ここ10年間で、
カーユーザーの車を選ぶ基準は随分と変わってきました。
昔はデザインや走りなどに「コダワリ」のある方が数多くおりましたが、
今ではほとんどの方が「燃費」を意識するようになりました。
ただガソリン代や燃費の良い車を購入しようとしているだけで、
肝心の燃費向上の基本的なテクニックを知りません。
ハイブリッドカーや、燃費が抜群によい軽自動車やコンパクトカーに
簡単に「買い替えが可能」であればいいのですが、
金銭的にも、余裕のない方もいらっしゃいますよね。
予算やお金がなくても、カンタンにできる燃費を良くする方法を
知っているだけで、燃費はまだまだ良くなります!
まず、これを知るだけで随分と変わってきますからね。
では、いきましょう。
ふんわりアクセルを踏むと燃料は減りにくい!
低燃費を実現するための基本的なテクニックは「アクセル操作」にあります。
特にアクセルペダル操作を上手に使用することで、
燃費は向上していきます。
やり方はとてもカンタンで、発進時や加速時「ふんわりアクセル操作」を実行すること。
これだけを意識しているだけで、燃料の減り具合は変わっていくのです。
多くのドライバーに共通して言えることは、
アクセル操作が乱暴です。踏みすぎているんですね。
本来発進時のアクセル操作をする上手なコツは、
クリープ走行(ブレーキ離すと車が自然と前に出る動き)を使用しながら、
アクセルの踏みこみを微調整しながらじんわりと行います。
そうすることにより、オートマチックやCVTミッションの
加速力も効率よく増幅していくのです。
勘違いされやすいのですが、なにも
「ノロノロ走行をして後ろのドライバーに迷惑をかけろ」と
言っているわけではありません。
信号待ちの状態から、常に意識していることが大切なのです。
多くのドライバーはアクセルを踏みすぎているので、
余計なペダル操作を改善するだけで、燃費の改善にもつながるのです。
適切なタイヤ空気圧に合わせることが大切
燃費だけではなくて、安全の向上にもつながる
「タイヤの空気圧」を適切にを調整しましょう。
ご存じの通り、タイヤはゴムで出来ているのですが、
ゴムの特性のひとつに「空気を通す」ことが挙げられます。
常に空気を通しているので、
タイヤの空気圧は時間の経過とともに少しづつ下がり始め、
1年間放置しておくと、2〜3割ほど下がっているのです。
空気圧が低い状態で走行し続けていると、タイヤと路面との接地抵抗が増えるので、
タイヤに無理がかかり、燃費が悪くなるだけではなく、
タイヤ自体のダメージにも繋がるのです。
だからこそ、タイヤは常に一定の空気圧を保つことが大切です。
タイヤにはメーカー指定の空気圧というものが存在しているので、
できれば3ヶ月に1度は、スタンドやディーラーなどでタイヤの空気圧を調整するように
心がけましょう。
タイヤの空気圧を1割高めると、転がり抵抗も減って、
わずかながらに燃費も向上しますからね。
また、最近では低燃費タイヤもリーズナブルで販売されています。
タイヤが新しい状態で新品に入れ替えする必要はありませんが、
タイヤ摩耗がひどく、残量が著しく減っているのであれば、
エコタイヤにも購入を検討してみましょう。
最近では低燃費タイヤの性能を示す「等級制度」も導入するぐらいに
業界が自主基準として展開しています。
タイヤの転がり抵抗が小さければ小さいほど、
それだけ少ない燃料で長く走ることが可能になります。
また、エコタイヤは通常のタイヤに比べて転がり抵抗がやすくなっていて、
転がり抵抗を20%低減したとすれば、燃費は2%向上することになるので、
より燃費を良くしたければ、タイヤ購入を検討してもいいかもしれませんね。
クルマの軽量化することを意識
実にカンタンな燃費向上のテクニックとして、
トランクスペースある荷物を見直してみましょう。
クルマの重さによって、燃費に多大なる影響を与えるので、
軽くすることで燃費は当然向上します。
常時置きっぱなしの荷物の中で、
必要ないものはないでしょうか。
単純にクルマが物置となってはいないでしょうか。
例えば、車両重量1,000kgの自動車に常時50kgの荷物を積んでいるだけで、
燃費は2%から3%ダウンするのでトランクスペースにある荷物は
厳選することが大切です。
仕事などでどうしても積載していなければならない場合を除き、
自分の荷物については厳選することが大切です。
エアコンの設定温度を見直そう
家庭用のエアコンの設定温度によって、消費電力は変わります。
それでは車のエアコンの設定温度の変化で燃費が変わるのでしょうか?
車のエアコンを使用するだけで、燃費が悪くなるのは事実なのですが、
普通のカーエアコンの場合、「設定温度で燃費が変わることがないのです」
ガソリン車は常に大量の熱を捨てているので、
その熱を使えば、温めるのは簡単です。
よって多くのカーエアコンはエアコンをONすると、
常にコンプレッサー本体が回って最大の冷房能力を出し、
冷えすぎの分はエンジンから出る熱を混ぜて、温度を調節しています。
この方式ですと、設定温度を変えても燃費が良くならないのです。
夏の暑い日に、もっとも効率よく燃費を稼ぎながら快適に過ごすには
最低温度に合わせて、もし冷えてきたらエアコンのスイッチを切り、
送風状態にすることで燃費が良くなります。
逆に窓を全開にしたりしてしまうと、
走行抵抗が増えて、燃費が悪化することにもなるので、
窓を全開にすることよりも、手動でエアコンのオン・オフの切り替えを行いましょう。
しかし現在ではコンプレッサーそのものに「外部可変容量タイプ」「電動タイプ」
などのエアコンが登場していて、
設定温度でこまめに負荷を調整するタイプが増えてきています。
こちらのタイプの場合であれば
設定温度を変化させることで燃費の改善にもつながります。
ちなみにプリウスは電動タイプのエアコンです。
まとめ
エコカーブームになってから数年経過していますが、
クルマの実力だけで燃費を向上させることも大切なのですが、
燃費向上の基本的な知識をしっておけば、どんなクルマにも応用ができるはずです。
確かにプリウスのような「リッター40km/L」なんて耳にしてしまうと、
とっても魅了的に映ってしまいます。
参考:世界初リッター40km/L突破!新型プリウス「燃費」が向上した5つの理由
でも、まずは「簡単に、誰でもできる燃費向上のテクニック」を
身につけることが、これからの運転にもきっと役に立つのでは、
ないのでしょうか。
車の性能も、燃費の善し悪しも上を見ればキリないですからね。
まずはできることから、はじめましょうね!
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
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