリット
LEDの大きな特徴として長寿命と言われています。
ハロゲンランプがフィラメント切れすることに対して、LEDバルブは基板やLEDチップを固めている樹脂の劣化なので次第に暗くなっていくことが多く、切れるということはあまりありません。
日本照明器具工業会では40000時間を寿命としており、明るさが7割になった時点としているのです。
また、HIDのように昇圧装置(バラスト)を必要としていないため、コンパクトで取り付けしやすいのも大きなメリット。
とくに最近では小型化が進み、ハロゲンランプのような扱いができるようになっているのです。
最近の車にはLEDを標準化して採用している
LEDバルブと言えば、社外品を想像するかもしれません。
しかし、純正バルブとしても採用されています。
プリウスやレクサスLSが純正LEDヘッドランプの採用を踏みきったのですが、実はしばらくその他の車種は採用が見送られました。
なぜなら、光量と発熱に問題があったから。
しかし現在では、変換効率が高く、発熱も問題にならないレベルまであがったため実に多くの車種にLEDバルブは採用されています。
トヨタのアルファードも当然LED!
もちろん登録車だけじゃなく、軽自動車でも純正で採用されており、省電力のため燃費にも貢献。
複数装着で、複雑な配光も可能になるなどして、安全面でのメリットも多くなっています。
LEDヘッドライト以外でもLED化はできる!
LEDバルブといえばヘッドランプが主流ですが、しかしそれ以外でもLED化は可能。
たとえば、車室内を照らすルームランプをLED化することによって車内環境が大きく改善されます。
また、スモール球やナンバー球をLEDに変えることによって手軽なドレスアップ効果も期待でき、さらには球切れのリスクも半減されるため、大きなメリットを得ることができるのです。
LEDヘッドランプの王様「スフィアライト」
LEDバルブは古いクルマこそ装着するべきです。
古い車のほとんどはハロゲンバルブを採用しており、走っていて暗かったり、光度がでないあまりに車検すら通らない可能性があるからです。
私の中でLEDバルブのおすすめは「LEDスフィアライト」
バルブのみの交換が可能で、配線も純正のカプラーにそのまま接続すればいいだけ。
ハロゲンランプを交換したことがある人なら問題なく装着できるでしょう。
値段はもちろん張りますが、明るさについては申し分なし。
あまりに明るくてハイビームなのでは?と焦るくらい明るいです。
カットラインも申し分なく、購入後のアフターフォローの充実しており、しかも何より3年間の保証付き。
個人的には、ルームランプやナンバーランプ、そしてスモール・クリアランス球などはAmazonや楽天で購入できる安いLEDで問題ないが、ヘッドランプにはそれなりに投資したい。
あまりに安いLEDバルブを購入してもすぐに切れてしまっては、安物買いの銭失いになる可能性がありますし、何よりHIDにするより安くあがり、車にも電力負担がなく優しい。
何より、安いLEDヘッドライトを装着すると対向車のドライバーを不愉快にさせ、安全に走行ができなくなる可能性があります。
まとめ
車にとってヘッドライトの明るさは、夜間走行するときには絶対に譲れないポイントです。
とくに古い車に装着しているハロゲンランプは、どうしても暗いので運転中に危険を伴います。
一方でLEDバルブを装着すると、明るさを手に入れるだけではなく、長寿命、さらには省電力化で燃費にも良い影響を与えます。
LEDは明るさと経済性の両方を兼ね備えた、とてもコスパに優れたカーグッズなんですよね。
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