個性的なデザインであるトヨタの新型SUVのC-HRなんですが、純正のヘッドライト周辺はどういった仕様になっているのでしょうか。
現在主流である「LEDヘッドランプ」なのか。
それとも、高電圧で発光する「ディスチャージヘッドランプ(HID)」なのか。
また、昔からある「ハロゲンランプ」なのかを解説していきましょう。
さらに、この記事ではヘッドランプ以外にも、リアコンビネーションランプやフォグランプについても同時に解説していきます。
これからC-HRの購入を検討中の方は参考にしてみてくださいね。
C-HRのヘッドランプの種類とその他の灯火類
C-HRヘッドランプ廻りの主要装備一覧について。
まずは、カタログに掲載されている、主要装備一覧から、ライティングの基本スペックについて掲載しておきましょう。
ハイブリッド | ガソリン | |||
---|---|---|---|---|
グレード | G | S | G-T(ターボ) | S-T(ターボ) |
LEDヘッドランプ *メーカーオプション |
151,200 | - | 151,200 | - |
ハロゲンヘッドランプ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
LEDフロントフォグランプ *販売店オプション |
◯ | 46,656 | ◯ | 46,656 |
リアコンビネーションランプ※1 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
LEDハイマウントストップランプ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
車両本体価格 | 2,905,200 | 2,646,000 | 2,775,600 | 2,516,400 |
車両本体価格 *寒冷地仕様 |
2,933,280 | 2,674,080 | 2,799,360 | 2,540,160 |
※1:ヘッドランプをLEDにメーカーオプションで取り付けした場合には、リアコンビネーションランプもLEDタイプが同時に装着される。
※2:寒冷地仕様とリアフォグランプはセットでメーカーオプション。
フロントヘッドライト
これあまり知らない方もいると思うので注意が必要なんですが、実はC-HRのヘッドランプ標準は全て「ハロゲンヘッドランプ」なんです。
正確には、プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付き)+LEDクリアランスランプ(スモールランプ)という、ライトはハロゲンでスモールランプはLEDが標準です。
つまりヘッドランプをLED化にしたければ、Gグレードを選択する必要があり、さらにメーカーオプションで151,200円を支払う必要があります。
なぜ、C-HRのLEDヘッドランプを標準化にしなかったのかというと、LEDの数をかなり多く使っているため、コストが異常に高くなってしまったからです。
また、Sグレードにメーカーオプションできない理由は、シンプルでわかりやすい構成にしたいというメーカー側の都合らしく、Sグレード購入するユーザーは「価格を重視しているよね」っていう発想からきています。
ちなみに15万円もするメーカーオプションのヘッドランプは、ただLEDになるだけではありません。
1灯の光源で、ハイビームとロービームの切り替えが可能な「Bi-Beam LEDヘッドランプ『レベリング機能付き』」や、外側に流れるように光る「LEDシーケンシャルウインカーランプ」
また、ランプスイッチをオートにすると自動で点灯する「LEDデイライト」も、同時に装着されるのです。
ちなみにこの流れるウインカー12個のLEDで構成されているのですが、1個切れてしまっても車検が通りません汗。
しかも1個単位で交換ができないことから、シーケンシャルターンランプが切れてしまった場合ヘッドランプがASSY交換となります。
LEDフォグランプ
LEDフォグランプは、ガソリンもハイブリッドもGグレードは標準で装着されます。
一方で、Sグレードの場合でもヘッドランプとは違いディーラーオプションにて設定になっています。
やはり価格のほうはそれなりで、標準仕様車で46,656円、寒冷地仕様車で47,412円で取り付け可能です。
ちなみにこの価格は部品代だけであり、取り付け時間が1.4Hと書いてあるので、約1時間24分かかるようになっています。
トヨタのアワーレートは約8,640円。つまり、1.4時間×8,640円で12,096円の技術料が別に計上されますからね。
リアコンビネーションランプ
リアコンビネーションランプにも「LEDタイプ」と「ノーマルタイプ」の2種類があり、LEDタイプはバックドアのダイアモンド形状にかみ込むように配置され外側へ突き出したような立体的な形状になっています。
また、3本ライン形状に点灯するテールランプはちょっと未来感というか先進性を感じさせます。
ちなみに、後ろのウインカーは国内解禁されていないため、流れるシーケンシャルウインカーではありません。
もちろんLEDタイプの場合、ストップランプ、テールランプ、バックランプすべてがLED化され、最後に寒冷地仕様の場合リアフォグランプがはリアバンパー中央部下に配置されます。
まとめ
ディスチャージヘッドライトやLEDライトが標準化している中で、あえてハロゲンランプを選択した意味はどこになるのでしょうか。
今回C-HRに採用されている「LEDヘッドランプ」はとにかく格好良く仕上がっており、同時にコストも凄まじくかかっています。
すべてのグレードでLEDヘッドランプを標準装備にしてしまうと、車両本体価格も同時に上がってしまうことからGグレードのみメーカーオプションにしたのでしょう。
メーカーオプションのLEDヘッドランプを注文することで、
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- 12個のLEDで構成されるシーケンシャルウインカーランプ
- LEDのストップ・テール・バックランプ
- LEDデイライト
と全ての燈火類でLEDが採用しています。
「15万円もするけど欲しい!」と、思わせるぐらいの格好良さがC-HRのLEDヘッドランプにはあります。
そもそもGグレードを購入しなければ選択の余地はありませんが、予算に余裕があるのなら選ぶのは十分ありだと思います。
15万円って大金なので、すっごく悩みどころではありますが、新車を購入するときって、その悩んでいる最中のワクワク感がもっとも楽しい瞬間でもあるんですけどね笑。
C-HRを購入する予定があるなら、今ご自分が乗っている愛車がどれぐらいの買い取り評価額が提示されるのかディーラーと「商談する前」に知っておくべきではないでしょうか?
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