毎年、年度末にやってくるのが3月の年度末商戦。
とくに、今年の3月は消費税が8%から10%にアップされることもあり、いつも以上に値引き合戦が激化しそうな勢いです。
実際、新車を販売するディーラーでも、3月単月だけではなく、2〜3月の2ヶ月間のセットで決算セールをするところもあり、新車を狙っているユーザーにとって本当にまたとない機会になるのです。
そこでこの記事の本題。
そもそも、なぜ3月は他の月よりも新車購入における買いのチャンスになるのか。
また、3月の年度末商戦における基本的な値引きテクニックについて解説していきましょう。
目次
新車をお得に買うなら『3月』にする理由と値引きのテクニック
新車を買うのに1年間で3月がもっともベストな理由
3月といえば『決算の時期』。
そもそも決算とはなに?
なので、各ディーラーは決算内容を良くするため、可能な限り出荷台数を多くするということが行われています。
また、年度末ということも重なってディーラーも増販をかけるのでメーカーからの販売支援金が出ます。
これが、いやゆる『決算セールにおける値引き』に利用されるため、普段よりも安く買うことができるというわけです。
とくに3月の月間販売台数は、1〜2月の2ヶ月分を合わせたぐらいに膨らむため、年間で1番新車が売れる月になります。
ディーラー側の立場になれば、『売れる月に1台でも多く売りたい!』という背景もあり、ユーザー側も自然の流れで『3月に新車が安く買うことがでできる』と、言われてる理由なんですね。
これは何も国産メーカーだけじゃなく、輸入メーカーにも当てはまります。
3月はどのような交渉が有利に値引きを引き出せるのか。
このサイトでも値引き交渉についてはいろいろ解説しています。
やはり王道は、ライバル車、特に人気の高いトヨタ・日産・ホンダと言ったメーカーのモデルを中心に競合させる交渉をすると有利な条件を引き出しやすくなります。
もちろん軽自動車なら、ダイハツ・スズキ・ホンダを競合させると有利な条件が引き出せます。
たとえば、N-BOXが本命ならタントやスペーシアと競合させると有利な条件が引き出しやすくなります。
また、同じような理屈でワゴンRが本命ならムーヴやNーWAGONを競合させます。
その他にも、
- 車両本体価格
- 下取り価格
- メーカーオプション&ディーラーオプション品
を別々に交渉することで、トータルで安くなりやすいです。
とくに下取りについては、ディーラーだけで完結させるのではなく、スマホなどからでも申込ができる一括査定を比較させることで、大きな差が生まれる可能性があります。
3月は繁忙期で時間がないため、ディーラーの営業スタッフはこれらのことをまとめてやりたがりますが、そうすると「車両本体価格が実は大して値引きされていない」という事態になりやすいので注意が必要です。
3月中に買わないと損する可能性がある
最後に肝心な消費税の増税やエコカー減税の話をちょっと。
新車購入時に納めなければならない『自動車取得税』と『自動車重量税』は、エコカー減税によって優遇されています。
しかし、『2019年!消費税アップで車の買い方や維持費はどう変わるのか?』で書いたように2019年からエコカー減税を見直すことがすでに発表されており、
・自動車取得税:2019年3月31日
・自動車重量税:2019年4月30日
を最後に期限を迎えことになります。
ただ一方で、どれぐらいお得に買えるのかは車種によって異なるので難しいところ。
たとえば、ベストカーによればフォレスタークラスで2万100円の負担増。 トヨタのシエンタで3万2,400円の負担増となっています。
その一方で、軽自動車のタントは6,400円程度の負担増で済んでいます。
やはり車両本体価格が高ければ高いほど、増税の煽りを受けるのは間違いなく、その一方で軽自動車など車両本体価格がそれほど高くない車種については、あまり大きな影響を受けないでしょう。
いずれにせよ、もし新車を検討中なら3月31日までに購入しておくのが、ベストのタイミングと言えるでしょうね。
まとめ
3月はディーラーにとって1年に1番大切な月です。
メーカーから支援金を受け取れることもあり、新車値引きや下取り額の上乗せ、ナビオプション品の値引きなど、3月中旬から下旬にかけてお買い得度が一気に進んでいきます。
もちろん3月中は毎週決算セールをするので、2月下旬から遅くとも3月の頭にはショールームに出向いて、3月の中旬もしくは下旬には勝負を賭けたいところ。
とりあえず私が今言えることは、
・新車を買う予定ならお得に買える3月中に決着をつける。
・下取りだけではなく、一括査定に依頼して買取額を比較する。
この2つが、3月に年度末商戦における必勝法とも言えるんですよね。
私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取り査定を頼みましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
そこで、下取りを一旦辞めてネットから「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
しかも、はじめに「概算金額」から教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
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