バッテリーがあがってしまったので、もう一台の車で救援したところ『バチッ』と変な音がなり全く反応がなくなってしまった。
それからというもの、メーターは「ON」にはなるけど、「START」に回してもピクリともせず、セルも全く反応しません。
その症状で考えられるのが、バッテリーを救援したときの逆接続によるミス。
本来、バッテリーが上がってしまった車のプラスと救援側のプラス、マイナス端子と救援側のマイナス(もしくはエンジンハンガーなどのアース部分)を接続しなければなりません。
これは、バッテリー単体でも、ジャンプスターター使っても、車と車をつないでも一緒。
しかし、この繋ぎ方を間違うと大問題で、要するにプラスとマイナスを『逆に接続する』と車に大きなダメージを与えてしまう原因となるんです。
そこでこの記事では、もし間違ってバッテリー逆接続してしまった場合の対処方法について解説していきましょう。
目次
バッテリーのプラスとマイナスを逆に接続するとどうなるのか?
バッテリー同士を逆接続してしまった場合のリスク
まずはバッテリー同士を逆接続してしまった場合のリスクについて説明しましょう。
ただ説明というか、この衝撃的な写真を先に見てもらったほうが早いのかもしれません(汗)
バッテリーのプラスとマイナスを逆に接続すると、理屈上では車両炎上につながります。
しかも、救援側と救援される側の両方がダメージを食らってしまうので2倍のダメージです。
しかし、この写真自体はあくまで海外のもので、車も外車でかなり古いタイプの旧車であるため、車両炎上までにはなりません。
なぜなら、車にはもしショートしてしまった場合に、車両トラブルを防止するためのヒューズ(ヒュージブルリンク)が装着されているからです。
バッテリーを逆接続したときの対処方法
バッテリーを逆接続しても家庭用のブレーカーと同じ役割をしているヒュージブルリンクが備わっています。
自宅で言ったら、停電のときのブレーカーと同じ役割といえばわかりやすいでしょうか。
今回実際にバッテリーを逆接続してしまい、セルが全く回らなくなったアルトで検証してみました。
ちなみに、アルトの場合、ヒュージブルリンクの装着場所はプラスターミナルの横にあります。
実際に外してみたらわかりますが、80A(アンペア)と大容量のヒュージブルリンクでさえバッチリと切れています。
バッテリーを逆接続することで、その他のヒューズも切れてしまっている可能性もありますが、とりあえず車両炎上までにはなりません。
もちろん新品に交換すると、エンジンも掛かるようになるので心配はありません。
それでも心配なら逆接保護タイプのジャンプスターターを選ぼう
もし今回のように、プラスターミナルとマイナスターミナルを逆接続してしまう可能性があるなら、逆接続保護機能が備わったジャンプスターターを用意しておくと役に立つかもしれません。
このジャンプスターターなら、バッテリーレスキュー時に接続方法を間違えたとしても、車両にダメージを与えることもないし危険もありません。
また、片手1本で持てる軽さを誇るので、車庫や狭い場所などに車を停めていても、ジャンプスターター単体でエンジン始動することができます。
しかも、接続方法も簡単なので、接続ミスもきっとなくなるはずです。
いずれにせよ、このようなモバイルバッテリー兼用しているジャンプスターターは一家に一台ぐらいは最低も持っておいたほうが良いでしょうね。
まとめ
バッテリーのプラスとマイナスを逆接続してしまったのなら、車両側にあるヒューズやヒュージブルリンクが切れている可能性があります。
しかし裏を返せば、これらの保護装置があるおかげで、冒頭で見せたような車両炎上を防ぐことができます。
ヒュージブルリンクが切れてしまうような故障があった場合には、現地で修理することは難しいでしょう。
そんなときには、自動車保険に付帯しているロードサービスやJAFのロードサービスなど連絡をとってレッカーしてもらうのがベスト。
そして、最寄りのディーラーや整備工場に連絡をとって車を搬送してもらったほうが間違いないと思います。
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