先日、アルファードハイブリッド10系に乗っている知人から、「エンジンがかからなくなったので診てほしい」と連絡を受けました。
詳しく聞き取りしてみたところ、いつもと同じように車を走行していたら、交差点に侵入する瞬間に何の前触れもなくエンジンが突然停止しまったとのこと。
それから、エンジンを再始動してメーターの「Readyランプ」も点灯するのだがすぐに同じようにエンストする模様。
イメージ的には、もう完全に「なにかが逝った」ようでなんです。。
走行距離15万km超えてのエンジンのトラブル。
過去にも電動ウォーターポンプや、補機バッテリーなどは交換してきたが、エンジンがここまでおかしくなったのはこれが初めて。
今回の記事では、アルファードハイブリッド10系のエンジントラブルについて解説しましょう。
目次
アルファードハイブリッドのエンジントラブル
まずはどういう状況なのかは、実際に動画を撮影したので見てください。
通常、レディランプが点灯してそのままハイブリッドのモーター音が「ウイーン」となってエンジンが始動します(音の表現悪くてゴメンナサイ汗)
ですが、今回のケースでは「レディランプは点灯するがすぐにエンストしてしまう」のです。
普通のガソリンエンジンと違ってハイブリッドですので、素人がどんな点検しても時間の無駄だろうと判断。
早速ディーラーに持ち込みすることにしました。
ディーラーにて点検してもらい原因は「インバーターの不良」
ディーラーにて点検してもらい、数時間たったときに連絡を受けました。
結果は「ハイブリッドのインバータが不良」とのことです。
そもそもハイブリッドインバータとは、
「インバーター」とは直流電力から交流電力を電気的に生成する電源回路のこと。自動車用に搭載されるインバーターの役割は、バッテリーからの直流(DC)電流を交流(AC)電流に変換し、交流モーターを駆動することだ。ちなみにトヨタのハイブリッドシステム「THS II」では、そのインバーター回路の前にDC/DC昇圧コンバーター回路を追加。電圧を昇圧することで、モーター駆動の高出力・高トルク化を図っている。
via - 新車情報の車ニュースを配信中 |中古車のガリバー
走行用のモーターを駆動させる役目を担っているインバータが、内部でショートしているのが原因で、その結果、モーターが駆動できない状態になってしまい、エンジンが始動できてもすぐにエンストをするメカニズムみたいでなんですね。
故障してしまったものは仕方ありません。
残念ながら修理するしかないんですが、肝心の修理費用の見積もり金額にビビりました。
アルファードハイブリッドのインバータの修理見積もり
改めてディーラーにて「ハイブリッドインバーター」の見積もりをとってもらったのですが、なんと「540,000円!」という見積もりに滝汗。
54万円って。。そこそこ状態の良い軽自動車の中古車が購入できそうな見積もりになってしまったのです。
ハイブリッドのトラブルといえば、どうしても「ハイブリッドバッテリー」が原因だと思っていたのに、完全なる油断。
完全なる誤算です。高すぎる。。。
で、技術料を含めた修理総額は、合計で「575,000円」という結果になってしまったのです。
結局ディーラーでも故障原因はわからない。
今回のインバーターの故障の原因は一体なんなのでしょうか?
メカニックさんの説明を聞いてみましたが「故障の原因はわからない」とのこと。
それもそのはず。最近の車やハイブリッド車なんて特に「専用の診断機」かけるだけで故障原因まで追求できるようになっています。
なので、配線を一本一本点検していくというよりは「簡単に最終結論」まで到着してしまうのです。
ディーラーのメカニックさんに聞いても詳しいところまではわからないのは当然で、そういった珍しい故障パーツは「メーカー」にでも送って調査するしかないんでしょうね。
結局は15万kmも走行しているので、保証の対象にもならずに終了という運びとなってしまいました。
結局アルファードハイブリッドは修理もせず終了
ディーラーからの見積もりを聞いたので、今回の依頼主に連絡。
やはり反応は私と一緒で「どっひゃー」でした。
依頼主も大体「修理代5万円から10万円の間」を予想していたらしく、それなら修理しようと考えていたみたいですが、その結果、5倍から10倍の見積もりを聞いた時点で「はい直しません」で終了。
結局インバーターを交換することもなく、ただの不動車となってしまったのです。
アルファードハイブリッドは不動車買取店にて引き上げ
その結果を受けて、その知人には私が以前から廃車や不動車を処分するときにおすすめしている不動車買取店を紹介することに。
今回の依頼主に直接連絡を入れてもらい、アルファードハイブリッドは買取店に売られていくことになったのです。
とくにアルファードのような、大型ミニバンのハイブリッドカーは、「ハイブリッドバッテリー」や「エンジン・ミッション」などまだまだ使えるパーツが多いので、高く評価をしてくれたようで、査定額にも「満足できた」とのことでした。
今回のようなハイブリッドカーの不具合では、なにもせずにそのまま廃車にすると、廃車手数料がディーラーから請求されます。
ですが、その一方で「動かなくなった車の処分にお金をかけたくない、できれば買取りしてもらいたい」なら、どんな車でも無料査定をしてくれる廃車買取カーネクストを使ってみよう。
結局、新しい車を購入予定なら売りどきを誤ってはいけないってこと。
不動車買い取り店で思った以上の価格で売れたので、故障ではなく、できれば本来の状態で査定見積もりをしたかった。
売れる価値のある状態の査定見積もりを出してみる。
そして、高く売れた場合には新車の頭金として使用する。
結局はタイミングってやつなんでしょうねぇ。
処分に困っている車。 例えば、事故車・不動車・多走行車だけではなく、車検切れや水没車なども買い取りが可能です。
通常このような訳アリ車を廃車業者に委託すると、当然手数料が必要になります。 業者によっては30,000円〜50,000円のような場所もあります。 なので、車の処分にお金をかけたくない方にオススメ。
もちろん、どんな遠方の距離でも、手数料が完全無料です。
►►廃車買取カーネクストで無料査定を申し込んでみる。