『メーターにオレンジ色のランプが点いちゃったんだけど、これって何?故障なの?』
平成16年式、3リッター10型アルファードに乗っているお客さんから、エンジンランプ点灯による点検の依頼がやってきました。
詳しく事情を聞いてみると、走行中突然点灯したのがきっかけのようで、その後、消灯と点灯を繰り返しているみたいなんです。
悩んでいてもらちが明かないため、とりあえずいつもお世話になっているディーラーに診てもらうことにしました。
この記事では、10型アルファードのオレンジ色のエンジンランプが点灯する原因を解説していきます。
10型アルファード!オレンジ色のエンジンランプが点灯する原因を説明する
エンジンランプの原因は空燃比(AF)センサー
ディーラーにて専用ツールの診断機をかけてもらったところ、結論から先に言ってしまうと、故障の原因は空燃比(AF)センサーでした。
※A(AIR)F(FUEL)の略
このセンサー、空気の燃料の量を検出する役割を担っており、空燃比センサーやAFセンサーの他にO2センサーなどともいいます。
今回のアルファードの場合、故障原因は空燃比センサー本体が不良だったのですが、ただ、一点だけ注意が必要です。
それは、3リッターのアルファードには、空燃比センサーが4つも装着されているのです。
つまり、ディーラーの診断機をかけて、どのセンサーが悪いのか切り分ける必要があります。
ちなみに、今回のケースではエンジン上部にあるエキゾーストマニホールドに直接装着されている空燃比センサー(バンク2)が不良でした。
このあたりは、故障コードを拾い原因が特定できるので、黙って修理工場に依頼したほうがいいでしょう。
もちろんGoo Pitなどで修理工場を探せます。
空燃比(AF)センサー交換時の見積もり
では今回故障したAFセンサー、交換するとどれぐらいの費用がかかるのでしょう。
今回ランプ点灯の原因となったセンサー、交換するには約21,800円もの費用が必要になります。
内訳を見ると、部品代と技術料どちらも同じぐらいの金額です。
一方で注意しなければならないのは、故障したセンサーにより、若干金額が変わること。
たとえば、4つあるセンサーにもそれぞれ装着されている場所が違います。
つまり、装着されている箇所によって作業の難易度が変化するため、技術料に差が出てきてしまうのです。
さらに、今回は1つのセンサーの故障で済みましたが、ディーラーのメカニックさん曰く、センサーが2つ同時故障するケースもあるらしく、もしセンサーが2個故障すると単純計算で約4万5,000円、4個故障すると下手すると10万円近く必要になるケースも必要になるのかもしれません。
いずれにせよ、センサーが1つでも故障したら、時間の経過と共にその他のセンサーもドミノ倒しのように故障する可能性があることを覚えておくべきでしょう。
今回は新品の空燃比センサーに交換した
お客さんに見積もり金額を説明し、納得をしてもらったところで、新品を注文して取り替えてもらいました。
ちなみに、装着場所はエンジンルームから覗けます。ATフルードのゲージのすぐ下。
ちなみに、『自分で交換はできるのか?』といった質問を受けましたが、AFセンサー脱着には専用の特殊工具が必要になるため、もし何らかの方法でこちらの工具が手に入った場合には自分でチャレンジしてもいいのではないでしょうか?(くれぐれも自己責任でお願いします!)
まとめ
新品部品に交換したところ、エンジンランプも無事消灯し完治しました。
とりあえず点灯したままの状態でも、調子は悪くなかったのですが、やはり警告ランプが点灯しているだけで気持ち悪いものです。
また、AFランプが故障していると空気と燃料の量が適切に計れず、燃費悪化の原因にもなりかねません。
そればかりではなく、警告ランプの点灯は車検も通らなくなるため、いずれにせよ車検を取るつもりなら、修理する段取りを早めに組んだほうがいいでしょうね。
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