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カーナビゲーション

純正のメーカーオプション(MOP)ナビとディーラーオプション(DOP)ナビの違いはなに?

更新日:

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新車を購入するときカーナビ選びはとっても大切ですよね。

カーナビと一口で言っても「純正ナビ」「他メーカ製ナビ」がありますが、
せっかく装着するならやっぱり「純正」が安心です。

ですが、純正のナビゲーションでも、
メーカーオプション(MOP)ナビとディーラーオプション(DOP)ナビ
の2種類があるって知っていましたか?

そんなわけで、本日はMOPナビとDOPナビの違いと、
さらに両機種のメリットとデメリットを私なりに解説します!

純正のメーカーオプションナビとディーラーオプションナビの違いはなに?

メーカーオプション、ディーラーオプションの違い

「メーカー」と「ディーラー」と似ているようで実は違うこの2つ。
まずは、両機種の違いを明確にしておきましょう。

ひとつめのメーカーオプションナビというのは、
工場装着ナビゲーション」を指します。

「工場って一体どこよ?」って話ですが、販売店の工場ではなく、
日本はもちろん世界各地で広がっているトヨタの生産ライン
で取り付けすることを意味します。

※イメージはこんな感じね。 スクリーンショット 2016-07-12 22.11.27

つまり、トヨタ自動車からオーナーの元へ陸送されてくるときには、
装着された状態でやってくるのです。

もう一方で、ディーラーオプションナビというのは、
別名「販売店装着ナビ」と言われており、
購入先の販売店に陸送されてきたあとに取り付けるナビゲーションを指します。

販売店に到着してきたときには、
このようにすっぽり空いた状態でやってきます。

IMG_4613

つまり先付けナビはMOPで、
後付けナビはDOPとも言えるでしょう。

では次に、MOPナビとDOPナビの
メリットとデメリットを説明していきますよっ。

メーカーオプションナビのメリット

MOPナビの大きなメリットは、
車種に沿った専用設計でナビゲーションが組み込まれることです。

IMG_4614

カーナビとオートマチックの協調制御や、
カーナビからの情報をベースにして、自動でシフトダウンを制御するなど、
まさしく、その車にとってもオンリーワンのナビになります。

どちらかと言えば、上級志向のナビゲーションと言えるでしょう。

また、MOPナビの構成パーツはナビゲーション本体だけではありません。
ナビコンピューターや室内のボディコンピューターなど、
本体以外にも、複数存在しています。

例えば、トヨタのハリアーにはMOPでJBLオーディオとの設定があります。
※なんと40万円汗。。
もちろんナビ本体だけではなく、スピーカーやアンプなどの取り付けも必要になり、
ボディ側にも音質向上をさせる必要があるので、生産ラインでの装着が必須です。

[nlink url="http://kuruma-hack.net/jbl/" title="40万の価値がある? 60系新型ハリアーのJBLサラウンド車の音質ってどうなの?"]

参考:40万の価値がある? 60系新型ハリアーのJBLサラウンド車の音質ってどうなの?

上級志向であるMOPナビもメリットだけではありません。
オンリーワンなゆえに弱点、つまりデメリットもあるのです。

メーカーオプションナビのデメリット

MOPナビのデメリットは、

  • ナビゲーションが車両本体価格に含まれるので、取得税(3%)として課税される。
  • 購入後のグレードアップやカスタマイズができない。
  • 次の車に入れ替えしてもナビゲーションが移設できない。

まず、大きな特徴は、MOPナビをオプション設定した場合には、
ナビが含まれた価格が取得税として課税されます。

例えば、取得税は現時点で3%ですが、
車両本体が300万円で、MOPナビが30万円するような場合、
330万円から3%である、9万9,000円課税されることになります。
(DOPなら、300万円が課税されるので9万円で済みます。)

したがって9,000円分無駄な税金を払う必要がありません。

また、MOPナビは専用設計されているので、
違う車などに移設がかんたんにはできません。

もちろん移設だけではなく、新しいナビも後付けすることができなくなるので、
カスタマイズ性に乏しいという特徴があります。

専用設計でオンリーワンのMOPナビは、
裏を返せば、汎用性がないのが弱点にもなるんです。

ディーラーオプションのメリットとデメリット

IMG_4611

DOPナビはMOPナビのように
ATの協調制御やシフトダウンなどの専用設計ではありません。

ですが、そこまでナビ機能にマニアックさを追求しなければ、
機能としては、MOPと大きな違いはありません。

実際に、新型プリウスのTーCONNECTナビも
MOPナビ設定せずに、DOPナビだけのラインナップになっています。

[nlink url="http://kuruma-hack.net/prius-navigation/" title="新型プリウスに装着される専用ナビは9インチと7インチ2つのパターン"]

参考:新型プリウスに装着される専用ナビは9インチと7インチ2つのパターン

また、マッチングの自由度が高いので、
オーディオスペースに插入することができれば、
他の車にも取り付けが可能です。

その点、DOPナビは純正ナビゲーションという強みをそのままに、
取り付けの自由度までアップしているのです。

また、価格で言ってもDOPナビのほうが
リーズナブルでしかも、値引率も高いという特徴があります。

なぜなら、DOPナビは販売店の粗利が多く含まれているので、
値引き額が拡大されやすいのです。つまり、

メーカーオプションナビ=メーカーの粗利が多い

ディーラーオプションナビ=販売店の粗利が多い

という図式が成り立つので、最終的に純正品を安く購入するなら、
DOPを選んだほうがいいですね。

最近では、トヨタの新車もMOPナビを廃止している傾向にあり、
DOPナビだけになっているのが実情ですけどね。

まとめ

私個人の意見を言わせてもらえれば、
純正にこだわるのであれば、ディーラーオプションナビで決まりです。

MOPにしても、最初は良いかもしれませんが、
時代とともに古さが目立ってきますし、
なにより、1回購入すると違う車に取り付けられないのが痛い。

車だっていつ乗り換えになるかわからないですしね。

純正に拘らない。とりあえずナビ機能があればなお良いというなら、
社外ナビでも、めっちゃ進化しています。
こちらのイクリプスのSDナビなんて、5万円代で購入できるお買い得品なんですから。


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