アルファード10系に乗っているお客さんからこのような連絡が。
「走っている途中に突然エンジンから『ガラガラ』と異音がしたので診てほしい」
慌ててメインキーをオフにして、エンジンをストップしてみたらしいのですが、
「時すでに遅し」
なんと、エンジン内部が焼き付きを起こしてしまった模様です。
そこで本日のテーマは、
アルファード10系のエンジン異音がした原因と実際の「音」
また、修理するにはどうすればいいのかとその「費用」
最後に、修理以外に解決策がないのかを説明していきましょう。
目次
エンジンから「ガラガラ」「カラカラ」と異音がした理由と対策
エンジンから異音がするといっても種類がある。
エンジンから異音がすると言っても、
実は音の種類で修理する箇所や、修理費用などに大きな違いがあります。
例えば、
- キー音=ファンベルトやエアコンのベルトが滑って鳴いている異音
- ウィーン・ウォーン音=ウォーターポンプやダイナモなど、補機類が唸っている異音
- ガラガラ・カラカラ音=エンジンが内部の金属部品が焼き付いている異音
などがあり、
もちろん深刻度でいうと、「ガラガラ音>>ウィーン音>>キー音」
の順で費用と損傷具合が比例しています。
ちなみに、今回のアルファードのエンジン異音の実際の音はこちらです。
聞こえますよね、
ハッキリと「ガラガラ」音がしてますよね涙。。。
では、なぜこのような異音が発生するのでしょうか?
エンジンから異音が発生した原因
今回、知人のアルファードのエンジンからガラガラ音。
なぜ、こんなにも大きな異音が発生したのでしょう?
理由は「エンジンオイルのメンテナンスの不良」が原因だと予想できます。
つまり、エンジンオイル交換を怠っていたのです。
実は、聞いてみると知人は車検でしかオイル交換を実施していません。
したがって、オイル交換の目安は2年に1回という異常に少ないオイル交換の
ローテーションなのです。
それでも、距離を走らならければなんとかなったのかもしれません。
ですが、知人はそれでいて距離もかなり走るので、
オイルの定期交換時期を超えちゃっているんです。
ちなみにトヨタのオイル交換時期の目安は、
12ヶ月または15,000kmどちらか早い方に合わせて交換するのが原則です。
ですが、知人のアルファードは前回車検でオイルを交換した距離数から逆算していくと、
28,000km近く走行しているのです。
2年間28,000kmオイル交換をしない。
「メンテンスの意識が低くねー?」という典型的なパターンですよね。
エンジンオイルはエンジン本体を潤滑する役割を持っています。
オイルを交換せずにそのまま走行し続けますと、
その潤滑性はやがてなくなり、やがて金属と金属の膜がなくなってしまうのです。
その結果、金属同士が擦れあい、パーツを損傷させ、
やがてガラガラと大きな音に変化していくのです。
じゃあ、どうすればこのガラガラ音を止めることができるのでしょうか?
エンジンの異音を止める方法について。
じゃあ、このエンジンからの「ガラガラ音」
どうすれば止めることができるのでしょうか?
もちろんエンジン本体を修理すれば止めることができるのですが、
実はオイル補充してみたり、添加剤を入れてみたりすると
案外止まったりするのです。
ワコーズのS-FVなんてその代表的な添加剤です。
物は試しに使ってみてもいいでしょうね。
ですが、オイル交換や添加剤を補充するなど、
小手先のテクニックを使っての修理方法は、過度に期待してはいけません。
なぜなら、一度でもエンジンから異音が発生したということは、
ピストンやシリンダー、またはコンロッドを抑えるベアリングのメタルなど、
傷がついている可能性が高いからです。
あくまで、オイルを交換したり添加剤を入れたりするのは、
一時的な応急処置にしかなりません。
うまくいけば、エンジンの異音が消える可能性もありますが、
ほとんどの場合には、効果は得られないでしょう。
やはり、抜本的な修理をするにはエンジン本体をオーバーホールするか、
エンジン本体を載せ替えするしか方法はないのです。
では、気になるエンジン本体の修理費用について説明していきましょう。
エンジンを修理するための方法と費用について。
じゃあエンジンから異音がした車を修理するにはどうすれば良いのか?
これはもう、不具合箇所を特定して、
エンジンの内部をオーバーホールするか、エンジン本体を取り寄せして
交換するしか方法はありません。
ですが、エンジンの修理をするということは、
大きな出費を覚悟する必要があります。
なぜなら、エンジンをオーバーホールした場合には、
作業工程や時間が大幅にかかるので工賃が凄まじくかかるからです。
また、エンジンオイルのメンテンス不良ですので、
エンジン内部がカーボンの詰まりなどで、致命的な欠陥があるケースもあります。
トータルで50万円近くはかかると言ってもいいかもしれませんね。
それならまだ、エンジン本体の中古パーツを探したほうが安く済むでしょう。
ディーラーに依頼してもいいですし、見つからないなら「ヤフオク」でも
販売されています。
ただし、中古パーツを見つけたとしても「部品代+載せ替え工賃」と考えると、
安く済ませることは不可能でしょう。
中古エンジンの価格にもよりますが、
トータルで最低「30万〜40万円」は覚悟したほうがいいかもしれませんね。
しかも中古エンジンですので、保証があるわけでもありません。
最初の1ヶ月間は良くても、3ヶ月後に同じ異音が絶対にしないとも
限らないのです。
ただ、「なるべく安く修理する」という観点でいけば、
中古エンジンを載せ替えすることがもっとも現実的で、
安く済ませる方法なんですけどね。
では、最後に修理する以外の選択肢について考えてみましょう。
その他の修理以外について考える最良の解決方法。
エンジン本体を修理する。
そうすると、大きな出費を覚悟しなければなりません。
じゃあそうなってしまった場合どうすれば良いのか?
それとも他に別の代案があるのか、また最良の選択が他にないのか?
以下の方法に絞られると思います。
- 修理するのを諦めて「新車」or「中古車」を購入するために「下取り」もしくは、「買い取り」をする
- 「廃車」にする
のふたつの選択肢があります。
ですが「廃車」にする必要はないでしょう。
なぜなら、19年車のアルファードは、
他の車と違って買取りや下取りが可能なぐらいの価値はあるからです。
ですので、新しい車を購入できる余裕があれば、
新車でも中古車でも構わないので、入れ替えも検討しましょう。
確かにエンジン本体が異音している事実があるので、
マイナスポイントになるでしょう。
ですが、何度も言うように市場価値があるアルファードであれば、
修理をして40万〜50円のお金がかけるのではなく、
市場価値があるうちに、「下取り」や「買取り」をすることをおすすめします。
さらには、「下取り」をするぐらいなら、
ネットを利用した一括査定にて「買い取り」したほうが高く買い取ってもらえる
可能性が高くなります。
なぜなら、複数社で査定をしたほうが、
様々な視点から買い取り価格を出すことができるからです。
例えば、
- エンジン本体を保有している。
- エンジン以外のパーツを必要としている
- 修理して再販する
など、アルファードの場合ですと、様々な需要があります。
しかも「ナビクル車査定」では、提携している50社以上の査定業者から、
もっとも高く買取価格を提示した場所で売却することができるのです。
たとえ、エンジン本体が損傷したからといって、
市場価値が高い車なら、買い手は必ず見つかりますからね。
まとめ
修理するのか 入れ替えするのかの選択はいつも難しい。
どちらにせよ、出費がかかるのは間違いなのですから。
ですので、いきなりどちらかを選ぶのではなくて、
「見積もり金額がどのぐらいになるのか?」それだけでも、
知っておいてからでも決断は遅くはありません。
また一括見積もりを利用すれば、「概算の価格」だけでも
出せるので、参考材料とすることだって可能です。
思った以上に高く売れたら、購入費用の足しにするべきですし、
思った以上に安かったのなら、エンジンを修理に踏み切ってもいいでしょう。
まずは、一歩先へ進むこと。
一括査定を使えば、無料で、あなたのアルファードの価値を最大限に高めてくれる
買取業者を選んでくれるはずですから。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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