軽自動車の中で、燃費NO.1はどの車か?
軽自動車って「燃費がいい」って言われているけど、実際どの車種の燃費性能が高いのか知らない方もいますよね。
ハイトワゴンやセダン、またスーパーハイトワゴンなどボディタイプによっても燃費が違うのでわかりづらいと思います。
また、グレードごとによって燃費が違うのも事実なんです。
そこでこの記事では、2017年発売されている新車の中で、どの軽自動車がもっとも燃費が良いのか「ランキング形式」にしてみました。
さらには、グレードごとで燃費に違いがあるのでまとめてみました。
もし、あなたがこれから燃費の面から軽自動車を選ぶときになにかの役に立つかもしれないので是非見てください。
目次
2017年軽自動車の燃費ランキングトップ10を紹介する。
軽自動車の1番燃費のいい車は「アルト」の37.0km/L!
まず、いつものように結論から。
2017年現時点で、もっとも燃費の良い軽自動車はスズキの「アルト」
2WD(FF)のCVTになりますが、リッター37.0km/Lを実現しています。
まあ、このランキングはカタログ表記であるJC08を採用しているのでそのとおりの燃費は出ないと思います。
でも、実燃費が8割だと見越しても、リッター30km/Lを実現しているのは立派な数字でしょう。
このランキングを見てもらえればわかるように、現在カタログ表記上でリッター30km/Lは当たり前になってきています。
ハイブリッドシステムのようなコストがかさむ技術ではなく、現在持っているあらゆる技術を洗練させることで燃費を向上させ、それでいて車両本体価格を抑える努力をしているのが軽自動車の魅力。
たとえば、効率的なエンジンやトランスミッションの構造や、空気抵抗を減らすボディ形状の工夫。
また、停止中のアイドリングストップ機能はもう当たりまえすぎるほど当たり前です。
なので、これから軽自動車を「燃費を基準に購入するならリッター30km/Lを目安に考えましょう」
ただこのランキング、あくまで1番燃費の良いグレードだけでランク付けされており、他のグレードを選んでしまうと燃費が一気に下がってしまう恐れがあります。
軽自動車は「ターボ」「4WD」「AT」にすると燃費が悪くなる。
アルトにしても、ラパンにしても、ミライースにしたって全グレードが同じ燃費数値を叩き出しているわけではありません。
グレードによって燃費がまったく違う車種もあるのです。
特に上位ランキングに掲載してある車種の特徴は、「2WD」と「CVT」さらには「NA(ノンターボ)」は必須。
一方で「4WD」「ターボ車」「AT」にするだけで燃費が悪くなるのです。
たとえば、燃費ランキング1位のアルトはNAが37.0km/Lに対して、ターボ装着車のグレードを選択することで燃費は23.6km/Lにガックリと下がります。
また、ターボがグレードに存在しないミライースも、2WDから4WDにすることで燃費が35.2km/Lから32.2km/Lに下がるのです。
つまり、カタログやネット上で宣伝している燃費表記のほとんどは、ほぼ1グレードのみであり、その他のグレードについては燃費が大きく下がる傾向にあるのです。
「アルトはリッター37km/Lも走るから、1番良いグレード買っちゃおうかなぁ」と思っても、1番よいグレード=燃費のよいグレードではないんですね。
そのあたり、自分が狙ってる車種のグレードラインナップを参照しながら、どれぐらい燃費に差があるのか確認しておくべきでしょう。
ちなみに、燃費が落ちるもっとも大きな原因は「ターボ装着」次に「2WDから4WD」「CVTからAT」に変更です。
軽自動車の燃費はボディタイプ別でも大きく変わる。
燃費ランキングを参照してもらえると、ある共通点が見えてくきます。
それは、軽自動車の燃費はボディタイプ別に大きく分けられるということ。
たとえば、上位3つを占めているアルト・ラパン・ミライースは「セダン」クラスという燃費向上に絞ったクラスです。
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一方で、ワンボックスやスーパーハイトワゴンについては上位に姿がありません。
軽自動車の中で、もっとも販売台数が多い「N-BOX」や「タント」も売れている反面、燃費ランキングには入ってきていません。
スーパーハイトワゴンは、ボディサイズや重量の問題で燃費がどうしても他の軽自動車と劣ってしまうのは仕方ない部分ではありますけどね。
その点では、スーパーハイトワゴン「スペーシア」は回生エネルギーで発電するS−エネチャージを搭載しているのでこのクラスの中では、突出して燃費が良いのです(32.0km/L)
スーパーハイトワゴンでありながらリッター32.0km/Lの燃費を誇る「スズキ スペーシア」
「スズキクリーンテクノロジー」と呼ばれる最新の環境技術投入により、クラストップレベルの燃費数値を達成している。
13.0km/L以下でアイドリングストップする独自のシステム、真夏でもエンジン停止中にエアコンが作動する「エコクール」は便利な機能だ。
また、全車に進化版の「S−エネチャージ」を搭載したので、発進して流れに乗るまでスムーズな加速する印象を受ける。
最後に
車の燃費は、維持費を含めたランニングコストの面で基本となるもの。
どんなに車両本体価格が安くても、燃費が悪ければ下手すると「安物買いの銭失い」にもなりかねません。
なので、燃費を基準に選ぶ大切なポイントは、燃費と価格のバランス。
そう考えると、やはり90万円以下で購入できる「アルト」と「ミライース」のコストパフォーマンスはモンスター級なんですよね。
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