「カタログに掲載された燃費って本当に正しいの?」
なぜなら、「リッター◯◯km/L走ります!」とカタログで謳っている車の多くが、その数値よりも低いからです。
私もディーラーで営業マンだったとき、お客さんに質問されたら「カタログ数値の約7割ぐらいかな〜」って誤魔化していました笑。
現在カタログの燃費表示は、「JC08モード」という表記になっていますが、平成29年の夏以降から「WLTCモード」と順次切り替わっていく予定です。
ここでは「Worldwide−harmonized Light vehicles Test Cycle」という滅茶苦茶長い略語であるWLTCモードについて解説していきましょう。
燃費の表示内容が「JC08」から「WLTC」モードに変わる。
WLTCモードとは、どのような表示に変わるのか?
まず、従来型のJC08モードからWLTCモードになってどんな表示になるのか?
これまでJC08モードで燃料消費量が21.4km/Lだった場合、これからは走行状態に応じて
- 市街地モード:15.2km/L
- 郊外モード:21.4km/L
- 高速モード:23.2km/L
となり、平均的な燃費をとって20.4km/Lとなるのです。
・郊外モード:信号や渋滞の影響をあまり受けない走行を想定している。
・高速道路モード:高速道路等での走行を想定している。
WLTCモードについての疑問点。
一方WLTCモードは、「郊外」「市街地」「高速道路」など、各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な試験法になります。
つまり、測定方法も今までより、グローバル化したわけなんですね。
また、両方の燃費の違いについては、
その結果、WLTCモード燃費はJC08モードに比べ燃費水準が低くなる傾向があります。
JC08モードの燃費測定方法は「シャーシダイナモという専用の機材」を使って測定しているので、実燃費と違うのは至極当然の話なんですよね。
まとめ
CMやカタログで宣言される「リッター○○㎞」という数字の威力は抜群です。
その結果、どのメーカーも燃費をよく見せようと切磋琢磨するんです。
数字ばかりを追求しすぎて三菱のように燃費改ざんするのは愚の骨頂ですが、メーカーの努力も認める必要があるでしょう。
いずれにしても、実際の燃費は、気温や渋滞などユーザーの使用環境やエアコン使用の有無や急発進・急加速・急停止など運転方法によって大きく変わることを忘れていはいけません。
でも、「WLTCモード」という新しい燃費基準になることによって、ユーザーにとってもカタログに掲載された燃費スペックに騙されることも少なくなりより正確な燃費となるのではないでしょうか?
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