今回の記事では、『車の終活』について解説していきます。
終活は、死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備のことなんですが、あまりネガティブなこと考えるのではなく、大掃除や断捨離などとっ考えておけばいいと思います。
車を愛する者とって「終活」は見過ごすことのできない問題です。
なぜなら、愛情を注いできた相棒やそれに伴う膨大なコレクションを手放さなければならない現実と向き合う必要があるからです。
「まだまだ自分は大丈夫」「子供たちの世話になるつもりはない」なんて頑なに考えていては遅いかもしれません。
そこで、車を身辺整理する最低限やらなければならない3つのポイントに沿って解説していきましょう。
車を身辺整理するための3つのポイント
愛車の処分方法を考える
残された遺族が非常に困ってしまう最も多いケース、それが親が残した車の処分方法です。
なぜなら、残された者たちにとってその車は「負債」になる可能性があるからです。
基本的な考えとして、親に何かがあった場合、財産は妻(夫)や子供に引き継がれます。
たとえば、親族である子供が親の車を譲り受ける場合、車の名義を法定相続人に変更する必要があります。
もし仮にその子供が、残された車が不要でまったく違う第三者に譲る場合には、まずは法定相続人に名義変更をしてから、そのあとで「譲渡」もしくは「売却」というステップが必要なります。
「不要な物」を残された人間にとって、正直2度手間になることは間違いありません。
さらに、法定相続人が複数いる場合、それぞれ同意を取り付ける必要があり、ややこしくなるのは確実です。
とくに市場価値が高い車の場合、莫大な資産に化ける可能性がありお金に関することなのでトラブル必至です。
なるべくなら、生前に決着をつけておくべき問題でしょう。
そもそも、終活を考えてる時点で免許の返納も視野に入っているはずですから、自分に何かあったときのために、早めに行動に移すべきです。
もっとも簡単なのは「自分の手で愛車を処分する」こと。
たとえば、複数の買取業者から1回で同時査定する「一括査定」を利用すれば、事前にどれぐらいの売却額になるか分かるはずです。
いずれにしても、自分の子供たちに面倒を掛ける前に、またあなたの目が黒いうちに、愛車は早めに処分した方がいいでしょう。
自動車保険の解約を考える。
次に、自動車保険の解約について説明しましょう。
もし仮に車を譲り受ける場合、法定相続人に名義を変更したあとで、自動車保険の名義を変更すればいいでしょう。
しかし、自動車保険の場合は『等級』をはじめとする契約内容をそのまま引き継げないケースも予想されます。
たとえば、自動車保険の等級を継続するには同居しているのが絶対条件になります。
このあたり、保険会社によって微妙に対応が変わってくるので、契約している保険会社の保険代理人と連絡を取って契約内容を見直しましょう。
なお、車を譲り受けるのではなく、廃車や売却を考えている場合は法定相続人に名義変更をおこなったあとで、保険の解約手続きをおこなう。
もしくは、単年契約であれば更新しない限り保険契約は継続されるので、そのまま放置しておいても特別大きな問題にはなりません。
ローン残債はどうするか考える。
終活を考えている人に中には「車のローン」が残っているケースも極稀に存在します。
当然、所有者が死亡すれば、相続人に借金は引き継がれます。
よく住宅ローンの契約時にかける『団体信用生命保険』に加入してれば、所有者が死亡しても借金を完済できます。
しかしその一方で、車は住宅とは違って、相続した人がそのままローンの残債を引き継ぐ形になるので非常に厄介な問題になるのは確実。
所有者は、借金をできるだけ早く完済させ、身軽になっておくことが重要です。
もし車とローンを相続してしまい、もしその車が不要で処分するつもりなら、買い取り業者に依頼すると思います。
しかし、『ローンを完済したい!残債があるけど車の売却は可能?』の記事でも書いてある通り、買取額よりローン残債が高い場合には、借金を完済するまで支払うか、ローンがあっても車を売却できる方法を選びましょう。
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ローンを完済したい!残債があるけど車の売却は可能?
ローンの残債が残っている状態で「車の売却」は可能か。 理由は、いくつかありますが、 月々の支払いが苦しくなってきたので借金をチャラにしたい。 新しい車が欲しくなったのでローンを上乗せしたい。 「転勤」 ...
まとめ
終活とはいわゆる過去との決別。残るのは喪失感だけかもしれません。
しかし、本当にそれだけでしょうか。もしかして本当に自分が欲しいものをもう一度見つめてみるチャンスなのかもしれません。
「終活」というキーワードで括ると、非常にネガティブワードに聞こえるが、こんなの「断捨離」または「大掃除」ぐらいに思っておけば、ポジティブになる気もしないでもありません。
いずれにしても、一度立ち止まって残される者の身になってみると、やるべき行動は見えてくるのかもしれませんね。
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